モロー反射とは。 モロー反射とてんかんは似てる?相違点とモロー反射の消失時期を解説!

原始反射は大人(乳児以降)でもみられる?/発達障害との関係性

モロー反射とは

モロー反射とは、生後まもない赤ちゃんに見られる原始反射の一つです。 大きな音や明るい光、身体がグラッと傾いたときなど、 赤ちゃんへ外から大きな刺激が与えられたときにモロー反射は起こります。 刺激を受けると手足をビクッとさせ、ゆっくりと万歳をするように腕を広げます。 それはまるで何かにしがみつくような姿勢のように見えます。 では、なぜ外部からの刺激に対して赤ちゃんはモロー反射を起こすのでしょうか。 目的は、自らの身を守ること、親に外部刺激から守ってほしいというメッセージを送ることの2つです。 生後まもない赤ちゃんは、周囲が危険なのかどうか、またどのくらい危険なのかきちんと判断することができません。 それゆえ赤ちゃんはどんな危険な状態に陥っても自らの身を守ろうと、刺激に対して無意識的にモロー反射を起こします。 そしてパパ・ママに外部刺激から守ってもらおうとするのです。 モロー反射の始まりと終わりとは? モロー反射のように、 赤ちゃんが生まれたときから備えている反射的な運動のことを原始反射と言います。 赤ちゃんが外からの危険から身を守り、また運動機能の発達のためになくてはならない運動です。 原始反射は足や指、口など赤ちゃんの身体のさまざまな部位で見られます。 既に挙げたモロー反射の他にも、以下のような原始反射があります。 原始反射が消失することで、自分の意志で身体を動かすこと 随意運動 ができるようになります。 原始反射は脳幹によってコントロールされている動きです。 そのため原始反射の出現と消失を確認することは、脳や脊髄をつかさどる中枢神経の発達が順調であるかどうかの指標となります。 モロー反射をはじめとする原始反射は、乳幼児健診にて確認されます。 それぞれの病院や保健所などで差はありますが、おおむね3、4ヶ月健診まではモロー反射を含む原始反射が正常に見られるかといった検査項目があるそうです。 モロー反射と一番区別をすることが困難な疾患として、「点頭てんかん」があります。 点頭てんかんとは、乳児期に起こる悪性のてんかんです。 生後3~11ヶ月時に発症することが多く、その背景には重篤な脳障害があります。 小児難治てんかんの中では最も多く発症するてんかんであるといわれています。 点頭てんかんの80%は、生まれる前あるいは出生直後に起こった脳障害の合併症として起こり、症候性West症候群と呼ばれます。 点頭てんかん自体は遺伝性の疾患ではありません。 しかし、遺伝性の脳障害の合併症として点頭てんかんが発症した場合は遺伝する可能性があります。 点頭てんかんの具体的な症状として、生後3~11ヶ月時に以下のような発作、様子が表れます。 ・眠い時や目覚めの前後で突然頭がガクッと垂れる ・手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする ・このような動きが5秒~40秒毎に繰り返し続き、またこの一連の発作が一日に何回も見られる ・情緒や運動の発達が停滞・後退する 発作が出現前後より患児は笑わなくなったり、不機嫌になったりする。 また今までできていた首のすわりやお座りができなくなる 治療としては、薬物治療やホルモン治療、食事療法、外科治療を行います。 それによって発作を抑制させることをねらいとしています。 モロー反射と点頭てんかんとの違い モロー反射の動きと、点頭てんかんで見られる動き 発作 はよく似ています。 それゆえ、パパ・ママにとって子どもの動きがモロー反射なのか、点頭てんかんなのか判断することはとても難しいことが多いです。 違いを見分けるには、赤ちゃんがどのようなタイミングやきっかけでその動きをしているのかを見ることがポイントとなります。 モロー反射は赤ちゃんに大きな刺激を与えられたときに表れる反射的な運動です。 一方で、点頭てんかんの場合は刺激の有無にかかわらずそういった動きが見られることがあります。 また、点頭てんかんでは、一定時間ごとに発作的な動きとして表れるほか、一日に何回も見られることもあります。 赤ちゃんの様子を見て、もし何か気がかりなことがあったら、かかりつけの小児科に一度相談してみるとよいでしょう。 モロー反射の動きと点頭てんかんの動きは一般の人にはなかなか判断が難しいものです。 「こんなことで相談するのは気が引ける... 」などと遠慮せずに、少しでも気になったことはお医者さんに聞いて、子育ての不安を減らしていきましょう。 モロー反射をはじめとする原始反射が本来消えている月齢を過ぎ、1歳近くになっても表れている場合、脳性麻痺の可能性があります。 ただ、子どもの発達は子どもそれぞれによってかなり差があるので、神経質になりすぎる必要はありません。 ですが、モロー反射が消えていくおおよその期間を知っているだけで、子どもの抱えている疾患に早く気づくことができる可能性もあります。 また、モロー反射があまりに弱い、全く見られないという場合も脳性麻痺につながる 「核黄疸」であるケースも考えられます。 黄疸とは、新生児期に起こる、皮膚や眼球が黄色を帯びる現象のことです。 通常生後数日で赤ちゃんには黄疸が表れますが、ほとんどの場合これは生理的なものであるため遅くとも生後3週間以内に消えていきます。 しかし、中には生理的なものではなく、「病的黄疸」と呼ばれる黄疸もあります。 この病的黄疸の一種である 核黄疸は、治療が遅くなると脳性麻痺につながることがあります。 核黄疸は生理的黄疸よりも強力で、ただ皮膚が黄色を帯びるだけにとどまらず、脳機能や運動機能・筋力に大きな影響を及ぼすことがあります。 モロー反射が極めて弱い、全く見られないときは核黄疸の初期症状による、運動機能や筋力の減弱である可能性があります。 心配な場合はかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。 発達障害とモロー反射の関連は? 先ほどもご紹介したように、モロー反射をはじめとする原始反射は発達状態のバロメーターです。 この点から、原始反射が強く残存している場合、脳機能への問題が考えられます。 そしてそれが発達障害の兆候である可能性もあるのです。 モロー反射が長く続くということは、外からの刺激に毎回反応してしまう、つまり刺激に対して敏感な状態が続くと解釈できます。 そのため、以下の発達障害のような傾向が見られることがあります。 しかし、モロー反射をはじめとする原始反射が長く続けば続くほど何らかの問題がある可能性が高まります。 いざというときのために、日頃から子どもの動作をよく観察したり、場合によっては記録したりすることが大切です。 モロー反射が激しいときはどうすればいいの? では、子どものモロー反射で不安を感じる場合、どうすればよいのでしょうか。 多くのパパ・ママが子どものモロー反射に不安を感じることとして、モロー反射が激しく、子どもが泣きだすというケースが挙げられます。 これは、大きな刺激に対して大きな動きで反応した赤ちゃんが、刺激と自分の動きに対してびっくりしてしまい、その衝撃で泣く、というメカニズムで起こります。 モロー反射は刺激に対する無意識の反応のため、パパ・ママにできることとしては赤ちゃんに不要な刺激を与えないように環境を整えてあげることが必要です。 ・大きな音をなるべく立てない ・赤ちゃんが極端な熱さ、冷たさに触れないようにする 冷たい風や指でも赤ちゃんはびっくりしてモロー反射を起こすことがあります。 ・こまめなスキンシップで赤ちゃんを安心させてあげる また、寝かしつけの際に赤ちゃんがモロー反射を起こし、なかなか寝てくれなくて悩んでいる... というパパ・ママもいるかもしれません。 この場合、寝かしつけるとき、特に赤ちゃんをだっこしている腕の中からベッドへ移すときがポイントです。 赤ちゃんにとって刺激となる要因をできるだけ少なくする、以下のような工夫をすることが大切です。 ・ベビーベッド・赤ちゃんの寝具を、だっこされている腕の中の体温くらいにあたためておく ・だっこから腕を抜くときに、赤ちゃんの首の角度や体勢が大きく変わらないようにする ・扇風機の風やヒーターの光が赤ちゃんに直接当たらないようにする このように、モロー反射が激しく、一度起こるとしばらく泣き続けてしまうなどという場合、まずは子どもに余計な刺激を与えないような環境づくりをすることが重要です。 また、モロー反射から泣きだす子どもの大半はびっくりして泣いています。 パパ・ママがこまめにスキンシップをとることで赤ちゃんを安心させてあげることも一つの方法です。 モロー反射とは0~4ヶ月で見られる原始反射の一種です。 大きな刺激を受けた時に身体をびくっとさせ、両手を広げてしがみつくようにする動作は赤ちゃんならではのとても可愛らしい動作です。 また、ただかわいい動作であるだけでなく、モロー反射をはじめとした原始反射は子どもの発達状態の一つの重要な指標となります。 原始反射の始まりと終わりの時期や動作の特徴などで子どもの発達状態に問題がないか気づくきっかけになることがあります。 モロー反射とさまざまな疾患・発達障害との関係についてもご紹介しましたが、実際パパ・ママにとって、モロー反射と他の疾患の症状を区別することは難しいケースが多いです。 モロー反射などの原始反射を通して、少しでも不安を感じたときは乳幼児健診の際に保健士や医師に相談したり、行きつけの小児科へ相談したりすることをおすすめします。

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【助産師解説】モロー反射ってなに?動きや時期、発生パターン、てんかんとの違い(マイナビウーマン子育て)

モロー反射とは

Contents• もっと言うと、外見の動きだけでは、病院のお医者さんもどっちなのか断定が出来ないのです。 もし、 「あれ?この動き…もしかして…」と思ったら、すぐに病院に行って検査をしてもらいましょう。 検査は脳波の検査やMRI検査がありますが、これらの検査をすることでほぼ間違いなくモロー反射なのか点頭てんかんなのかが判明します。 モロー反射と点頭てんかんは区別がつきにくい 赤ちゃんがなりやすい病気の1つに「点頭てんかん」があります。 点頭てんかんは、赤ちゃんなら誰でもする「モロー反射」に非常に似ているので、ママが気づかないまま放置してしまって、発見が遅れてしまいます。 それだけではなく、点頭てんかんの存在を知ったママはモロー反射との区別がつかずに、神経質になってしまったり、不安な思いをしてしまいます。 モロー反射と点頭てんかんの具体的な動作・症状を知ることで、早期発見にもつながるのでママは必ず知っておいてほしい情報です。 とはいえ、モロー反射と点頭てんかんを見分けるのは非常に難しく、実際に娘を病院へ連れて行ったときに、てんかん疑惑の動画を見せたときもお医者さんははっきりと見分けることはできず、カルテに「ウエスト症候群の恐れ」と書いていました。 モロー反射とは 、 赤ちゃんが生まれながらに備わっている「原始反射」の1つで、どの赤ちゃんも起こりうる普通の動作ことで、この動きは個人差はありますが生後4ヶ月頃まで続きます。 モロー反射は次のような場面でよく起こります。 寝ているとき• 大きな音を立てたとき• まぶしい光を当てられたとき• 急に高いところから低いところへ移動したとき 要するに、外部からの刺激を受けたときにモロー反射は起こります。 また、モロー反射の具体的は以下のような動きが多いです。 手足を驚いたようにビクッと動かす• 腕を広げて指を広げる• 何かに抱きつくような動きをする 時にはモロー反射をした自分に驚き、反射が泣き止まないという場合もよくあります。 先ほども書きましたが、 モロー反射は赤ちゃんにとって当たり前の動作・行動であり、何も心配する必要はありません。 モロー反射について、詳しくは下記を読んでみてください。 点頭てんかんの具体的な動作・行動は次のようなものです。 眠いとき、目覚めた時に突然頭がガクッと垂れる• 手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする• 目の焦点が合わなくなる• 首が座っていたのに座らなくなる• 腰が据わっていたのに座らなくなる また、このような症状が繰り返し起きます。 この症状の中で、特に「手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする」という動作がモロー反射の動きと酷似しているので、区別がつきづらいのです。 病院で見せた実際の動画 娘が点頭てんかんかもしれないと思い、実際に下の2つの動画を病院のお医者さんに見せました。 2つの動画に共通していることは、 突然腕を広げ、足を縮めるという動作です。 また、表情も驚いていることが分かるかと思います。 また動画には映っていませんが、このような動きが繰り返し起きていました。 病院に行って検査をしてもらおう 病院で検査を受ける際には、疑惑の動画を録画して持参するようにしましょう。 そうすることで、お医者さんもより正確な判断・対処法を導いてくれます。 病院での検査方法は次のような方法が一般的です。 脳波の検査• 脳のMRI検査 ちなみに、娘もこの2つの検査をしたのですが、両者とも異常は見られなかったので、要観察となりました。 現在は生後9ヶ月ですがそのような動きはなくなり、お医者さんは「反応が過敏なため激しいモロー反射になったかもしれない」とおっしゃっていました。 それくらい区別がつきづらいということです。 脳波の検査 脳波の検査に関しては、赤ちゃんの頭にセンサー(吸盤)をつけて、眠っている赤ちゃんの脳波を検査します。 点頭てんかんは目覚める直前が最も起こりやすいので、一度赤ちゃんを眠らせ、そこから徐々に起こしていく過程で点頭てんかんか否かを判断します。 この検査は、赤ちゃんを病院で眠らせなければならないのでしんどい思いをしました。 自然の眠りが一番結果が分かるのですが、全然眠らない赤ちゃんも当然いますので、その場合はお薬を使います。 脳のMRI検査 脳のMRI検査については、脳波を見るのではなく、物理的に脳の中をみることで正常な脳なのかを判断します。 この検査は大きい音が伴うこと、動くと検査ができないことから眠り薬を使用して検査が行われます。 私の娘の場合は、検査結果は次の日に来て異常なしという結果でした。 最後に 結局のところ、 ママの不安を解消する一番の方法は病院で検査を受けること です。 インターネットで検索をしても、良いことばかりではなく、不安になってしまうことも当然書いてあります。 もちろん情報を得ることは大切なことではありますが、そこで一喜一憂せず、病院に行き、プロに正しい判断をしてもらいましょう。

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【新生児のモロー反射】その対策と反射ではなく病気を疑うべき2つの症状

モロー反射とは

吸啜反射・モロー反射・把握反射などの原始反射は、生まれたばかりの赤ちゃん特有のもの 生後2~3ヶ月までの新生児赤ちゃんに見られる反射のことを原始反射といいます。 主な原始反射には、赤ちゃんの手の平に大人の指などを入れるとギュッと握る 把握反射(握り反射、手掌把握反射)、赤ちゃんの口元に小指や乳首などを持っていくと、ちゅぱちゅぱ吸いつく 吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)、音の刺激などで上肢を大きく開き抱きつこうとする モロー反射(びくつき)などがあります。 基本的にはすべての新生児に見られ、中枢神経系の発達、成熟の評価にも用いられています。 赤ちゃんが最低限生きるために必要な反射とも言われています。 生後3ヶ月近くになると、赤ちゃんの脳や中枢神経の成熟により少しずつ抑制され、4ヶ月近くになると手の把握反射以外は消えていきます。 生まれてすぐに原始反射が見られないときや、消失する時期になってもまだ続くとき、明らかに左右差があるときなどは、中枢神経系の異常が考えられます。 小児科の先生は、出産して退院する時に行う「退院時診察」、生後1ヶ月の「1ヶ月健診」、首すわりを確認する「3~4ヶ月健診」のときに、この原始反射を確認をしています。 口に入るとチュッチュしてしまう吸啜反射 吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)は、口の中に乳首や小指を入れると吸う反射なのですが、眠りながらでも自分の唇をチュチュと吸っていることもあります。 満腹だとこの反射は弱くなりますが、反射だけ見ると「おっぱいが足りていないのでは?」と心配になるママも多いようです。 反射だけでおっぱいが足りていないと判断は禁物。 心配であれば体重を測定して判断しましょう。 吸啜反射に似ている反射で、 追吸反射といい、口角や頬に指や乳首が触れると、それを追いかけて探すように口に含もうとする反射があります。 知らず知らずのうちに、赤ちゃんは物を飲むという動物的に必要な行動を取っているのです。 【モロー反射】自分のびくつきで起きてしまう可能性もある.

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