鋭いガキは嫌いだよ。 名探偵コナンの嫌いなキャラランキング!100人に聞いてみた結果は!?

名探偵コナンの嫌いなキャラランキング!100人に聞いてみた結果は!?

鋭いガキは嫌いだよ

それ以外の話には興味ない人はすみません。 それまでは別の青黄を投下予定です。 色んな青黄を書きたいです。 次回も来週を予定しておりますが、間に合わなかった場合は再来週になります。 わざわざこうして書くのは尻叩きみたいなもんなので、私のキャプションは別に読まなくても問題ないです。 因みに続きは です。 これも前作と同じように毎回完結していますが、もし続きが思いついたら書くかもしれない作品の一つです。 因みに【】がないタイトル作品は一応その回限りの短編のつもりです。 まあ、まだ一つも【】のない作品上げてないですけど…。 あとショタは7、8歳までしか認めないとか、そういうこだわりを持ってる方にとってはごめんなさいとしか…。 小6でギリギリランドセル背負ってるのでショタに分類させてください。 すみません。 あと黄瀬君がバスケしてなかったり、青峰君や桃井さんを下の名前で呼んでいます。 原作と関係性と呼び方が違いますので注意してください。 スレ瀬君も好きですよという主張です。 黄瀬君がやたら大輝君に口が悪いのはある意味、打ち解けているからです。 さつきちゃんにはもっと優しい口調で話しかけています。 年上峰君が多いといいなと願いつつ、書いたのは何故かショタ峰君でした。 しかし私は年上峰君が好きです。 書く予定はありませんが、ずっと伝わらないアタックを続けていた青峰君が、高1になった時に強引に試合を見に来るようにお願いし、しぶしぶ来た大人になってる黄瀬君が、青峰君のプレーを見て見惚れて、晴れてお付き合いが始まるという設定です。 つまりこの二人がくっつくのは四年後です。 書きたかったのはショタ峰君なので書かないですが。 それに四年後はただの年下峰や。 副題『プリン物語』 追記:ブクマや評価、タグ付けして下さった方達がもう一度このページを開いてくれるかはわかりませんので見ないままかもしれませんが、どれもとても嬉しかったです。 読んで下さった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです!• [chapter:だからガキは嫌いなんだよ] 「キセー。 おーい、まてよーキセー」 ランドセルを背負い、さらに大きなバッグを肩から下げた男の子が、オレ目指して駆けてくる。 まーた大輝君か。 オレはため息をついた。 土地の区画整理とかいうやつで家を立ち退くことになって半年前に引っ越してきたオレは、何の因果か隣の家になった青峰さん家の子供につきまとわれるハメになってしまった。 特に好かれることも嫌われることもしてないはずなのに、何なんだ一体。 やっぱりあれか。 思い当たる節は一つだけあった。 大輝君の幼なじみのさつきちゃんだ。 因みにオレの家の向かいに住んでいる。 まだ子供だけど小さなレディといった感じで、モデルをやってるオレから見てもなかなかかわいい女の子だと思う。 どうもお年頃のようで、本人曰く「大ちゃんに聞いてもムダなんだもん」とのことで、やたらとオレに髪に飾ったリボンやら、買ってもらったばかりの服を着ては感想を聞いて来るようになった。 どうやら意中のクラスメイトに自分のことを好きになってもらいたくて、必死にアピールしてるようだった。 女の子のそういう健気なところは純粋にかわいいなと思う。 おかげで大輝君にからまれるハメになったけど。 さつきちゃんはかわいいから大輝君が好きになるのはわかる。 だけど、そのことでオレに嫉妬して嫌がらせをしてくるのはどうにかしてほしい。 嫉妬も嫌がらせもしたきゃ勝手にすりゃいいけど、する相手が間違ってるだろ。 どうせやるんなら、さつきちゃんの好きな男の子にしろよ。 えーっと、確かテツ君とかいう名前の子。 その子にしとけ。 まあ大輝君から見れば、テツ君とやらもオレもどっちも気に入らない存在なのかもしんないけど。 「……大輝君。 オレ、呼び捨てにすんなって何度も言ったよね?」 「おう、何度も聞いた!けどオレ、よびすてにしないなんて一度も言ってないぞ」 「……ったく、これだからガキは嫌いなんだよ」 「うそつけ、お前オレと同い年のさつきにはやさしーじゃねーか」 「さつきちゃんはいい子でかわいいから特別なの。 大輝君は生意気でかわいくないガキだから、お兄ちゃんどうしても好きになれないなー」 「……なんだよ。 ガキガキって言うけど、キセだってガキだろ」 「あっれー。 大輝君、知らないの?『名探偵コンナン』のコンナン君がよくナレーションで言ってるでしょ。 見た目は子供、頭脳は大人って。 あれはつまり、高校生は大人ってことなの。 わかる?」 「キセは高校生だけど、まだ18になってないからアダルトビデオ見れねーじゃん。 子供だろ」 「……って、判断基準がAVかよ。 せめて自動車の運転免許とかなら、まだかわいげもあったのに」 っとにかわいくねーの。 ちったーさつきちゃんを見習えよ。 ……いやでも、さつきちゃんみたいにいつも笑顔をふりまいてる大輝君って想像するだけで不気味だから、やっぱり見習わなくていいわ。 「だいたい、キセはコンナンとちがって見た目は大人、ズノウは子供だし。 オレ知ってんだぞ、いつも赤点スレスレだってこと」 「だからって先生に言われるならともかく、オレよりバカにバカって言われたくねーんだけど」 「まだバカって言ってないだろ。 ズノウが子供だっつったんだよ、バーカ」 「今バカっつった!つーか、黄瀬さんか黄瀬君って呼べよ。 もしくはお兄ちゃんでも可」 「やだよ、気持ちワリー」 「ああ!?」 「キセって姉弟で一番下だもんな。 もしかしてお兄ちゃんってよばれるのにあこがれてたりすんのか?」 ……こいつ、バカのくせに鋭いな。 別に弟や妹がほしいってわけじゃないんだけど、ちょっと呼んでもらいたい願望ならあったりする。 誰にも言ったことねーけど。 「そっ…んなことないもんね!大体それ言ったらキミだって、一人っ子だからお兄ちゃんって呼ばれたことないくせに」 「まーな。 でもオレは、キセからお兄ちゃんってよばれたいと思ったことなんて一度もないぞ?」 「当たり前だ!とにかく、呼び捨て禁止だから」 「えー。 キセって短くてよびやすいのに」 「ダーメ!これから黄瀬って呼んだら、こっちも大輝君じゃなくて大輝って呼んじゃうぞ。 いいのかなー?」 オレはわざと意地悪な言い方をしてみせたというのに、大輝君にはこの攻撃はまったく効かなかったみたいだ。 だって何でかわからないけど、腹立たしいほど嬉しそうな顔してやがる。 何だこの顔。 例えるなら給食にプリンが出た日、欠席の子の分のプリンを賭けた争奪戦で勝ち抜いたような顔だ。 まあオレ、大輝君がプリンを好きかどうか知らねーけど。 「……いいな、それ」 「は?」 「オレ、これからもキセってよぶわ!」 「何でだよ!」 「またあとでなー」 あーもう、ほんっとかわいくねー。 大輝君が通う小学校は、オレが通ってる高校のすぐ近くにある。 目と鼻の先とまではいかないけど、ちょうど今オレが立っている曲がり角の右へ五十歩進んだ所が小学校で、左へ百歩進んだ所がオレの高校だった。 こういうのも五十歩百歩というんだろうか。 いや、言わないな。 どんどん小さくなっていく大輝君の後ろ姿を見ながら、オレは本日二度目のため息をついた。 しかし……またあとで、か。 あーあ、どうせ大輝君の言ったとおりになるんだろうな。 単純に学校が近いっていうのもあるけど、部活をしてないオレと大輝君が帰る時間帯は大体同じだった。 おかげで学校が違う(どうでもいいけど、小学校と高校の場合でも他校ってひとくくりにしちゃっていいものなんだろうか)にもかかわらず、オレと大輝君はいつも一緒に登下校してる仲良しさんだと周囲に思われていた。 大変不本意ながら。 つーか、行きはまだわからないでもないけど、さすがに帰りまで一緒なのは不自然だろ。 何でこう出くわすんだ。 まあモデルの仕事が入った時は、そのまま事務所に寄って帰るから当然別々になるけど。 そんな時は決まって大輝君ががっかりするもんだから、妙な罪悪感がわいたりもする。 普段は生意気で腹が立つけど、そういうしおらしい態度の時限定でかわいく見えないこともない。 絶対に言わねーけど。 だって大輝君はオレに嫌がらせしたいだけだし。 今は冬になったからいいものの、夏の嫌がらせは本当に最悪だった。 やたら自分が捕まえたセミとかザリガニを見せびらかしてきたけど、オレ虫とか好きじゃねーし。 その上、やたらと「やる」って押しつけてきたけど、高校生にもなってセミの抜け殻なんかいるかっつーの。 ったく、今思い出しても腹が立つ嫌がらせの数々だ。 冬は昆虫が大人しくて助かったわ。 放課後になれば、そんな嫌がらせをしてくる大輝君とオレはまた二人きりにならないといけないのかと思うとげんなりした。 だがオレの予想は見事外れた。 帰る気満々だったオレは、運悪く下駄箱の前で呼び止められてしまったからだ。 「黄瀬君、ちょっといいかな」 オレは「何?」と笑顔で振り返ったものの、内心では面倒だなという気持ちでいっぱいだった。 目の前にいるのはオレが何度も断ったにもかかわらず、めげずに告白してくる同じ一年の女の子だったからだ。 世間ではこういうのを健気と言うんだろう。 わかる。 わかるよ。 オレも傍からさつきちゃん見てる分にはかわいいと思うから。 だけど、特に興味も持てない女の子からしつこくアプローチを受け続ける当事者ともなれば話は別だ。 はっきり言って面倒以外の何物でもない。 「あの……黄瀬君が誰ともつきあう気がないんなら仕方ないもんね。 私、あきらめることにする」 よっし!オレは心の中だけでガッツポーズをした。 「その代わり、最後にお願いがあるの」 「いいよ、何?」 オレは彼女のお願いとやらを聞く前に了承した。 もちろん内容にもよるけど、たった一回何かしてあげるだけでしつこくまとわりつかれなくなるのなら、オレにとっても願ったり叶ったりってやつだったからだ。 念のために言っておくと、別にオレは彼女のことが嫌いというわけではなかった。 ただオレは昔からソクバクされるのが大嫌いで、彼女は典型的ソクバクしてくるタイプだったのだ。 つまりオレにとって相性が悪すぎた。 彼女のお願いは「キスしてほしい」だった。 それを大切な思い出にするとかなんとか。 正直なところ、オレには理解できない発想だ。 だってあきらめようとする相手にキスをねだってどうすんだ。 それって、忘れられなくなって余計にあきらめられなくなるんじゃねーの。 まあ思ってても言わねーけど。 キス一回であきらめてくれるもんなら安いもんだし。 そんなわけで、いつもオレと一緒に帰る大輝君の位置(列車じゃないから指定席って言い方だとおかしいんだろうな)に今日は同い年の女の子が並んだ。 野口さんだか樋口さんだか福沢さんだか彼女の名前は覚えてないけど、これからも覚える必要はない。 姉ちゃんには「アンタ最低ね」と言われたことがあるが、フった相手の名前をいつまでも覚えている方がオレからすれば最低なわけで。 忘れてあげた方(もっと言えば最初から覚えもしない方)が、彼女達も次の男に乗り換えやすくていいんじゃないかと思ってる。 だから、これからも今のスタンスを変えるつもりはない。 「ねぇ、腕を組んでもいいかな」 オレはいいとも悪いとも言ってないのに、彼女は勝手にオレの腕に自分の腕をからめてきた。 まあいいけど。 オレは彼女に腕を組まれながら、今日は大輝君先に帰ってればいいなと思った。 だって明日からかわれそうだし新しい嫌がらせのネタができたと喜びそうだ。 それとも、さつきちゃんにオレには彼女がいるって喜んで報告するんだろうか。 どっちにしろ、喜びそうだな。 まあいいけど。 別にからかわれるぐらいなら慣れてるし。 でも、できればいないでほしいなとオレは思った。 しかし大輝君はいた。 あの曲がり角に、ちょうど今来たばかりみたいだ。 しかもオレの予想に反して、何とも言えない複雑そうな顔をしていた。 何だその顔は。 欠席の子のプリンをゲットしたと喜んでたら、その子は本当は休みではなく病院に寄ったから遅刻してきただけで、よりにもよって給食の時間に教室に入ってきて「そのプリン、私食べるから」と言われてしまった時のような絶望感漂う顔しやがって。 そんな絶望のどん底にいるような顔をした大輝君に、オレはただ「またね」と声をかけただけで通り過ぎた。 彼女さえいなければ何があったのか聞いているところだが、オレは部外者の前で大輝君の深刻(かもしれない)話を聞くのは嫌だった。 だから敢えて聞かなかった。 大輝君は何も言わなかった。 言わなかったけど、恨めしそうな目でオレを見てきた。 オレはそれを見て見ぬフリをした。 きっと今頃、オレを冷たい人間だとでも思ってるんだろう。 まあいいけど。 オレ、人にやさしくとかできないし。 姉ちゃん曰く、「アンタ最低ね」だし。 彼女が「知り合い?」と聞いてきたので、オレは「近所の子」とだけ答えておいた。 「もしかしてあの子が黄瀬君と登下校一緒にしてる男の子?」 「まあ、そんな感じ」 オレが望んでそうなったわけではないので否定したい気持ちもあったが、実際いつも登校していたのは事実だったので曖昧に肯定しておいた。 オレは恋人でもない女の子に家を知られるのが嫌だったので(まあ彼女が知ろうとしたら、簡単に調べられることくらいわかってるけど)、ここからすぐ近くにある公園に彼女を誘った。 この公園は不審者が出ることが多いとかで、近寄る人はあまりいなかったからだ。 まあ単純に不審者が出る出ない関係なしに、つい最近近くにできた遊具が充実した新しい公園に客層を奪われたんだろう。 古くなった公園の近くに公園を作るなんて、むごいことをするもんだ。 まあオレがガキだったとしても、迷わず新しい公園を選ぶけど。 つーわけで普段ならばオレも近寄らない公園だったが、人に目撃されて困るようなことをするには格好の場だった。 公園の奥にあるトイレの入り口あたりにでも隠れてするか……いや、女の子だからもっとムードがある方がいいのか。 なら、あの目の前の木がたくさん生えてる所でもいいかな。 公園の中に足を進めようとしたら、さっきまで軽く彼女から掴まれていた腕に力が込められたことがわかった。 オレは足を止めて無言で見下ろすと、彼女はもうする気満々だった。 俗に言うキス待ち顔でいたからだ。 なるほど、ここでしろってことか。 まあいいけど。 幸い、あたりに人はいないし。 とっとと終わらせて、とっとと帰ろう。 彼女の肩に手を置いて少し屈んだところで、邪魔が入った。 すごいスピードでボールが飛んできたのだ。 オレは持ち前の運動神経で、ギリギリかわすことに成功した。 ボールはそのまま勢いよく木にぶつかって、跳ね返っていた。 結構な衝撃だったのは音からしてもわかったが、視界に入った枝が何本か木の下に落ちていたのが目に見える証拠のようだった。 おいコレ、バスケットボールじゃねーか。 こんなの思いっきり投げるとか何考えてんだと、オレはボールが飛んできた方向に振り返ると、そこにはさっき別れたはずの大輝君がいた。 他に誰もいなかった。 つまり、このボールは大輝君が投げたんだ。 オレめがけて。 この野郎。 その肩から下げた大きなバッグの中身は、教科書じゃなくてバスケットボールだったのかよ!つーか、オレの顔はゴールリングじゃねーぞ。 「おいこらクソガキ!この顔は商売道具なんだ。 傷つけたらタダじゃおかねーからな!!」 オレは凄んで見せたが、驚いて逃げだしたのは何故か大輝君でなく、キスをする約束をしてた彼女の方だった。 そういやオレ、女の子の前では一度も怒った顔を見せないで笑顔だけふりまいてきたんだっけ。 「こんな人とは思わなかった」って、幻滅させちゃったかもな。 そんで明日には今日のことが噂になってたりして。 まあいいけど。 そうなったとしても、噂の真偽を確かめに来る女子がいたら、いつもの満点スマイルで「オレがそんなことするわけないじゃん」とか言えば、どうせみんな簡単にオレの方を信じてくれるだろうから問題なしだ。 問題は目の前にいるガキだ。 前々からオレのことが嫌いだとは思っていたが、まさか本気で投げたボールで顔面を狙われるほど嫌われてるとは思わなかった。 オレの反射神経があればこそ避けられたのであって、普通の人なら顔面強打して鼻の骨がへし折れたか、前歯をへし折られたかのレベルだ。 バスケットボールでドッジボールをするなって話だよ。 というか、こいつまさか体育の授業でも殺人ドッジボールやってるんじゃねーだろーな。 こんな剛速球、小学生が取れるわけないだろ。 確実に致命傷与えちゃうだろ。 なんちゅー恐ろしいガキだ。 「おい、黙ってないで何とか言えよ。 何でボールで顔を狙った?モデルできなくなったらどーしてくれんだ」 「……何でキスしようとしてたんだよ」 「あ?」 「……だから、キスだよ」 ボールの勢いはどこやら、投げた本人は何を言ってるか聞き取るのが困難なぐらい元気がなかった。 「キス……」 ああ、そういやキスしないといけないんだった。 でも、もうその彼女はいないし、しなくてすんだかも。 あんまり気乗りしなかったし、このまま有耶無耶にしちゃうかな。 彼女もオレを怖がってたみたいだから、約束をなかったことにしても文句はないだろう。 「……カノジョなのか」 「え?いや違うけど」 「お前、カノジョじゃねーのにキスしようとしてたのか!?信じらんねー!!」 今度は急にテンションが上がった。 アレか、もしかして情緒不安定なのかこの子。 「だってキスしてくれって言うから、仕方ないだろ」 「……してくれって言ったら、キセは誰とでもすんのか」 いや、そんな遅刻してきた子がプリンを食べるところを見ながら、「本当なら争奪戦に勝ち抜いたオレが、そのプリンを食べていたはずなのに」みたいな顔されても。 調子狂うなー、もう。 「別にそういうわけでもねーけど。 でもあの子、つきあってくれってしつこかったし。 キスしたらあきらめてくれるって言うから」 「……サイテーだ」 「どっちが?」 「……どっちも」 「まあ確かにオレって最低かも。 人間関係は楽な方をすぐ選ぶし。 面倒ごとは昔から嫌いだし。 そんなに冷たくした覚えのない家族の姉ちゃんにすら『アンタ最低ね』って言われたくらいだから、まっとうな人間から見たらオレの言動なんてクズかもね」 「……別にオレはそこまでは」 「いいよ、今更フォローとか……つーか大輝君さ、オレのこと嫌いなんでしょ」 「はあ!?」 「だから、いつも嫌がらせしてくんだよね?オレを怒らせてそんなに楽しい?」 「キセ、オレは……」 「オレはね、全然楽しくないよ。 こんな風にボールまで投げつけられてさ。 キミ、当たったらどうなるか考えなかっただろ」 「それは悪かったけど……オレは別にお前のこと」 「へー、悪かったですむと思ってんだ?だからガキは嫌いなんだよ。 いつもいつも嫌がらせしてきてさ。 大輝君は一方的にオレを嫌ってるつもりかもしれないけど、オレだってキミのことなんか大っ嫌いだから」 「……」 何だその顔。 仕方がないから自分のプリンだけでガマンしようとフタを開けたまではいいけど、うっかり手が滑って床に中身をぶちまけてしまい、絶望の真っただ中って顔は。 まあ本来二つ食べれたはずのプリンが、一つも食べられなくなったら辛いのはわかるけど。 しかし、さすがというべきか。 子供は立ち直りが早い生き物らしく、今はもう顔を上げてオレの制服のネクタイを掴もうとしてる。 いやいや、ネクタイなんて掴んでどうすんだよ。 と思った瞬間には、力いっぱい引っ張られて思わず体勢を崩してしまった。 あっぶね、こけるかと思った。 文句を言おうと顔を上げたところで、ネクタイを引っ張ったままの大輝君に唇を押しつけられた。 そして、すぐにそれは離れた。 「……は?」 オレはその行為の意図がわからず、大輝君の唇が当たった右頬を押さえながら茫然としてると、「い、いやがらせだ。 バカヤロー!」と大声で言い切られた後にあっかんべーまでされてしまった。 別に虫なんて飼ってないけど、さっきのボールのおかげですっかり虫の居所が悪くなっていたオレは、冷静な判断ができる状態ではなかった。 わかりやすく言うとプッツンきた。 怒ってんのはどっちだと思ってんだ。 オレのネクタイを掴んでる大輝君の手を上から掴んでしゃがんだオレは、今度は自分から唇を押しつけた。 大輝君のように頬ではなく、唇にだ。 もちろんすぐに離したが、お返しは忘れない。 「嫌がらせっつーんなら、こんくらいしてみろ。 クソガキ!」 ふふんと勝ち誇って大輝君の顔を見たら、いっそかわいそうになるぐらい動揺していた。 おいおい。 さっきまで腹が立って仕方がなかったのに、そんな慌てふためいた様子を見せられたら、怒りなんてどこかに吹き飛んじゃっただろ。 オレも単純だな。 オタオタするのをやめたかと思った次の瞬間には全力で駆け出して行った大輝君の後ろ姿を見て、オレはようやく自分がしでかしたことが、いかにやばいかということに思い至った。 やってしまった。 オレは、ガキ相手になんつー大人気ないマネを……でもまあ相手が男の子でよかったかも。 女の子なら、責任取ってなんて言い出す子が出て来るかもしれないが、男の子でそれはまずないはずだ。 あと調子に乗って舌まで入れなくてよかった。 それから三日経ったが、大輝君はオレの前に姿を現さなかった。 偶然鉢合わせたこともあったが、オレに気づいた途端慌てて逃げるようにどこかへ走っていくようになった。 さすがに嫌われたらしい。 いや、それは最初からだったな。 おかげで登下校を一人でするようになったが、別に寂しいなんて思っていない。 オレは元々、男友達なんていなかったし。 いつもの日常に戻っただけだ。 そうだ。 引っ越してくる前のオレの生活に戻っただけ。 やはり小学生と高校生が、行き帰り一緒なのは不自然だったんだ。 よく出くわすと思っていたが、気づいてしまえばなんてことはない。 大輝君がいつもオレに合わせてくれてたんだ。 行きはオレが家の門を開ける音を聞いてから家を出て、帰りはオレが来るまであの曲がり角で待ってたんだ。 しかも待っているとオレに気づかせないために、ちょうど来たばかりに見えるようにいつも装っていたんじゃないだろうか。 まあ、これは全部ただのオレの憶測だから正解かどうかなんてわかんねーけど。 でも毎日嫌と言うほど何度も会っていたのに、ここ三日間の異常な遭遇率の低さを考えるとそうとしか思えなかった。 今は避けられてるから、そりゃ会わないわけだ。 何でいつもオレと登下校の時間を合わせてきたのかはわからない。 昨日までは、そこまでしてオレに嫌がらせをしたいなんてご苦労なことだと思っていた。 だけど何故か今日になったら、本当はオレと友達になりたかったんじゃないか、なんて気がしてきたから不思議なもんだ。 でもアイツ、オレと違って男友達多いらしいからそれはないか。 男友達に困ってなさそうだもんな。 さつきちゃんから聞いた話だと、どうやらオレと大輝君の人間関係は正反対らしい。 いつも女の子に囲まれて男友達ができないオレと、いつも男の子に囲まれて女友達はできないらしい大輝君。 だけど、そのことを教えてくれたさつきちゃんは大輝君と仲がいいわけで。 いるじゃん、女友達。 オレは男友達いねーけど。 つーか、まあいくら考えたって、実際はどういうつもりだったかなんて大輝君にしかわかんないし、オレも聞くつもりはないから、ずっと知らないままだ。 だから家を出る時に姿を見せなかったことと、帰りにあの曲がり角で待ち伏せてなかったことだけがオレにとっての事実だ。 そして今日でそれは三日目だ。 きっと明日になってもいないんだろう。 そう思っていた。 だが、オレの予想に反して大輝君はいた。 オレの家の前でうずくまっていたのだ。 オレは自分の予感的中率の低さにげんなりした。 そりゃテストのヤマも外れるわけだ。 オレはため息を一つついて、うずくまっている大輝君の横を通り過ぎた。 いや、通り過ぎるはずだった。 だが、目の前のうずくまる存在に呼び止められてしまったため、それは叶わなかった。 「おい、何でムシすんだよ!」 いや、何でと言われても。 「ずっとオレのこと避けてたから、次からオレを見かけても話しかけてくんなアピールしてたのかと思って」 「ちげーよ!!……気まずかったんだよ。 わかれよ、そんくらい」 「わかんねーよ。 オレ、エスパーじゃないし」 「……だいたい、もしそーだったら、家の前にいるわけないだろ」 まあ、それもそうか。 話しかけてほしかったの?」 「ばっ……!」 「違うの?」 「……わかれよ」 いや、そんな唇尖らせて、いかにも拗ねてますってポーズを取られても。 だから、わかんねーよ。 さっきから大輝君はやたらオレにわかれわかれと強要してくるが、今までの言動でわかることなんて限られてるだろ。 「何度も言うけど、言われたことしかわかんねーよ。 だからオレがわかってるのは、大輝君が嫌がらせでオレの頬にキスしたことだけだって」 「ちげーよ!!キセはオレの気持ちの何一つわかっちゃいねー!」 「だってキミが言ったんだろ。 嫌がらせだって。 オレにわかってもらいたきゃ、嘘つくなよ」 「……じゃー、キセは何でオレにキスしたんだ」 「んなの、嫌がらせに決まってんだろ」 「……お前、ほんっとサイテーだな!」 「キミに言われたくはないけどね」 つーか、何で今オレがキスのことで責められてんだ。 先にしたのはキミだろーが。 あれ、でも嫌がらせじゃないんだっけ。 さっき怒ってたし。 結局、大輝君が何のつもりでキスしたのか、何故今怒っているのかがさっぱりわかんねー。 「いやがらせで誰とでもするとか……」 「いや、誰にでもはしねーよ。 さすがに」 「……しねーのか」 「当たり前だろ。 まず女の子にしたら嫌がらせになんないだろ、オレの場合」 「……んじゃー、おっさんだったら」 「……それはオレのHPが削れるから、やんねーよ」 「じゃ、それじゃー」 「キミだけに決まってんだろ」 「お、オレだけなのか……」 「そもそもキミしかいないだろ。 嫌がらせでオレにキスしてくる奴なんて。 あ、そういや嫌がらせ以外の意味があるんだっけ?」 「イミ……」 「つーか、家の前で積極的にしたくない会話なんだけど、もう帰ってもいい?」 「い、イミならある!」 「何?」 「……もっとこっち来てくんねーと、言えねー」 さっきまで何度も大声出してた奴がよく言うよ。 今更恥ずかしくなったってか。 「へーへー。 これでいい?」 ヒソヒソ話でもするのかと思ったオレは、耳が大輝君の口の前にくるように屈んだ。 するとオレが予想していたヒソヒソ声ではなく、何故かリップ音が聞こえた。 「……は?」 今、キスされたよな。 右頬に。 え、何で? オレが目をパチクリしてると、眩しいくらいの笑顔の大輝君と目が合った。 「オレにしかしないんだよな、キス」 おい、何だその誤解を招く言い方は。 オレはあくまで嫌がらせのキスはって意味で言ったんであって、大輝君としかキスしないとは言ってないぞ。 つーか、前にキスしてきた時に、オレに返り討ちにあって懲りたんじゃなかったのか。 「なあ、オレはいやがらせしたんだから、キセも早くいやがらせしろよ」 嫌がらせってキスのことだよな……しかもこの流れだと、口にする方のキスだよな。 いやいや、嫌がらせって相手が嫌がることをするもんだろ。 何だ、キミのその嬉しそうな顔は。 まるでプリンを落として絶望してたら、一部始終を見てた先生に「大輝君、私のプリンあげるから元気出して」と同情して譲ってもらい、地獄から一転、天国に浮上したみたいな顔は。 オレ、そんなにテクニシャンだった?いたいけな少年がキスに病みつきになるレベルで気持ちよかった? もしかして、うっかり変な方向に目覚めさせちゃったのか。 どうしよう、この子がキス魔になっちゃったら原因を作ったオレが責任取らないといけないのか。 「なあ、いやがらせはー?」 やめろ。 そんなプレゼント待ちみたいな顔したって、オレはお前にやるプリンなんて持ってねーから! 冗談じゃない。 大体、楽しみに待ってる(ように見える)相手にキスしたって、それはもう嫌がらせになんないだろ。 むしろオレ自身への嫌がらせになっちゃうだろ。 しねーよ!だから、そんな期待の込めた目でオレを見んな。 こうなったらオレが取るべき行動は一つしかない。 とりあえず全力ダッシュしてここから逃げることだ。 オレは自宅の前まで帰って来ていながら、後にするという間抜けな行為をするハメになってしまった。 「あっ、おいまて。 キセ逃げんな!」 逃げるに決まってんだろ、バカ。 「まてってばー」 って、こいつ追いかけて来るのかよ!どんだけオレに嫌がらせという名のキスされたいんだよ。 「つーか、呼び捨て禁止って言ったろ。 オレも呼び捨てにすんぞコラ!」 「いいからはやくよべって。 ずっとまってんだから」 「まってたの!?」 どうなってんだ。 まってたってことは呼んでほしかったってことか。 なら呼ばねーよ!喜ばしてたまるかよ。 つーか、何なんだこのガキ。 キスも呼び捨ても嫌がらせにならないって、一体何したら嫌がるってんだ。 意味わかんねーよ! 「キセー!」 「呼ばねーよ!!お母さんにでも呼んでもらえっ」 つーか、このガキ足はえー!このオレのリーチと速さを持ってしても、すぐにまけないってどうなってんだ。 「さつきと同じで大ちゃんよびしかしてくんねーよ」 「小6にもなって、まだ大ちゃん呼びなんだ!?ならオレがキミのお母さんに、呼び捨てしてくれるようお願いしてあげるから!」 「いいからキセがよべって」 「呼ばねーってば。 つか、ついてくんな!」 「じゃー、せめていやがらせしろよー」 だから楽しみにしてる奴にしても、嫌がらせになんねーだろーが。 「あんな諸刃の剣、二度とすっか!」 これがまさか四年後には二度どころか何度もするようになる関係になっているとは、この時のオレには知る由もなかった。

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人間嫌いの鬼狩り

鋭いガキは嫌いだよ

射手座の性格と気質 私はいて座ですので少し詳しめに話していきたいと思います。 まずギリシャ神話の話になります。 ケイロンという賢者がいました。 彼は上半身が人間で腰から下が馬という、ケンタウルス族になります。 ケイロンは不死身の体を与えられており、大神ゼウスの父「クロノス」及び水の精「ピリュラ」から生まれてきた子供になります。 つまりゼウスとは兄弟の関係になります。 太陽の神アポロンと月光の女神アルテミスなどから、 音楽・医術・予言術・狩猟などありとあらゆる学問を学び、博学でした。 生徒の中には人間のヘラクレスも混ざっておりました。 ヘラクレスは他のケンタウロス族とともにケイロンの指導を受けていましたが、ある日ヘラクレスと他の生徒と喧嘩が発生してしまいました。 怒ったヘラクレスが弓を撃ちました。 ヘラクレスが放った矢は、偶然にも洞窟の中にいたケイロンの膝を射抜きました。 さらにこの矢にはヒドラ(クラゲ)の猛毒が塗られていたのです。 そのためケイロンは不死身の肉体を与えられていたのにもかかわらず安らかに死ぬことができず、 猛烈に苦しみに苦しみぬきました。 ついに痛みに耐えきれなくなったケイロンは、英雄プロメテウスに自らの不老不死の能力をあずけることによっていよいよ亡くなることができたのです。 このケイロンが天空に登って出来た星座、それが射手座です。 ケイロンが弓に矢を引き、狙ったものを今すぐにでも射ろうと力強く弓を引く姿が描かれます。 射手座という名前は、矢を放つケイロンの姿から来たものです。 豊富な知識を持っていたケイロンから見えるように、射手座は、知識や向上心が非常に強い性質です。 射手座の人は旅行が好きな人が多いかもしれませんが、旅行は頭だけでなく、行動も必要とするので、いて座にピッタリの趣味になるのです。 性格としてはさっぱりしていて物事に対してそこまでこだわりもありません。 あきらめや早く、束縛するのもされるのも抵抗を感じます。 飽きてしまうとさっさと放り出してしまう点もあります。 気がむくままに、やりたいようにやれる悪ガキのような存在ですが、射手座にとってそれが一番幸せなのかもしれません。 反面、何を取り組んでもなかなか極めることが出来ない持久力のなさと希薄さが短所になります。 雑学の大家にはなれても、一つの道をきわめたスペシャリストという道は難しいとうことも感じることもあるでしょう。 自分勝手だけど寂しがりやで、自分が淋しいときは構ってほしいくせに、寂しくないときには、人にとても冷たいところがあります。 おっちょこちょいでよく忘れ物や落とし物をします。 決まっているようでなぜか100点はとりにくくコケ芸が入っているところもあります。 それでも憎まれないのは、親切で裏表が全然ないからかもしれません。 諦めやすいというのはビジネスの現場では粘りがない、という欠点に結びつきやすいものです。 あきらめが肝心という言葉もありますが、継続や長期戦に弱いということころは、成功を途中でつかみ損ねてしまう場合が多いでしょう。 思考が行動に直結することは、言われたことがすぐに形になりやすいというメリットもあり、実際に仕事上では評価されることも多いです。 ただし失敗した時のダメージは大きいものになります。 短絡的な思考や、行動を制御してくれる相棒や相方を見つけながらも、 鋭いひらめきと行動力を武器にしていくことによって道が開けるかもしれません。 射手座の人生の方向 射手座の守護星は木星になります。 木星というのは、寛大、公平、幸運を表わしています。 射手座生まれは持って生まれた強運の持ち主なのです。 射手座生まれの人は、名誉や肩書にはほぼ無関心。 自らの自由を求めれば安定することは得られず、安定に甘んじてしまうと自由は遠くなってしまうという。 二つのうちどちらの面をとればよいのかが非常に悩みどころになってきます。 一つのところに縮こまったり、とどまっていることは苦手であります。 一生のうちに様々な職業を体験経験する可能性もあります。 自分の興味のある範囲でとにかく動きまくった結果、危険かもしれないけどスリリングな人生を送ることができるのです。 社会人になっても勉強意欲や向上する心を忘れることはありません。 自ら必要となったら学校に通ったり、勉強会やセミナーに行ったり、習い事をしたりと趣味を第二の職業として上手いこと成り立たせてしまうこともあります。 良い意味でプライドがありません周りが若者の中でいまさら学校に通うのは恥ずかしいとか意味が無いのでは?というような懐疑的な思考がありません。 他人の目を気にすることはなく、目的をみつけると、矢が一直線に飛んで行くように、まっしぐらに行動します。 要は単純なのです。 ひとつの道をやっていこうと行動していきますが、もうこれ以上学ぶものがないと思ったらぱったりと辞めてしまうこともあります。 つまらないと思ったことに対していつまでも執着心はありませんし、同じことの繰り返しで、目新しく感じられないことに対してもとっとと目を話してしまうでしょう。 やればやるほど自分自信の能力値を伸ばせると確信することができれば自分の決めた道を歩めるようにしっかりと行動していくでしょう。 道がけわしかったとしても自ら面白いと感じたことに対しては行動できる力は十分に持っています。 射手座は 世間一般常識に流されない、少数派ながら強い自我を持っています。 自分の選んだ生き方が、世の中的に見ておかしいと言われても、またはいわゆる負け組と称される部類のものだったとしても、 自分自信がしっかりと目指す道があるのであれば、まったく意に介しません。 裕福で地位もある暮らしをしていても、やりたいことを我慢し、本当の自分を発揮できない生活は、射手座にとってどんなことよりも不平不満になるのです。 極端に言えば、王子様や女王様の暮らしよりも、スナフキンのような旅人的に自分自身を発揮できたり発見や収穫を得ることができる人生を送れれば満足なのです。 学業では、劣等生努力型ではまったくないにもかかわらず、つねに平均以上の成績をあげるタイプです。 先生の好き嫌いでその科目自体が好きか嫌いかはっきりしてしまうある意味単純な傾向があります。 本当は才能があるのに才能をつぶしてしまっていることもあるので、先生が嫌いだからその科目も嫌いという心理を発生させない努力をできたらと思います。 射手座の恋愛と愛情 次から次へとパートナーを変化させていこうとする思考があります。 ただし、周りからは遊び人とみられる可能性が高くても本人は決して遊びではなくいつでも真剣。 それが射手座の恋愛の特徴なのです。 恋愛だけでなくあらゆることにスピードを求めるいて座にとって恋のテンポもまた早いのです。 恋心を自覚したとたん、感情が高なっていき、情熱的に相手に対してアプローチをしていくでしょう。 ところがどっこい相手がようやく愛を感じ始めた頃に、早くも冷めていく自分がいるのでちぐはぐしてしまうのです。 文字どおり、熱しやすく冷めやすいというのは恋愛に当てはまるとトラブルの原因になる可能性もあります。 この傾向によって誤解されやすい性格であることも事実ですが本人は悪気はありませんので攻めすぎないようにしましょう。 射手座の仕事 自由と変化に合わせて素早さとスピードを兼ね備えた職業が、射手座生まれの人には向いています。 規則やルールが厳しく自由にできなかったり、単純作業の繰り返しをひたすら行うと行ったことは最も苦手とするところです。 そして変化のない仕事には向きません。 スピード感のない仕事や暇すぎる仕事もよくありません。 そして行動範囲が狭い仕事にも向いていません。 腰を据えた仕事についても嫌いではなく、そつなくこなしていくのですが基本は外に活動したいタイプです。 行動力を仕事のほうが楽しいと感じるでしょう。 人並な価値観についてはどうでも良いと思えてきます。 広い範囲で欲を持って沢山の経験をしてより道をしまくっておいたほうがおいおいの人生に影響してくるでしょう。 仕事もしっかりこなしていきますが、仕事とは別の自分の世界について持っていないと、ふと自分が崩れてしまいそうになります。 仕事をしながらも趣味のサークル活動をしたり、自らサークルづくりをしたり、副業を通しての仲間を増やしていくなどと、他の人がしていない行動をすることによって良い影響をもたらすかもしれません。 射手座の金銭感覚 お金に対する執着は、ほとんどありません。 金銭運は射手座のあなた自身の精神性を重視するかそれとも物質的な面を重視するのかで、大きく異なっていくようです。 前者であれば高い金運を持つということはあまりないかもしれません。 しかし後者なら、大望をもってエネルギッシュに進みます。 但しこれについては後天的にも変えていくことが出来ますのであまり気にしないほうが良いかもしれません。 将来にそなえて地道に貯金や保険に入るよりは、 自分への投資として、勉強やセミナー、サークル活動や旅行に行ったり、自分の好きなことにお金を使い込むタイプです。 貯蓄ということには殆ど価値を感じませんが、万が一のときあったときに本当に大変なので(射手座の私自信も体壊したときにしんどかった)3ヶ月位は生きて行けるだけの貯金はもっているとよいでしょう。 欲しいものがあったらスグにでも手に入れたいと思うところがあります。 それは深夜にアイスが食べたかったらジャージだろうが髪がボサボサだろうがコンビニに行こうと行動してしまうような感じになります。 自分が手に入れたあとは節約志向に転向することが出来ます。 射手座の開運の要素 エレメント:火 要素:寛大 短所:問題の隠蔽 性格:適応力 強いサイン:自由 数 3 、 12 、 21 色 紫、藤色 方角 南南西 宝石 トパーズ、ルビー 植物 ユリ、柊(ひいらぎ)、アスパラガス 鉱物 錫(すず) 味 ピリッとした辛味 香り 月桂樹の香り 音 サキソフォンの音 射手座と相性のいい星座 相性のいい星座 獅子座、牡羊座 信頼できる星座 水瓶座、天秤座 射手座と注意したい星座 相性の悪い星座 魚座、乙女座、双子 射手座についてはコチラからも 他の星座についてはこちらからも.

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君のような勘のいいガキは嫌いだよ (きみのようなかんのいいがきはきらいだよ)とは【ピクシブ百科事典】

鋭いガキは嫌いだよ

その後、フィディールはハインツに手を引かれて草原の要塞に戻ってきた。 日が傾いて紺色を帯びた空には、西に沈む太陽の色を反射したような茜色の雲の群れが広がっていた。 夕暮れ時の物寂しい色合いの中、フィディールは頼りない足取りでとぼとぼと歩いていた。 フィディールはブランシュが寝かされている部屋に戻ってきていた。 死んだ姉が横たわる寝台の側に座り込んだまま、屍のように動かない。 視界の端に、ハインツとグエンが何か言い合っているのを視界の隅にとらえる。 そこに濃茶の髪の青年や他の女性たちが移り変わりやって来るのを眺めながら、フィディールは静かに、ただ緩やかに死に逝くように、息をしていた。 日が暮れて、あたりが暗くなった頃。 その人物はやって来た。 その人物が近づいてきただけで、周囲の空気が変わる。 正しくは、室内に残っていたグエンとハインツの空気が何となく硬くなったのだ。 そのことを肌で感じながらフィディールは面を上げた。 一目見てわかったのは、物凄く「偉い人」なんだなということだった。 風格もさることながら、「偉い人」の傍にいる三十路ぐらいの丸眼鏡をかけた男性の態度があからさまだったからだ。 「偉い人」の前を歩いていたはずの男は、フィディールがいる部屋の入口までやって来ると、「偉い人」に道を譲るようにすっと脇に避けた。 それから「偉い人」に恭しく頭を下げる。 格好も良く見れば他と違う。 基礎的な部分は、ハインツや「偉い人」の側にいる男や濃茶の髪の青年が着ている黒い服とよく似ていた。 機能美を追求したような味気ない礼服のようなもの。 グエンは一人だけくたびれたような木綿の服を着ているが。 ハインツたちの服と似ていて、それでも決定的に違うのは衣服についた装飾の多さだ。 「偉い人」の服の袖には金糸で刺繍が施された上に銀のボタンがついている。 王冠をかぶった獅子をモチーフにしたような胸章といい、肩の線に沿う優美な肩章といい、「偉い人」の服は他より装飾性が豊かだ。 もっとも、肩章はモフモフした小さなモップにしか見えなかったが。 すっ、と「偉い人」がフィディールの方に歩み出る。 彫刻のように表情のない男はフィディールの顔を見た後、背後の丸眼鏡の男に促すように顎をくいと動かす。 近付いてきた丸眼鏡の男が「偉い人」の代わりにフィディールに話しかけてくる。 傷口を慰めるように優しく。 「君がフィディール君かい?」 「……」 「お姉さんが死んでしまって辛かっただろう」 「……」 「今は色々あって頭が追い付かないかもしれないが、心配しなくても大丈夫」 「……」 「これから君はこの人の子供になるんだ」 話しかけてきた男が隣の「偉い人」を見上げた。 「君はこの国で一番立派な人の子供になれるんだよ。 フィディールは唐突に疑問を抱いた。 まるでそれが世界で一番誇らしいことのように言う目の前の男の台詞に。 何が良かったんだろう。 フィディールは再度自問した。 立派な人の子供になれることだろうか。 それとも、見捨てられないで誰かに面倒を見てもらえることが、だろうか。 霞みがかってぼんやりとした意識の中では、判断がつかない。 男が他にもあれこれ言ってくるのだが、それらは雑音以下の音の羅列として右から左に流れていく。 理解できる言語を聞いているはずなのに、肝心の内容が何一つとして理解できない。 やがて、無反応でいるフィディールの対応に困ったのか、男が傍に立つ「偉い人」に向かって首を横に振る。 『何を言っても反応がありませんね。 冷却期間を置いて現状を理解する前に運んでしまった方がいいかもしれません。 腐食させるわけには行きませんし』 『そうだな』 そう「偉い人」がうなずくと、男は再びフィディールに話しかけてくる。 「君の家族をここに置いておくわけにはいかないから、彼女は僕らの方で連れて行くね」 ブランシュをどこに連れて行くのだろう。 そう聞き返そうと思って、ああ、そういえばグエンが埋葬しないといけないとか言っていたっけ、と思い出して、小さくうなずく。 そんなフィディールを見たハインツが偉い人に食らいついた。 『おい待てよ。 へぇ、その意味について詳しく教えてくんねぇかな? なんせオレ様はご存じの通り馬鹿なもので』 ハインツが嘲るように口の端を吊り上げた。 獣じみた凶暴な光がハインツの瞳に宿る。 彼は口を閉ざした「偉い人」とグエンに鋭い視線を向けた。 しかし、二人が何も言わないのを悟ってか、今度は座り込んだフィディールの前までやってくる。 『お前の身内が連れ去られようとしてんだよ。 いいのかよそれで!』 ハインツが何かを叫びながらフィディールの肩をつかんで揺さぶる。 『おい、なんとか言えよ!』 「……り…たい」 『え?』 言葉を操るのも表情を作るのも億劫な中、擦り切れるようなか細い悲鳴が零れ落ちる。 それは、かすれた吐息のような声だった。 これじゃあ伝わらない。 そう悲しく思って、フィディールはもう一度、身体の奥底にある残された微かな力を精一杯振り絞って唇を動かそうとする。 だが今度は、喉の奥からざらついた息が漏れるだけで、声にすらならなかった。 嗚咽はない。 ただ、濁りきった翡翠色の瞳から音もなく涙が零れ落ちる。 雪が鳴るように静かに泣くフィディールの姿を見たハインツが呆然したように言葉を失う。 彼はそれ以上、何も言ってこなかった。 フィディールを投げ捨てるように突き放した後、室内にある木箱を八つ当たり気味に蹴飛ばす。 『クソっ!』 その一連の流れを見ていたグエンが、おもむろに口を開いた。 『…… 死 ん で い る 方については、好きにすればよかろう。 ただし、 生 き て い る 方はわしの方に任せてもらっていいかね?』 『ふむ。 ただし、その少年とお前は接触を極力控えるのが条件だ。 その少年の側から近づいてきたとしても、な』 『なるほど。 では、わしの代わりにハインツにこの子の面倒を見てもらうことにしようかね』 『はぁっ!?』 ハインツが素っ頓狂な声を上げる。 して、そちらさんはどうかの?』 『いいだろう』 『って、勝手に決めんじゃねぇよジジィども!』 話し合いの中で、ハインツだけがぎゃんぎゃんわめいている。 それでも、話はまとまったのだろう。 ハインツがヤケクソ気味に頭を振り乱した後、つかつかと座り込んだままのフィディールに近づいてくる。 彼は苦虫でも噛み潰したように嫌そうな顔で、フィディールの手を無理やり握りしめる。 握り締められた手の硬さと骨っぽさは、姉や母とまるで違っていた。 もちろんグエンとも。 『つーわけで、よろしくしたかねぇけど、よろしく』 心底うんざりとしたような。 最も耐え難いものを前にしたような。 この世に存在する嫌悪を全てかき集めて油でギドギドに煮詰めて凝縮したような。 そんな不快さで歪んだハインツの顔を、フィディールは今でもよく覚えている。

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