バットマン ビギンズ レイチェル。 バットマン ビギンズの感想・レビュー&魅力を解説【バットマン誕生映画】

バットマンの覚悟と苦悩

バットマン ビギンズ レイチェル

・バットマンの切ない過去にうるっと… ・重要キャラクターとの出会いや関係性がカッコいい ・シリーズ2作目から視聴し始めた方にもおすすめ! 映画「バットマン ビギンズ」の作品情報 公開日 2005年06月18日 監督 クリストファー・ノーラン 脚本 クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー 出演者 クリスチャン・ベイル ブルース・ウェイン/バットマン リーアム・ニーソン ヘンリー・デュカード マイケル・ケイン アルフレッド モーガン・フリーマン ルシウス・フォックス ゲイリー・オールドマン ゴードン警部補 ケイティ・ホームズ レイチェル 映画「バットマン ビギンズ」のあらすじ・内容 大不況に苦しむ街・ゴッサムシティを救おうと尽力していた父と母を目の前で殺されて以来、悪を憎み、悪にも同じような恐怖を与えたいと秘かな闘志を燃やすようになったブルース・ウェイン。 そんなある日、犯罪者の心理を知るためにあえて刑務所に入っていたブルースの元にラーズ・アル・グールが率いる、真の正義を守るために戦う『影の同盟』のヘンリー・デュカードという謎の男が現れます。 その男に導かれるままに出所後にヒマラヤ山脈へと訪れ、ツラく厳しいデュカードの修行で心身ともに鍛えられたブルースは、復讐では何も解決しないということを学びました。 Entertainment バットマンと言えばフォックス作の科学発明品を駆使して戦うイメージが強かったのですが、今作では初期のバットマンということで科学発明品は少なめで肉体的なアクションがメインになっていたのが少し残念でした。 バットマンお馴染みのバットモービルの初期形態や特徴的な翼が出来るまでのストーリーは個人的にすごく盛り上がる展開でしたし、敵を倒すだけでなく情報を吐かせるためにワイヤーで敵を吊るして脅したりとかは、ダークヒーローのバットマンらしい雰囲気があって好きだったのですが…。 私はシリーズ2作目の映画『』を先に観てしまっているために、どうしても科学発明品が少ないように感じてしまいましたね。 そして、科学発明品が少ないこと以上に、肉体的なアクションの映し方が気になりました。 動き自体は悪くないと思うのですが、画面をぐるぐる動かしたりカットをこまめに入れることで無理やり迫力や勢いを付けているようなアクションの映し方で、キャラクターがどう動いているのか分かりにくいシーン・画面酔いしそうなシーンが多かったです。 個人的にはバットマンらしい科学発明品を駆使したアクションが好きではあるものの、肉体的なアクションも好きな方なので、映し方さえもう少しスッキリしてくれていれば良かったのになと思いました。 Entertainment 今作ではなぜブルースはバットマンになろうと思ったのか、バットマンになる前の過去のストーリーが語られているのですが、ヒーローとしては思っていた以上に切なく重たい過去を背負っていましたね。 ゴッサムシティのためにと、不景気に苦しむ街の人々を憂いて鉄道を敷いたような心優しき父親と母親を街の人に殺されてしまい、復讐をしようと思っていたのにそいつは他の人に殺され復讐を果たすことも出来ず…。 復讐をせずに済んだことは結果的には良いことだったのですが、自分がオペラを出ようと言ったばかりに殺害されてしまったと自分を責めていたブルースにとっては、やり切れない思いばかりが募っていたことでしょう。 ブルースのことを思って切ないというのはもちろんなのですが、そんなブルースを慰めるために声を掛けに来てくれたゴードン、自分のせいだと責めるブルースに「あなたのせいではありませんよ」と優しく寄り添うアルフレッドのことを思うとより一層切なくなり、うるっと涙が出てしまうような切ない過去でしたね。 そしてストーリーが進むにつれ、その切なさは増していきます。 両親との思い出が詰まった家は燃やされ、父が育て上げた会社の商品を盗まれ悪事に利用され、人々を守るために父親から受け継いだ名前に傷を付けることになり、父が街のためにつくった鉄道を壊さなければならない…。 父が守ろうとしたゴッサムシティを守るために、父との思い出の物が次々と壊されていくというのは何とも切ないものがありました。 Entertainment シリーズ2作目から観始めてしまい、そこから話が遡ってシリーズ1作目を観ても楽しめるだろうかと少し不安な部分があったのですが、ダークナイトを観ていたからこそ前日譚を観ているような感覚で楽しめるようになっていてとても面白かったです! 個人的にはダークナイトで分からないままだった重要キャラクターとの出会い・関係性のストーリーを知れたのが特に嬉しかったですね。 警察内部からバットマンに協力してくれているゴードン。 彼とはブルースの両親が殺害された事件の時に優しく声を掛けてくれたことから知り合い、悪を捕まえるために悪と戦うバットマンに協力しているという絶妙な関係性が魅力的でした。 ダークナイトでバットマンを呼ぶために使用していたコウモリ型のライトも、元々バットマンが犯罪者をライトの上に貼り付けて警察が見つけやすくしていたことを受け、ゴードンがコウモリ型のライトでバットマンを呼ぶようになったのが始まりと言うのも絶妙な関係性と相まって、男同士の友情を感じるやり取りで良かったと思います。 そして今シリーズのヒロイン・レイチェル。 元々は父の代から屋敷に仕えていた使用人の娘で、幼い頃から兄弟のように遊んでいた関係だったのですが、ブルースの両親が殺害された事件から疎遠になっていたようです。 それでもお互いにずっと思い続け、レイチェルはあなたがバットマンでなくなるのを待っていると言っていたのですが…、次作の展開を既に知っている者としては何とも複雑な感じがありましたね。 Entertainment ダークナイトの時から良いキャラだなと思っていましたが、今作で父の代から仕えていた使用人だったということが分かったことで、前回以上に魅力的なキャラクターに感じました。 例え主人だとしても、アルフレッドにとってはいつでも主人の息子・ヤンチャな坊ちゃまという感じする飄々とした態度でブルースを見守っているのが良かったですね。 動き出そうとするブルースに「車をお貸ししますよ。 満タンにして返してください」とか、滝の側でアルフレッドを呼ぶブルースに対して「ここからでも見えます!」と近付くことを拒否していたり、ブルースのバットマンとしての活動を「夜遊び」と言ったり…。 かなり茶目っ気のあるおじい様で大好きです。 そして基本的には協力はするものの見守る姿勢のアルフレッドですが、いざという時にはしっかりとブルースのためを思って叱ったり、助けてくれるのがカッコよかったですね。 バットマンとして目立ち、パーティーの客を追い払おうとするブルースに対して言った「お名前に傷が付くことになりますよ。 それでもよろしいんですか?!」「あなただけではありません。 お父様の名にも…。 ただ1つの形見です…守らなければ…!」というセリフ。 坊ちゃまに対してのお叱りというだけでなく絞り出すように発した本音で、父親の代から仕えているからこそ、ウェイン家に忠誠を誓っているからこその本音のお叱りというのがカッコよかったです。 個人的にはその後、燃え盛る家の中でブルースを助けるために駆け寄り、「こんな時のために毎日腕立てしてたんじゃないんですか?」といつもどおりの悪態を付いている感じが特に好きでした。 飄々としながらも心からブルースの幸せを願い、ただ見守るだけではなく自分というものをしっかりと持ちながら、ブルースのために共に歩んでくれるようなキャラクター・セリフが非常に魅力的だったと思います。 Entertainment 外国映画なので青い瞳の俳優さん・女優さんがいるのは別段不思議なことではないのですが、今作では澄み渡った透明感のある青い瞳の敵役というのが印象的でした。 透き通った青い瞳が対話と薬で人を追い込む精神科医というキャラクターに合っていましたし、マスクを被った時に目元と口元しか出ていないにも関わらず瞳だけがキラキラと常に光っている感じ、純粋そうな瞳の奥に闇がある感じが非常に良かったです。 また、普段はメガネを掛けているのも良かったですね。 メガネで瞳を隠しているけどレンズの向こうにしっかりと透き通った瞳が見え隠れしていて、本性は隠しているものの裏社会の闇が表世界にも影響を与えているように感じられて、個人的にはとにかく印象に残りました。 今作中では首謀者と思われたものの実は彼も駒でしかなく、黒幕は別にいるということで彼はストーリーを乱すようなキャラクターで終わってしまうのですが、個人的にはそこからさらに彼が実は黒幕だった…くらいの展開が用意されても良かったのではないかと思うくらい魅力的な敵役だったと思います。 Entertainment 警察に囲まれた時に靴裏の装置を作動させ、コウモリを集めて警察をパニックに陥れた隙にその場から堂々と出て行くという演出が個人的には最高でした! 自分にとって恐怖の対象であるコウモリを克服し、コウモリを模したスーツを着るだけではなく、そのコウモリすらも使役しているような演出がカッコよかったですし、映像的にも室内を飛び回る大量のコウモリと悠然と歩くバットマンの静と動が合わさっているような感じがして良かったです。 やはり堂々と去るというのがカッコいいですよね。 警察に囲まれてコソコソと逃げるというのは絵面的にカッコつきませんから、窮地をチャンスに変えるバットマンらしい科学発明品だったと思いますし、少年心をくすぐられるようなテンションの上がる演出だったと思います。 Entertainment やはりダークナイトのジョーカーに比べると、悪役のインパクトは弱く感じてしまいました。 悪役の裏に黒幕がいる、バットマンになる前に修行を付けたデュカードが最後に登場するというどんでん返し、助けた敵に再び襲われるという悪役でありながら正義を語るキャラクターは良いと思うのですが、ビジュアル的なインパクトがやはり弱いですね。 白塗り・裂けた口のメイクを施したジョーカーと比べてしまうのが悪いのですが、どうしても忍者や普通の見た目のデュカードたちだと悪役として印象に残りにくいと言いますか、キャラクター的なものも相まって悪!という感じがあまりありませんでした。 クレインがマスクを被っていたスケアクロウが最後まで悪として登場していれば、俳優さんの透き通るような瞳と相まってインパクト大の悪役だったと思うのですが、最後の黒幕の見た目が普通の人というのがイマイチだったかなと思います。 ただ、私はダークナイトを先に視聴してしまっているためにそう感じてしまうのかもしれません。 今作を1番最初に観ていれば、ストーリー・キャラクター等は魅力的だったと思うので、インパクトが弱く感じることはないのかなと思います。 Entertainment ダークナイトの時にも、冒頭のギャングとバットマンのストーリーが平行して進むのがゴチャッとしていると思ったのですが、今作でもやはり最初はゴチャッとしているように感じました…。 今作ではバットマンになる前の修行と、ブルースの過去の話が平行して進んでいくため、時系列がどうなっているのか分かりにくくゴチャッとしてしまうし、順番にやった方が分かりやすくて良かったのではないかなと思います。 そして長い…。 バットマンの過去を知るためには必要な話ですし、バットマンになるまでの経過を描いた重要なストーリーではあるのですが、修行シーンでは個人的にあまり好きではなかった映し方のアクションと説明口調のセリフが続くため、正直長すぎるように感じました。 映画の冒頭はその映画を観るか観ないかを決める重要な部分なので、出来ることであれば冒頭部分はもう少しスッキリとさせて、最後まで話に入りやすいようになっていると良いのになと個人的には思いました。 映画「バットマン ビギンズ」の考察 今作の冒頭・最後に黒幕として登場するラーズ・アル・グールについて、渡辺謙さんは偽物だったのか考察していきます。 Entertainment ラーズ・アル・グールとは、正義のために自分たちの手で悪を殺そうとする集団・影の同盟のリーダーの名前です。 映画冒頭では渡辺謙さんがラーズ・アル・グール役として登場していたものの、死亡したはずなのに映画終盤で再び登場し、その時のラーズ・アル・グール役が渡辺謙さんではなかったために、渡辺謙さんは雇われの偽物だったのではないかという説があるようですね。 個人的には渡辺謙さんは偽物なのではなく、先代ラーズ・アル・グールだったのだと思います。 ラーズ・アル・グールはあくまでもリーダーの名前であって個人名を指すわけではなく、リーダーが死亡した時には影の同盟の誰かがラーズ・アル・グールの名を継ぎ、組織が生き続けている限り、ラーズ・アル・グールが永遠に生き続けるようにしているのではないでしょうか。 渡辺謙さんのラーズ・アル・グールがブルースとの戦いの最中に建物の崩壊に巻き込まれ死亡してしまったため、ブルースの誕生日パーティーの時にはデュカードが次代ラーズ・アル・グールになっているのだと思われます。 Entertainment バットマンの誕生秘話を描きながら、長い付き合いになる重要キャラクター達との出会いと関係性が描かれている映画で、これから彼らとの関係はどうなっていくのか、バットマンはどうなるのか次作への期待値が高まるような映画だったのではないかなと思います。

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映画『バットマン ビギンズ』のネタバレあらすじとフル動画を無料で視聴する絶対に損しない方法を徹底解説|イツキのアンテナ

バットマン ビギンズ レイチェル

・バットマンの切ない過去にうるっと… ・重要キャラクターとの出会いや関係性がカッコいい ・シリーズ2作目から視聴し始めた方にもおすすめ! 映画「バットマン ビギンズ」の作品情報 公開日 2005年06月18日 監督 クリストファー・ノーラン 脚本 クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー 出演者 クリスチャン・ベイル ブルース・ウェイン/バットマン リーアム・ニーソン ヘンリー・デュカード マイケル・ケイン アルフレッド モーガン・フリーマン ルシウス・フォックス ゲイリー・オールドマン ゴードン警部補 ケイティ・ホームズ レイチェル 映画「バットマン ビギンズ」のあらすじ・内容 大不況に苦しむ街・ゴッサムシティを救おうと尽力していた父と母を目の前で殺されて以来、悪を憎み、悪にも同じような恐怖を与えたいと秘かな闘志を燃やすようになったブルース・ウェイン。 そんなある日、犯罪者の心理を知るためにあえて刑務所に入っていたブルースの元にラーズ・アル・グールが率いる、真の正義を守るために戦う『影の同盟』のヘンリー・デュカードという謎の男が現れます。 その男に導かれるままに出所後にヒマラヤ山脈へと訪れ、ツラく厳しいデュカードの修行で心身ともに鍛えられたブルースは、復讐では何も解決しないということを学びました。 Entertainment バットマンと言えばフォックス作の科学発明品を駆使して戦うイメージが強かったのですが、今作では初期のバットマンということで科学発明品は少なめで肉体的なアクションがメインになっていたのが少し残念でした。 バットマンお馴染みのバットモービルの初期形態や特徴的な翼が出来るまでのストーリーは個人的にすごく盛り上がる展開でしたし、敵を倒すだけでなく情報を吐かせるためにワイヤーで敵を吊るして脅したりとかは、ダークヒーローのバットマンらしい雰囲気があって好きだったのですが…。 私はシリーズ2作目の映画『』を先に観てしまっているために、どうしても科学発明品が少ないように感じてしまいましたね。 そして、科学発明品が少ないこと以上に、肉体的なアクションの映し方が気になりました。 動き自体は悪くないと思うのですが、画面をぐるぐる動かしたりカットをこまめに入れることで無理やり迫力や勢いを付けているようなアクションの映し方で、キャラクターがどう動いているのか分かりにくいシーン・画面酔いしそうなシーンが多かったです。 個人的にはバットマンらしい科学発明品を駆使したアクションが好きではあるものの、肉体的なアクションも好きな方なので、映し方さえもう少しスッキリしてくれていれば良かったのになと思いました。 Entertainment 今作ではなぜブルースはバットマンになろうと思ったのか、バットマンになる前の過去のストーリーが語られているのですが、ヒーローとしては思っていた以上に切なく重たい過去を背負っていましたね。 ゴッサムシティのためにと、不景気に苦しむ街の人々を憂いて鉄道を敷いたような心優しき父親と母親を街の人に殺されてしまい、復讐をしようと思っていたのにそいつは他の人に殺され復讐を果たすことも出来ず…。 復讐をせずに済んだことは結果的には良いことだったのですが、自分がオペラを出ようと言ったばかりに殺害されてしまったと自分を責めていたブルースにとっては、やり切れない思いばかりが募っていたことでしょう。 ブルースのことを思って切ないというのはもちろんなのですが、そんなブルースを慰めるために声を掛けに来てくれたゴードン、自分のせいだと責めるブルースに「あなたのせいではありませんよ」と優しく寄り添うアルフレッドのことを思うとより一層切なくなり、うるっと涙が出てしまうような切ない過去でしたね。 そしてストーリーが進むにつれ、その切なさは増していきます。 両親との思い出が詰まった家は燃やされ、父が育て上げた会社の商品を盗まれ悪事に利用され、人々を守るために父親から受け継いだ名前に傷を付けることになり、父が街のためにつくった鉄道を壊さなければならない…。 父が守ろうとしたゴッサムシティを守るために、父との思い出の物が次々と壊されていくというのは何とも切ないものがありました。 Entertainment シリーズ2作目から観始めてしまい、そこから話が遡ってシリーズ1作目を観ても楽しめるだろうかと少し不安な部分があったのですが、ダークナイトを観ていたからこそ前日譚を観ているような感覚で楽しめるようになっていてとても面白かったです! 個人的にはダークナイトで分からないままだった重要キャラクターとの出会い・関係性のストーリーを知れたのが特に嬉しかったですね。 警察内部からバットマンに協力してくれているゴードン。 彼とはブルースの両親が殺害された事件の時に優しく声を掛けてくれたことから知り合い、悪を捕まえるために悪と戦うバットマンに協力しているという絶妙な関係性が魅力的でした。 ダークナイトでバットマンを呼ぶために使用していたコウモリ型のライトも、元々バットマンが犯罪者をライトの上に貼り付けて警察が見つけやすくしていたことを受け、ゴードンがコウモリ型のライトでバットマンを呼ぶようになったのが始まりと言うのも絶妙な関係性と相まって、男同士の友情を感じるやり取りで良かったと思います。 そして今シリーズのヒロイン・レイチェル。 元々は父の代から屋敷に仕えていた使用人の娘で、幼い頃から兄弟のように遊んでいた関係だったのですが、ブルースの両親が殺害された事件から疎遠になっていたようです。 それでもお互いにずっと思い続け、レイチェルはあなたがバットマンでなくなるのを待っていると言っていたのですが…、次作の展開を既に知っている者としては何とも複雑な感じがありましたね。 Entertainment ダークナイトの時から良いキャラだなと思っていましたが、今作で父の代から仕えていた使用人だったということが分かったことで、前回以上に魅力的なキャラクターに感じました。 例え主人だとしても、アルフレッドにとってはいつでも主人の息子・ヤンチャな坊ちゃまという感じする飄々とした態度でブルースを見守っているのが良かったですね。 動き出そうとするブルースに「車をお貸ししますよ。 満タンにして返してください」とか、滝の側でアルフレッドを呼ぶブルースに対して「ここからでも見えます!」と近付くことを拒否していたり、ブルースのバットマンとしての活動を「夜遊び」と言ったり…。 かなり茶目っ気のあるおじい様で大好きです。 そして基本的には協力はするものの見守る姿勢のアルフレッドですが、いざという時にはしっかりとブルースのためを思って叱ったり、助けてくれるのがカッコよかったですね。 バットマンとして目立ち、パーティーの客を追い払おうとするブルースに対して言った「お名前に傷が付くことになりますよ。 それでもよろしいんですか?!」「あなただけではありません。 お父様の名にも…。 ただ1つの形見です…守らなければ…!」というセリフ。 坊ちゃまに対してのお叱りというだけでなく絞り出すように発した本音で、父親の代から仕えているからこそ、ウェイン家に忠誠を誓っているからこその本音のお叱りというのがカッコよかったです。 個人的にはその後、燃え盛る家の中でブルースを助けるために駆け寄り、「こんな時のために毎日腕立てしてたんじゃないんですか?」といつもどおりの悪態を付いている感じが特に好きでした。 飄々としながらも心からブルースの幸せを願い、ただ見守るだけではなく自分というものをしっかりと持ちながら、ブルースのために共に歩んでくれるようなキャラクター・セリフが非常に魅力的だったと思います。 Entertainment 外国映画なので青い瞳の俳優さん・女優さんがいるのは別段不思議なことではないのですが、今作では澄み渡った透明感のある青い瞳の敵役というのが印象的でした。 透き通った青い瞳が対話と薬で人を追い込む精神科医というキャラクターに合っていましたし、マスクを被った時に目元と口元しか出ていないにも関わらず瞳だけがキラキラと常に光っている感じ、純粋そうな瞳の奥に闇がある感じが非常に良かったです。 また、普段はメガネを掛けているのも良かったですね。 メガネで瞳を隠しているけどレンズの向こうにしっかりと透き通った瞳が見え隠れしていて、本性は隠しているものの裏社会の闇が表世界にも影響を与えているように感じられて、個人的にはとにかく印象に残りました。 今作中では首謀者と思われたものの実は彼も駒でしかなく、黒幕は別にいるということで彼はストーリーを乱すようなキャラクターで終わってしまうのですが、個人的にはそこからさらに彼が実は黒幕だった…くらいの展開が用意されても良かったのではないかと思うくらい魅力的な敵役だったと思います。 Entertainment 警察に囲まれた時に靴裏の装置を作動させ、コウモリを集めて警察をパニックに陥れた隙にその場から堂々と出て行くという演出が個人的には最高でした! 自分にとって恐怖の対象であるコウモリを克服し、コウモリを模したスーツを着るだけではなく、そのコウモリすらも使役しているような演出がカッコよかったですし、映像的にも室内を飛び回る大量のコウモリと悠然と歩くバットマンの静と動が合わさっているような感じがして良かったです。 やはり堂々と去るというのがカッコいいですよね。 警察に囲まれてコソコソと逃げるというのは絵面的にカッコつきませんから、窮地をチャンスに変えるバットマンらしい科学発明品だったと思いますし、少年心をくすぐられるようなテンションの上がる演出だったと思います。 Entertainment やはりダークナイトのジョーカーに比べると、悪役のインパクトは弱く感じてしまいました。 悪役の裏に黒幕がいる、バットマンになる前に修行を付けたデュカードが最後に登場するというどんでん返し、助けた敵に再び襲われるという悪役でありながら正義を語るキャラクターは良いと思うのですが、ビジュアル的なインパクトがやはり弱いですね。 白塗り・裂けた口のメイクを施したジョーカーと比べてしまうのが悪いのですが、どうしても忍者や普通の見た目のデュカードたちだと悪役として印象に残りにくいと言いますか、キャラクター的なものも相まって悪!という感じがあまりありませんでした。 クレインがマスクを被っていたスケアクロウが最後まで悪として登場していれば、俳優さんの透き通るような瞳と相まってインパクト大の悪役だったと思うのですが、最後の黒幕の見た目が普通の人というのがイマイチだったかなと思います。 ただ、私はダークナイトを先に視聴してしまっているためにそう感じてしまうのかもしれません。 今作を1番最初に観ていれば、ストーリー・キャラクター等は魅力的だったと思うので、インパクトが弱く感じることはないのかなと思います。 Entertainment ダークナイトの時にも、冒頭のギャングとバットマンのストーリーが平行して進むのがゴチャッとしていると思ったのですが、今作でもやはり最初はゴチャッとしているように感じました…。 今作ではバットマンになる前の修行と、ブルースの過去の話が平行して進んでいくため、時系列がどうなっているのか分かりにくくゴチャッとしてしまうし、順番にやった方が分かりやすくて良かったのではないかなと思います。 そして長い…。 バットマンの過去を知るためには必要な話ですし、バットマンになるまでの経過を描いた重要なストーリーではあるのですが、修行シーンでは個人的にあまり好きではなかった映し方のアクションと説明口調のセリフが続くため、正直長すぎるように感じました。 映画の冒頭はその映画を観るか観ないかを決める重要な部分なので、出来ることであれば冒頭部分はもう少しスッキリとさせて、最後まで話に入りやすいようになっていると良いのになと個人的には思いました。 映画「バットマン ビギンズ」の考察 今作の冒頭・最後に黒幕として登場するラーズ・アル・グールについて、渡辺謙さんは偽物だったのか考察していきます。 Entertainment ラーズ・アル・グールとは、正義のために自分たちの手で悪を殺そうとする集団・影の同盟のリーダーの名前です。 映画冒頭では渡辺謙さんがラーズ・アル・グール役として登場していたものの、死亡したはずなのに映画終盤で再び登場し、その時のラーズ・アル・グール役が渡辺謙さんではなかったために、渡辺謙さんは雇われの偽物だったのではないかという説があるようですね。 個人的には渡辺謙さんは偽物なのではなく、先代ラーズ・アル・グールだったのだと思います。 ラーズ・アル・グールはあくまでもリーダーの名前であって個人名を指すわけではなく、リーダーが死亡した時には影の同盟の誰かがラーズ・アル・グールの名を継ぎ、組織が生き続けている限り、ラーズ・アル・グールが永遠に生き続けるようにしているのではないでしょうか。 渡辺謙さんのラーズ・アル・グールがブルースとの戦いの最中に建物の崩壊に巻き込まれ死亡してしまったため、ブルースの誕生日パーティーの時にはデュカードが次代ラーズ・アル・グールになっているのだと思われます。 Entertainment バットマンの誕生秘話を描きながら、長い付き合いになる重要キャラクター達との出会いと関係性が描かれている映画で、これから彼らとの関係はどうなっていくのか、バットマンはどうなるのか次作への期待値が高まるような映画だったのではないかなと思います。

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「バットマン・ビギンズ」続編からケイティ・ホームズが降板 : 映画ニュース

バットマン ビギンズ レイチェル

ゴッサム・シティーの路上で起きたその事件以来、ブルースの人生は一変したのであった。 のしかかる罪悪感と怒り、日増しに膨れ上がる復讐心、両親が教えてくれた博愛の精神を受け継がなければならないという使命感。 さまざまな思いをかかえた失意の御曹司ブルースは何不自由ない生活を捨て去り、ゴッサム・シティーを離れ、世界中を放浪するようになる。 犯罪者の心理を知るために自ら罪人となったブルースの前にヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)が現れる。 デュカードの指導の下、悪を倒し、恐怖心に打ち勝つ術を見つけるために、心身を極限まで鍛え上げるブルース。 7年ぶりにゴッサム・シティーへと戻ったブルースは、犯罪と不正にまみれた街の現状を目の当たりにする。 ウェイン家が慈善事業の拠点としていたウェイン・エンタープライズですら、会社の利益のみを追求する社長代理リチャード・アール(ルトガー・ハウアー)が牛耳り、ブルースの両親が掲げていた尊い理念は消えていた。 ブルースの幼馴染で今では地方検事のレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)は、ゴッサム・シティーにのさばる凶悪犯に手を焼いていた。 犯罪組織のトップに君臨するカーマイン・ファルコーネ(トム・ウィルキンソン)らの仕業によって、この街の司法制度は腐敗しきり、法の力は無に近い状態だった。 さらにファルコーネは精神科医ジョナサン・クレイン(キリアン・マーフィー)を懐柔し、係争中もしくは収監中の手下を心神喪失と鑑定させ解放し、一方のクレインもその見返りを受け、自らの野望を達成すべく、着々と準備を進めるのだった。 ブルースは忠実な執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、善良な警察官ジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)、科学者ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)らの協力を得て、「もうひとりの自分」を解き放つ。 キャスト: ブルース・ウェイン/バットマン … クリスチャン・ベイル 檀 臣幸 アルフレッド … マイケル・ケイン 小川 真司 ジム・ゴードン … ゲイリー・オールドマン 納谷 六朗 ルーシャス・フォックス … モーガン・フリーマン 池田 勝 スタッフ: 監督 :クリストファー・ノーラン 脚本 :クリストファー・ノーラン 脚本 :デイビッド・S・ゴイヤー.

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