抜か ねば 不 作法 という もの。 ニコニコ大百科: 「日常会話に使える鬼滅の刃の台詞集」について語るスレ 211番目から30個の書き込み

「鬼殺隊レビュアーだったが…」抜かねば無作法な「世界に飛ばされた件…」

抜か ねば 不 作法 という もの

目 次• 箸の作法 マナーとタブーその理由 箸を使う国は日本の他にもありますが、箸の長さや使い方も違います。 なのでマナーのようなものも違います。 食事のスタイルというのはその国や民族が長い時間をかけて築いてきた文化です。 その中で箸の文化を持つ日本では、独自のマナーやタブーがあります。 マナーというのは決まり事というのではなく、 自分と他人との間での思いやりのルールみたいなものなんですね。 正しいとか正しくないとかは言えないかもしれませんが、その根底にあるもので作法のようなものができあがってきたのではないかと思います。 ここで一般的にいわれている箸のマナーというか、作法のようなものを振り返ってみたいと思います。 お箸の作法がある理由 ・昔から食事中に一緒に食べている人に 不快な思いや不潔な感じを与えるような箸の使いかたは無作法とされていました。 ・食事を 作ってくださった方への配慮のため。 ・ 器を傷つけないため。 ・ 死を連想させることを避ける。 これらは一緒に食事をする相手や周囲に不快な気分をあたえないで、少しでも気持ちよく楽しいひと時をすごすための知恵、思いやりですね。 これがマナーの基本だと思います。 どうしたらそれを実現できるのかというのが作法なんですね。 箸のマナー嫌い箸 忌み箸禁じ箸 の種類と意味 お箸のマナーの意味を込めて箸の持ち方や使い方に名前がついています。 それを 嫌い箸といいます。 嫌い箸(きらいばし)は、忌み箸(いみばし)、禁じ箸(きんじばし)とも言い、箸食(はししょく)をする文化圏でマナー違反とされている箸の使い方です。 簡単に言うと やってはいけない箸のことですね。 地域文化や信仰宗教が違えば、心好く思われないふるまいや忌むべき振る舞いも異なります。 箸の使い方のマナーにも当然違いが見られます。 また、日本の忌み箸には、仏式の葬儀関連行事の場合に限って、通常時と区別する意味をもって敢えて忌むべき箸使いをする風習があります。 日本での嫌い箸 嫌い箸と呼ばれるものにはどんなものがあるのでしょう? 日本ではかなりの嫌い箸があります。 知っている物、意味はわからないけどきいたことがあるものなど・・・ その意味と一緒にまとめてみました。 ・握り箸(にぎりばし) 箸を揃えて握ること、 二本の箸を鷲づかみにして食事に使うしぐさ。 古来、食事の途中でにぎり箸にすることは攻撃を意味しているとみなされたため、危険とされ今でも受け入れられないようです。 箸をまだ持ち慣れない幼児に多く見られる使い方のため、年長の子供や大人の使い方としては受け入れられないのでマナー違反になります。 また食器を持っている側の手で箸を握り持つしぐさを指す場合もあります。 ・横箸(よこばし) 二本の箸を揃えて持ってスプーンのように食べ物を掬い上げること。 箸を舐めるしぐさ。 ・返し箸・逆さ箸(かえしばし・さかさばし) 複数人で食べる料理を個々に取り分けるときに、 箸を上下逆さにして用いること。 自分の手が触れた場所で料理を掴む事になる上、箸の上部が汚れ見栄えが悪くなるためマナー違反とされます。 取り箸を使うのがマナー。 慶事用の箸には両端を細くしてあるものもありますが、これは 神仏と食事を共にするという信仰的意義が籠められた形であって、逆さにして使うために作られたものではないんです。 ・直箸(じかばし) 取り箸を使わず自分の箸で取り分ける事。 複数人で食べる料理の際、 取り箸を使わずに個人の箸で直(じか)に取り分けること。 自他の別は問わないので、自分のために取り分けることはもちろん、他人の分を取り分けることもいう。 ただし、家族や親しい仲同士や遠慮なく多くの料理を客に食べてほしいときには敢えて「直箸で」と勧めることがある。 日本独自の嫌い箸であり、中国・台湾、朝鮮など取り箸が存在しない地域では問題とならない。 ・空箸(そらばし/からばし) 食べようとして食べ物を箸でとったが食べずに元にもどすこと。 やっていることは、出された食物を毒入りと疑ったときに古の人が執る仕草と同じため、食の提供者に対して失礼な振る舞いになります。 ・指し箸(さしばし) 食事中に箸で人や物を指し示すこと。 受け取る相手に嫌な思いをさせてしまいます。 ・左箸(ひだりばし) 箸を左手で持つこと。 箸の置く向き、椀の置く位置に作法があるように、箸は右手で持つことが作法とされています。 ただし左利きという場合はマナー的には左手が利き手になるので、その限りではないと思います。 本来の作法から言えば、粗相をするのは見苦しく、作法に反する訳ですから、慣れない右手での振る舞いは見苦しくなる可能性が大きいです。 なので、この場合は右手でなくてはいけないという表面だけのマナーは無意味だと思います。 ・ちぎり箸 箸を両手に1本ずつ持って ナイフとフォークのように料理をちぎるふるまい。 ・突き箸・刺し箸(つきばし・さしばし) 料理をつき刺して食べること。 見た目が悪いだけでなく、箸をうまく使いこなせていない、という幼稚な印象を与えてしまうかもしれません。 また、火の通り具合を疑っているようにも見られます。 ・叩き箸(たたきばし) 箸で食器を叩いて音を立てること。 ご飯を頼むときに茶碗をたたいて頼んだり、人を呼ぶ目的で叩くなどの行為。 食器を打楽器代わりにして遊ぶ行為は、マナーを著しく踏み外していると見なされます。 なお、「茶碗を叩くと餓鬼が来る」という言い伝えがあります。 ・振り上げ箸(ふりあけばし) 箸を手の甲より高く振り上げたりすること。 食事中に話しに夢中になるとついやってしまうこと、ありますよね。 ・持ち箸(もちばし) 箸を持った手で同時に他の食器を持つこと。 ・受け箸(うけばし) 箸を持ったままでおかわりをすること。 スポンサーリンク ・寄せ箸(よせばし) 箸で器を自分の側へ引き寄せること。 箸をいったん箸置きに置いてから、必ず両手で食器の移動を行います。 遠くの食器を手元に引き寄せるために箸を使うのは不作法になります。 ・移り箸(うつりばし) いったん箸を付けたにも関わらず、その品を食べずに他の品へと移るふるまい。 次のものを口にするのは、一度箸をつけたものを食べ終えてからにします。 ・渡り箸(わたりばし) (作法としてはおかずを食べた後に次のおかずの前にご飯を食べるのがマナーとされているので)おかずを食べた箸でまたおかずを食べること。 現在ではこれは嫌い箸とみなされないようです。 ・迷い箸(まよいばし) 手を付ける料理が決まらず箸をあちこち動かすこと。 美しい食事には、潔い決断力も必要です。 スマートな動作を。 「なまじ箸」とも言う。 気になったときは空いている方の手で隠して、つまようじで行います。 ・涙箸(なみだばし) 汁が滴りやすい料理を食べる際、それを取った箸の先から料理の汁などをポタポタ落とすこと。 料理の汁を落としながら食べるとテーブルの上や洋服が汚れてしまいます。 器を持ち上げるか、取り皿で受けるようにします。 ・探り箸(さぐりばし) 汁物の中を箸で探ったりして自分の好きなものを探り出したりすること。 料理は目でも味わうもの。 せっかくの盛り付けが台無しになってしまうので上から順にいただきます ・洗い箸(あらいばし) 汁物などで箸を洗うふるまい。 ・もぎ箸 箸についた汚れを口でもぎ取ること、だらしない印象を与えてしまうのでタブーです。 これを行わないために食事の最初には汁物を一口すすって箸を湿らせるのが作法とされています。 でも一方で、汁をすする際には箸は用いない作法のため湿らないという矛盾があります。 ・ねぶり箸 箸を舐る(ねぶる。 舌で舐める)。 箸の先をなめたり、口にくわえたりすること。 一緒に食事をしている相手に不快な気分を与えてしまいます。 咥える。 口に軽く挟んで支えること)所作。 ・噛み箸(かみばし) 箸の先をかむしぐさ ・掻き箸(かきばし) 箸で頭などをかく。 不衛生。 食器に口を付け箸で食べ物を掻き込むこと。 がっついている印象を与えてしまいます。 ・橋箸・渡し箸(はしばし・わたしばし) 箸を休める時茶碗などの上に渡して置くこと これをするともうご飯はいりませんという意味になります。 箸を休ませるときは茶碗などに箸をかけずに、きちんと箸置きの上に置きます。 ないときは、箸袋を畳んで代用します。 ・揃え箸(そろえばし) 箸を食器やテーブル等に突き立てて揃えること。 ・透かし箸(すかしばし) 骨つきの魚の中骨を取り除かず骨の隙間から下の身をつつくこと。 ・撥ね箸(はねばし) 嫌いなものを箸でのけるふるまい。 ・重ね箸(かさねばし) 一つのおかずばかり次々と続けて食べること。 他にもあるなかで一つの料理ばかりを食べ続けること。 「片付け食い」「ばっかり食べ」とも言う。 好きなものばかり食べたくなりますが、バランスよく食べましょう。 ・込み箸(こみばし) 箸で料理を口の中に大量に詰め込みほおばること。 ・落とし箸(おとしばし) 食事中に箸を床に落とすこと。 ・二人箸(ふたりばし) 食器の上で二人一緒に料理を挟(はさ)むこと。 ・拝み箸(おがみばし) 両手で箸をはさみ、拝むようにすること。 ・仏箸・ 立て箸(ほとけばし・たてばし) ご飯に箸を突き立てること 仏式の葬儀のとき死者の枕元に供える枕ご飯に箸を突き刺してたてるため、 周囲の人に仏事をを連想させてしまいます。 火葬後の遺骨を拾うときには竹と木の箸を一対にして使うのため 竹木箸ともよばれ嫌がられます。 ・合わせ箸・箸渡し・拾い箸(あわせばし・はしわたし・ひろいばし) 箸と箸で食べ物のやりとりをすること。 火葬の後で骨を拾う時に同じ動作をするので縁起が悪いとされています。 箸のマナーの理由と嫌い箸 さいごに まとめながら、嫌い箸の多さにびっくりでした。 知っているものもかなりありましたが、えっ、こんなことも嫌い箸なの?! というものもたくさんありました。 中にはこれはマナー違反だとわかっていても名前をしらなかったものとか、 知らずにやってしまっていたこともありました。 今回わかってよかったなぁと思います。 今回はお箸の種類やマナーについて書いてみましたが、お箸には「割り箸」というのもあります。 割り箸にもマナーや意味があります。 割り箸についてはこちらの記事で書いていますので、是非一緒に参考にしてみてください。

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「鬼殺隊レビュアーだったが…」抜かねば無作法な「世界に飛ばされた件…」

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拠点 食酒亭 から往復で2週間かかる程度には遠い森の中にある、有翼人専門のお店、『妬き鳥・秘伝のタレ』 基本料金は40分3500G。 店独特のプレイとして、基本プレイに含まれる水浴びプレイ、追加オプションでは超高層の部屋、砂浴びプレイなどがある。 店にやってきた黒死牟はその中でティンとくる嬢を見つけ指名する。 そして追加オプションに森林浴プレイを追加する。 黒死牟もしかしてサキュバス店の魅力が理解できたのか? 」 「…少し違うが…思ったより…楽しめそうだ…まだ見ぬものはやはり面白い…」 「ほーそりゃまた、レビューが楽しみだぜ。 言っとくが前みたいなレビューは無しだ。 最低でも嬢の感想はちゃんと書けよな。 」 「…今回は問題なかろう…前評判通りならな…延長したら…待てるか? 」 「ああ、構わねぇぜ。 ゆっくり楽しんで来い。 」 「…では向かうとするか…」 指名を入れた嬢へと向かう黒死牟、その姿はこれから戦場に向かう武士そのものだった。 「黒死牟の奴どんな娘を指名したんだろうな? 気になるな。 」 スタンクは嬢を選びながら呟く。 ついこないだまでストイックさの塊のようだった黒死牟が自発的に指名し、オプションまでつけたことは少なからず衝撃的だったようだ。 「そうですよね。 前と違ってかなり自発的に選んでましたからね。 」 「しかも追加オプションまでつけるは、挙句には延長、随分と熱心だったな。 」 「良かったら拝見いたしますか? 」 「おっ! 気が利くねぇ、サンキューな。 」 場合によってはどの子に入ったかは秘匿しておくものなのだが、この一行は後でレビューを纏めると宣言していたため、仲間内ならば情報を開示してもいいと判断した受付嬢はスタンク達に黒死牟が指名した嬢のプロフィールを見せる。 「どれどれ? あいつはどんな娘を選んだのかなーっと。 」 「ちょっと!? 後から黒死牟さんに聞けばいいじゃないですか」 「馬鹿、これは必要なことなんだよ。 あいつのレビューのレベルを上げるためにはな。 それとも何か…クリムは気にならねぇのかよ? 」 「そりゃ…気になりますけど…」 黒死牟が選んだ嬢の詳細を下世話な気持ちで眺める一行。 そして異変は訪れる。 「ば…馬鹿な…」 その詳細を見た一行のうちNGを喰らって不貞腐れていたナルカミが、突如体を震わせその場を後ずさりしだす。 その顔は蒼白となっており大量の冷や汗が噴き出ていた。 「嘘だろ…オイオイオイ! 死ぬわあいつ!! 」 突然叫び出すナルカミに対し一行はギョッとナルカミの方を振り返る。 「おいおい!! いきなり何だってんだ!? 」 「ど、どうしたんですか、ナルカミさん!? そんなに震えて…」 「あり得ない…というか何であの一族がここに…絶滅していなかったのか…」 「絶滅!? いったい何なんですか!? 黒死牟さんが選んだ方は一体どういった方なんですか? 」 絶滅などという物騒なワードと何故ナルカミがここまでおびえているか分からないクリムは慌てながら説明を求める。 そんな質問に対しナルカミは体を尻尾全体を威嚇を行うガラガラヘビの尾先もかくやといった具合に震わせながら答える。 「いいか、有翼人種にとっては基本的にラミア種が天敵だが、猛禽類系の有翼人は逆にラミア種の天敵になっている…ここまでは分かるな? 」 「それぐらい知ってる。 」 「基本中の基本だわな。 」 様々な種族と接する機会の多い冒険者たるものならば、基本的な情報であったためスタンクとゼルは普通に頷く。 クリムはそのことは知らなかったが、天使として異種の婚姻に携わったことはあり、今までの経験で猛禽類系の有翼人とラミア種の婚姻に携わったことはないためナルカミの言葉は真実なのだろうと察する。 「その中でもトップクラスにヤバいのがカンムリクマタカの有翼人だ…」 ナルカミとて冒険者として修羅場をくぐってきた身だ、命の危機など何度かあったことだろうし。 しかし骨の髄から震えるように、恐怖に染まり切ったナルカミの顔を見て、黒死牟が選んだ嬢が猛禽類系の有翼人とラミアの関係を抜きにしてもヤバいというのが見て取れる。 「一体何がそんなにヤバいんだ? そりゃ今から殺し合いをするんならまだ分からんでもないが、ここはサキュバス店だぜ。 荒事は御法度のはずだ。 」 「そうですよ、ナルカミさん。 いくら何でも考え過ぎですよ!! 」 何とかナルカミをなだめようとするゼルとクリムだったが、ナルカミの震えは止まらない。 「殺し合い? 殺し合いだったらいっそ楽だよ!! そこまで苦しまずに終われるんだからな! 」 「じゃあ何が問題なんですか? 」 「…奴らにとってはラミアも獣人も人間も関係ねぇ…全てが捕食対象で嗜虐心を満たす対象なんだ!! 」 「全て…ですか? 」 「…ああ、奴らはそう…別格なんだ。 」 カンムリクマタカ…その鳥は黒死牟のいた地球においては、猛禽類の中でも特に大型で猿、鳥、蛇、鹿が主な獲物となり、その中でも猿が好物という種である。 当然霊長類である人間すら捕食対象となり、猛禽類の中でも抜きんでたどう猛さと猿の頭をいともたやすく砕く強大な鉤爪をもってして、現地では恐れられている。 その凶暴性と力強さはこの世界でも健在であり、ラミアは蛇と人間両方の特性を併せ持っているため本能的な恐怖が染み付いているとナルカミは説明する。 「何というか…どうしてそんなのがサキュバス店で働いてるんだ? 」 少々引きながらもスタンク達は例のサキュバス嬢について考える。 どう考えてもこのような店よりも紛争地帯か良くて冒険者をやってるのが自然だろう。 「ドMな客専用なんじゃねーか? 責められるのが好きな奴ならいけるだろ。 」 「多分そうだと思う。 殺してはいけないってことは、逆に言えば苦しみが長く続くってことだからな…とはいっても俺の知り合いにもドMな奴がいるがそいつでもアレはキツイはずだ。 正直俺はこの店NG喰らって今はホッとしてるよ…」 恐怖が一向に収まらないナルカミを見てスタンクは吸い終えた煙草の火を消しながら、つぶやく。 「まぁ今回はご愁傷さまとしか言えないな、帰ったらなんか奢ってやるよ。 」 「ああ…すまねぇな…少し気が楽になった。 」 「うし!! それなら良かった。 さ~てそれじゃあ俺たちは嬢の選びに戻るとしますか。 」 とにかく事情が分かれば下半身の欲望に素直な男たちは切り替えが早い。 それはある意味で知性あるものとして正しい姿なのかもしれない。 『有翼人は何といっても感じやすさがすごい! 攻める度にいい声で鳴いてくれる。 まさに俺の小鳥ちゃんだ!鳴き声も非常に甘美で美しく、官能的! まさしくエロのオーケストラコンサートホールだぜ!こいつぁ股間もスタンディングオベーション!』 「っとまぁ他の連中はこんな感じだが、アンタはそういうのも求めてるって顔じゃなさそうだな。 ついでに言うならばドMって訳でもなさそうだ。 」 「…そうだな…私が求むるはそういった戯れではない…」 黒と白が入り混じったセミロングの髪に、焦げ茶色の翼、バストはFはあるかといった感じだったが、何よりも特徴的だったのはその肉体だった。 その引き締まった肉体は、如何にも凶暴そうな足の爪と体中に散見される戦場傷、そして端正ながらも威圧感を放つ顔と相まって鋼のような強靭さを感じさせる。 まるで神話の戦乙女のような存在感を放つクラウンという名の有翼人の女は風貌とは裏腹に割とフランクに黒死牟に話しかける。 「やっぱそうだよな!! それとよ、アンタに最初にあってから聞きたかったことがあるんだけどよ…もしかしてアンタ転移者か? 」 「…いかにも…」 「ほう、オレの推測は当たってやがったか。 正直俺が今まで見たことがある転移者とは随分違ってたから実は違うのかと思ってたぜ。 」 「…ではなぜ分かった…私は他の者とは様子が違うのだろう? 」 その問いに対しクラウンは少し考え答える。 「何というか転移者って言うのは雰囲気が違うんだよ。 マナでも種族でもなくて…なんて言ったらいいかな…とにかく違うんだよ。 」 「…左様か…ついでに聞きたいが…貴様は継国縁壱という男を知っているか? 姿は私によく似た人間種だ…」 「ん~オレもいろいろな場所を巡ってきたが、そんな名前の奴にも、アンタみたいな顔の人間にも会ったことは無いな…そいつは強いのか? 」 「…ああ…世の理を乱す程にな…」 どこか懐かしむように話す黒死牟を見て、クラウンはその人物が大層な強者だと判断し興奮する。 「そりゃまた挑みがいのある奴だな!! ぜひ会ってみたいぜ!! 」 「…血の気が多し…故に滅びへと向かったか…」 「まぁオレらの一族は昔少々やりすぎてね…残ってるのはほんの僅かなんだよなぁ。 」 クラウンの一族はその凶暴性と強さを活かして、傭兵のような活動を行っていたが血の気が多すぎたため、種族間紛争で少々やりすぎてしまい、調停者に粛清を喰らった過去がある。 そんな中でクラウンはほかの一族とは違い、長く楽しむにはどうすればいいかを考えるだけの冷静さを持っていた。 自分たちだけでは組織の力には無力…ならばできるだけ長く戦えるような職に付けばいいと、体色を変え女騎士となったが、いつしか普通の盗賊程度では満足できない体となってしまった。 そして粛清を喰らった一族の出では上の階級に上がり、より楽しむことが出来ないと知っていたクラウンは冒険者となるが、モンスター相手だとどこか楽しむことが出来なかった。 その後、他部族の紛争地域などを彷徨い悩んだ結果自分は単なる勝利ではなく知性ある強者を屈服させることこそが、自身の性癖だと気付いたクラウンは強い冒険者たちもたまに来訪し、身を隠すにも都合がよいサキュバス店に就職する流れとなった。 そして今日嬉しさで鳥肌が立つほどの上客がやってきた。 こんなにプレイが始まるのが楽しみな日が来るとは想像できなかったくらいだ。 「さて話はここまでにして…そろそろおっぱじめるか。 」 「…良かろう…」 「頼むからアンタは簡単に壊れてくれるなよ…これほどの上物初めてだからな…最初から殺す気で行くぜ!! 」 「…それが賢明だろう…長生きしたくばな…」 いつもは殺してしまうとさすがに権力が出張ってくるので手加減はしていたが、今日のプレイではこちらも殺す気で行かないと届かないどころか自分が確実に食われる。 そう感じたクラウンはその顔に普段は抑えている凶暴性を全開放する。 さぁ森林浴プレイ開始だ!! 『セキセイインコって飼ったことある?懐くと手のひらで…交尾し出すよねあいつら…何が言いたいかっていうと…鳥ってエロい奴はエロいんだー!セキセイインコならぬ、セクシー淫行…実によし!』 「…実によし…」 森の木々の間を猛禽類独特の優れた目をもってして、器用にかいくぐりながら飛翔するクラウン。 それに対して黒死牟は木の枝や幹を巧みに利用し、跳ぶ。 無論これは飛行デートなどといった生易しいものではない。 両者の間ではお互いを喰らいつくすための体術の応酬が繰り広げられており、達人でも近づくことが困難なフィールドと化していた。 「そこだァ!! 」 「…狙いは正確だが…まだ青い…」 こちらがわざと作った隙に飛び込んできたクラウンに対して、かつて己の子孫である若き柱に対してやったように攻撃からのカウンターを決めようとするが、それをクラウンは手足を使って払いのける。 その様子を見て黒死牟はわずかに目を見開く。 自身のカウンターは隻腕になったとはいえ紛れもなく天才であった子孫から刀を奪い取るほどのものであったにもかかわらず、この娘はそれを払いのけたのだ。 「…良き動きだな…」 「危ねぇ、危ねぇ、やっぱり剣一辺倒じゃなかったな。 」 カンムリクマタカ特有の強靭な手足を持っているとはいえ、これはただ力任せにやっただけでは絶対にできない芸当だ。 相手はただ凶暴なだけの獣ではない、理知を備え見極めができる芸者だ。 「たまらねぇぜ!! これがオレが求めていたものだぁぁぁぁ!! 」 黒死牟がカウンターを狙っていることを察知したクラウンは大いに興奮する。 おそらく一度組み敷かれれば、自身の力をもってしても抜け出せないということも理解した。 当然相手に隙などあろうはずもない、間違いない…目の前の相手は特上の存在だ。 「これほどの上物を知ってしまったらもう元の生活に戻れなくなっちまうじゃねぇか!! 」 「…そのようなことは…私の関知するところではない…」 「ツレナイこと言うなよ! オレをこんな体にしやがったツケを払いやがれぇ!! 」 一見無茶苦茶なことを言っているようにも聞こえるが、猛禽類の仲間には空中で足を絡ませ合うことが求愛行動となっている種もいる。 今のクラウンにとって森の木々の間を飛翔し、黒死牟との間で体術の読み合いをするこの行動は非常に性的興奮を覚えるものであった。 …黒死牟の知らぬ間にツケはどんどんたまっていたのだ。 「…鷹の目と…翼…そして体術…素晴らしいものだな…」 一方の黒死牟にも興奮 非意味深 の感情はあった。 鷹の動体視力、強靭な手足の筋肉、そしてそれを活かせるだけの体術、目の前の相手は間違いなく逸材だ。 「まだまだ続くぜぇ!! 」 再び飛翔する二人…早く済ませないと延長確定だぞ!! 森の中で数十本の木々が何かに抉られたように斬り倒されている。 きっとこの場所の元の姿を知るものがいたらこの惨状に大層驚くことだろう。 もっともこれを引き起こした原因である一人の鬼と、一人の有翼人種は気にも留めやしない。 「…面白い…だが…そろそろ…終わりにするか…」 刀は今現在持っていない。 やろうと思えば今からでも体から生やすことが出来るが、それはこの戦い プレイ においては無作法極まりない。 故に黒死牟は己の腕を剣に見立て構え集中する。 …あの構え、何らかの技が来そうだな。 魔法は扱えないと事前に黒死牟から聞いており、飛び道具も刀さえも持っていないことは承知しているが、クラウンの勘は今の距離では不味いと感じこの場から離れようとする。 しかし例え一定の距離があろうとも居合においては黒死牟のほうが上手だった。 」 無数の斬撃を対象に向けて集中させて放つ技。 威力こそ刀を持った時の技には及ばないものの鬼の膂力と、呼吸法によって底上げした力は間違いなく脅威だった。 更には、何百年も鍛え続けたであろう黒死牟の技は一振り一振りが全て死そのものである。 「これは不味い!! 」 振り払われる刀の軌道に沿うように残る月光は、一つ一つが黒死牟の斬撃。 クラウンは背筋に冷たいものが流れる感覚を感じる…が、その闘志が衰えることはなかった。 「諦めるかぁ!! 」 この技を避けることは、普通はほぼ不可能だ。 なので近くにあった木を強靭な手足を使って引き裂きそれを投げつける。 障害物により威力を落とす攻撃、それでもまだこちらに向かってくる。 しかしクラウンは驚異的な動体視力と蓄積された経験をもってして、どこを飛べばダメージが少なく切り抜けられるかを瞬時に見極める。 「まだだ!! まだオレは戦える!! 」 黒死牟の技の全てをよけきることは出来なかった全身にはまるで斬り傷のような傷が刻まれ、自慢の翼や首筋の冠のような羽毛には所々血が滲んで汚れてしまっていた。 それでも諦める理由にはならなかった。 意識を集中し再び索敵を開始しようとする。 「…天晴なり…」 しかし技を避けるために意識を集中してしまっていたクラウンよりも早く黒死牟は懐に入り込み、体術をもって組み敷く。 黒死牟は分かっていた、刀を使わない技ならばこの相手には止めとはなりえないことを、ゆえに技を隙を作らせるための一石として使用したのだ。 「俺の負けか…」 もはや、抵抗することはかなわない。 決着はここに付いた。 「あまり動くと出血がひどくなる…これを飲むがいい…」 黒死牟から手渡されたのは回復薬だった。 本来はクラウンとのプレイでボロボロになるであろう客に対して使用するために店員が渡したものだったが、逆の使われ方をしたのは今日が初めてだった。 「あ~悔しいぜ!! 」 これにて森林浴プレイ終了です。 『ボクとは全く違う質感の、綺麗な羽がとても好きです。 でも…受け身体質らしいので、攻めるのが苦手なボクには少し困ります…森の湖で、のんびり一緒に水浴びする基本プレイは冷たくて気持ちいいですが…砂浴びプレイは誰に需要があるのでしょうか…』 「さすがに今日は砂浴びプレイをしたら傷口が開きそうだぜ。 」 「…貴様は…何を言っているのだ?」 「気にすんな、ただの独り言だよ。 」 森林浴プレイを終えたその体を惜しげもなくさらしながら水浴びに興じるクラウン。 当たり前だが、異性に裸体を見せることに恥ずかしさなどない。 やはり…まだ慣れぬな… こうも簡単に夫でもない男に裸を見せることには違和感を隠せないが、世界が違うのだからそこに余計な横槍を入れるのはお門違いと思い直す。 今はかつての上司の呪縛も存在していない一体の存在としてここに立っているため少しくらいの自由さには寛容なつもりだ。 「それよりよ!! 傷がふさがったらまた体の疼きが止まらなくなってきちまった。 どうしてくれるんだよ? 」 「…もう一戦交えるか…それもまた一興か…」 まだ戦い足りないのなら相手になるぞといった具合に構える黒死牟、それに対しクラウンは呆れたように訂正する。 「そうじゃなくてコッチの方だよ。 責任を取りやがれってんだ!! 」 「…なぜまたそのようになった? …貴様は戦いを求めていたのではないのか?」 「そこはそこ、コッチはコッチだ。 お前はオレを組み伏せた、知ってるか? 俺たちの間ではそれが本当の意味で認めるってことだぜ。 」 「…知らぬな…」 「ふざけんじゃねぇ!! このままじゃオレは次に卵を三個産まなきゃならなくなっちまうじゃねぇか!! 黒死牟、テメェが何とかしやがれ! 」 顔を赤らめながら怒鳴るクラウン、どうやら諦めるつもりは無さそうだと判断した黒死牟は示談の条件を話し出す。 「…条件がある…」 示談の条件を聞いたクラウンはいい笑顔をしながら快諾する。 条件も内容はクラウンに呼吸法を伝授し、強くなったらまた戦うというものだった。 「良いぜ、今より強くなる方法を教えてもらって、コッチも鎮めることも出来るんならお安い御用だ。 」 快諾したか…ここまでくれば抜かねば無作法というもの… さぁ延長確定だが、第二ラウンドの始まりだ!! ラミア:ナルカミ 0 原始の恐怖が…ここは地獄か… 鬼:黒死牟 九 非常に得難い体験であった…有翼人とは…いやクラウン…貴様は面白い…引き締まった肉体に機能美…技も我流であそこまでとは…使うつもりはなかったが抜かねば無作法だったのでつい使ってしまった…何にせよこれからの成長と再戦が…非常に楽しみだ… 「…実に満足であった…」 「…前のレビューよりは良くなったのか? 」 「どっちの戦いのことかよく分かんねぇけど、まぁこのレビュー見にくる奴らならば都合がいい方に解釈してくれるだろ。 」 「カンムリクマタカ怖い…カンムリクマタカ怖い…」.

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【予想】流石にエリチが●●ってゆう謎までFGOプロフで公開するわけ……ないよね?

抜か ねば 不 作法 という もの

拠点 食酒亭 から往復で2週間かかる程度には遠い森の中にある、有翼人専門のお店、『妬き鳥・秘伝のタレ』 基本料金は40分3500G。 店独特のプレイとして、基本プレイに含まれる水浴びプレイ、追加オプションでは超高層の部屋、砂浴びプレイなどがある。 店にやってきた黒死牟はその中でティンとくる嬢を見つけ指名する。 そして追加オプションに森林浴プレイを追加する。 黒死牟もしかしてサキュバス店の魅力が理解できたのか? 」 「…少し違うが…思ったより…楽しめそうだ…まだ見ぬものはやはり面白い…」 「ほーそりゃまた、レビューが楽しみだぜ。 言っとくが前みたいなレビューは無しだ。 最低でも嬢の感想はちゃんと書けよな。 」 「…今回は問題なかろう…前評判通りならな…延長したら…待てるか? 」 「ああ、構わねぇぜ。 ゆっくり楽しんで来い。 」 「…では向かうとするか…」 指名を入れた嬢へと向かう黒死牟、その姿はこれから戦場に向かう武士そのものだった。 「黒死牟の奴どんな娘を指名したんだろうな? 気になるな。 」 スタンクは嬢を選びながら呟く。 ついこないだまでストイックさの塊のようだった黒死牟が自発的に指名し、オプションまでつけたことは少なからず衝撃的だったようだ。 「そうですよね。 前と違ってかなり自発的に選んでましたからね。 」 「しかも追加オプションまでつけるは、挙句には延長、随分と熱心だったな。 」 「良かったら拝見いたしますか? 」 「おっ! 気が利くねぇ、サンキューな。 」 場合によってはどの子に入ったかは秘匿しておくものなのだが、この一行は後でレビューを纏めると宣言していたため、仲間内ならば情報を開示してもいいと判断した受付嬢はスタンク達に黒死牟が指名した嬢のプロフィールを見せる。 「どれどれ? あいつはどんな娘を選んだのかなーっと。 」 「ちょっと!? 後から黒死牟さんに聞けばいいじゃないですか」 「馬鹿、これは必要なことなんだよ。 あいつのレビューのレベルを上げるためにはな。 それとも何か…クリムは気にならねぇのかよ? 」 「そりゃ…気になりますけど…」 黒死牟が選んだ嬢の詳細を下世話な気持ちで眺める一行。 そして異変は訪れる。 「ば…馬鹿な…」 その詳細を見た一行のうちNGを喰らって不貞腐れていたナルカミが、突如体を震わせその場を後ずさりしだす。 その顔は蒼白となっており大量の冷や汗が噴き出ていた。 「嘘だろ…オイオイオイ! 死ぬわあいつ!! 」 突然叫び出すナルカミに対し一行はギョッとナルカミの方を振り返る。 「おいおい!! いきなり何だってんだ!? 」 「ど、どうしたんですか、ナルカミさん!? そんなに震えて…」 「あり得ない…というか何であの一族がここに…絶滅していなかったのか…」 「絶滅!? いったい何なんですか!? 黒死牟さんが選んだ方は一体どういった方なんですか? 」 絶滅などという物騒なワードと何故ナルカミがここまでおびえているか分からないクリムは慌てながら説明を求める。 そんな質問に対しナルカミは体を尻尾全体を威嚇を行うガラガラヘビの尾先もかくやといった具合に震わせながら答える。 「いいか、有翼人種にとっては基本的にラミア種が天敵だが、猛禽類系の有翼人は逆にラミア種の天敵になっている…ここまでは分かるな? 」 「それぐらい知ってる。 」 「基本中の基本だわな。 」 様々な種族と接する機会の多い冒険者たるものならば、基本的な情報であったためスタンクとゼルは普通に頷く。 クリムはそのことは知らなかったが、天使として異種の婚姻に携わったことはあり、今までの経験で猛禽類系の有翼人とラミア種の婚姻に携わったことはないためナルカミの言葉は真実なのだろうと察する。 「その中でもトップクラスにヤバいのがカンムリクマタカの有翼人だ…」 ナルカミとて冒険者として修羅場をくぐってきた身だ、命の危機など何度かあったことだろうし。 しかし骨の髄から震えるように、恐怖に染まり切ったナルカミの顔を見て、黒死牟が選んだ嬢が猛禽類系の有翼人とラミアの関係を抜きにしてもヤバいというのが見て取れる。 「一体何がそんなにヤバいんだ? そりゃ今から殺し合いをするんならまだ分からんでもないが、ここはサキュバス店だぜ。 荒事は御法度のはずだ。 」 「そうですよ、ナルカミさん。 いくら何でも考え過ぎですよ!! 」 何とかナルカミをなだめようとするゼルとクリムだったが、ナルカミの震えは止まらない。 「殺し合い? 殺し合いだったらいっそ楽だよ!! そこまで苦しまずに終われるんだからな! 」 「じゃあ何が問題なんですか? 」 「…奴らにとってはラミアも獣人も人間も関係ねぇ…全てが捕食対象で嗜虐心を満たす対象なんだ!! 」 「全て…ですか? 」 「…ああ、奴らはそう…別格なんだ。 」 カンムリクマタカ…その鳥は黒死牟のいた地球においては、猛禽類の中でも特に大型で猿、鳥、蛇、鹿が主な獲物となり、その中でも猿が好物という種である。 当然霊長類である人間すら捕食対象となり、猛禽類の中でも抜きんでたどう猛さと猿の頭をいともたやすく砕く強大な鉤爪をもってして、現地では恐れられている。 その凶暴性と力強さはこの世界でも健在であり、ラミアは蛇と人間両方の特性を併せ持っているため本能的な恐怖が染み付いているとナルカミは説明する。 「何というか…どうしてそんなのがサキュバス店で働いてるんだ? 」 少々引きながらもスタンク達は例のサキュバス嬢について考える。 どう考えてもこのような店よりも紛争地帯か良くて冒険者をやってるのが自然だろう。 「ドMな客専用なんじゃねーか? 責められるのが好きな奴ならいけるだろ。 」 「多分そうだと思う。 殺してはいけないってことは、逆に言えば苦しみが長く続くってことだからな…とはいっても俺の知り合いにもドMな奴がいるがそいつでもアレはキツイはずだ。 正直俺はこの店NG喰らって今はホッとしてるよ…」 恐怖が一向に収まらないナルカミを見てスタンクは吸い終えた煙草の火を消しながら、つぶやく。 「まぁ今回はご愁傷さまとしか言えないな、帰ったらなんか奢ってやるよ。 」 「ああ…すまねぇな…少し気が楽になった。 」 「うし!! それなら良かった。 さ~てそれじゃあ俺たちは嬢の選びに戻るとしますか。 」 とにかく事情が分かれば下半身の欲望に素直な男たちは切り替えが早い。 それはある意味で知性あるものとして正しい姿なのかもしれない。 『有翼人は何といっても感じやすさがすごい! 攻める度にいい声で鳴いてくれる。 まさに俺の小鳥ちゃんだ!鳴き声も非常に甘美で美しく、官能的! まさしくエロのオーケストラコンサートホールだぜ!こいつぁ股間もスタンディングオベーション!』 「っとまぁ他の連中はこんな感じだが、アンタはそういうのも求めてるって顔じゃなさそうだな。 ついでに言うならばドMって訳でもなさそうだ。 」 「…そうだな…私が求むるはそういった戯れではない…」 黒と白が入り混じったセミロングの髪に、焦げ茶色の翼、バストはFはあるかといった感じだったが、何よりも特徴的だったのはその肉体だった。 その引き締まった肉体は、如何にも凶暴そうな足の爪と体中に散見される戦場傷、そして端正ながらも威圧感を放つ顔と相まって鋼のような強靭さを感じさせる。 まるで神話の戦乙女のような存在感を放つクラウンという名の有翼人の女は風貌とは裏腹に割とフランクに黒死牟に話しかける。 「やっぱそうだよな!! それとよ、アンタに最初にあってから聞きたかったことがあるんだけどよ…もしかしてアンタ転移者か? 」 「…いかにも…」 「ほう、オレの推測は当たってやがったか。 正直俺が今まで見たことがある転移者とは随分違ってたから実は違うのかと思ってたぜ。 」 「…ではなぜ分かった…私は他の者とは様子が違うのだろう? 」 その問いに対しクラウンは少し考え答える。 「何というか転移者って言うのは雰囲気が違うんだよ。 マナでも種族でもなくて…なんて言ったらいいかな…とにかく違うんだよ。 」 「…左様か…ついでに聞きたいが…貴様は継国縁壱という男を知っているか? 姿は私によく似た人間種だ…」 「ん~オレもいろいろな場所を巡ってきたが、そんな名前の奴にも、アンタみたいな顔の人間にも会ったことは無いな…そいつは強いのか? 」 「…ああ…世の理を乱す程にな…」 どこか懐かしむように話す黒死牟を見て、クラウンはその人物が大層な強者だと判断し興奮する。 「そりゃまた挑みがいのある奴だな!! ぜひ会ってみたいぜ!! 」 「…血の気が多し…故に滅びへと向かったか…」 「まぁオレらの一族は昔少々やりすぎてね…残ってるのはほんの僅かなんだよなぁ。 」 クラウンの一族はその凶暴性と強さを活かして、傭兵のような活動を行っていたが血の気が多すぎたため、種族間紛争で少々やりすぎてしまい、調停者に粛清を喰らった過去がある。 そんな中でクラウンはほかの一族とは違い、長く楽しむにはどうすればいいかを考えるだけの冷静さを持っていた。 自分たちだけでは組織の力には無力…ならばできるだけ長く戦えるような職に付けばいいと、体色を変え女騎士となったが、いつしか普通の盗賊程度では満足できない体となってしまった。 そして粛清を喰らった一族の出では上の階級に上がり、より楽しむことが出来ないと知っていたクラウンは冒険者となるが、モンスター相手だとどこか楽しむことが出来なかった。 その後、他部族の紛争地域などを彷徨い悩んだ結果自分は単なる勝利ではなく知性ある強者を屈服させることこそが、自身の性癖だと気付いたクラウンは強い冒険者たちもたまに来訪し、身を隠すにも都合がよいサキュバス店に就職する流れとなった。 そして今日嬉しさで鳥肌が立つほどの上客がやってきた。 こんなにプレイが始まるのが楽しみな日が来るとは想像できなかったくらいだ。 「さて話はここまでにして…そろそろおっぱじめるか。 」 「…良かろう…」 「頼むからアンタは簡単に壊れてくれるなよ…これほどの上物初めてだからな…最初から殺す気で行くぜ!! 」 「…それが賢明だろう…長生きしたくばな…」 いつもは殺してしまうとさすがに権力が出張ってくるので手加減はしていたが、今日のプレイではこちらも殺す気で行かないと届かないどころか自分が確実に食われる。 そう感じたクラウンはその顔に普段は抑えている凶暴性を全開放する。 さぁ森林浴プレイ開始だ!! 『セキセイインコって飼ったことある?懐くと手のひらで…交尾し出すよねあいつら…何が言いたいかっていうと…鳥ってエロい奴はエロいんだー!セキセイインコならぬ、セクシー淫行…実によし!』 「…実によし…」 森の木々の間を猛禽類独特の優れた目をもってして、器用にかいくぐりながら飛翔するクラウン。 それに対して黒死牟は木の枝や幹を巧みに利用し、跳ぶ。 無論これは飛行デートなどといった生易しいものではない。 両者の間ではお互いを喰らいつくすための体術の応酬が繰り広げられており、達人でも近づくことが困難なフィールドと化していた。 「そこだァ!! 」 「…狙いは正確だが…まだ青い…」 こちらがわざと作った隙に飛び込んできたクラウンに対して、かつて己の子孫である若き柱に対してやったように攻撃からのカウンターを決めようとするが、それをクラウンは手足を使って払いのける。 その様子を見て黒死牟はわずかに目を見開く。 自身のカウンターは隻腕になったとはいえ紛れもなく天才であった子孫から刀を奪い取るほどのものであったにもかかわらず、この娘はそれを払いのけたのだ。 「…良き動きだな…」 「危ねぇ、危ねぇ、やっぱり剣一辺倒じゃなかったな。 」 カンムリクマタカ特有の強靭な手足を持っているとはいえ、これはただ力任せにやっただけでは絶対にできない芸当だ。 相手はただ凶暴なだけの獣ではない、理知を備え見極めができる芸者だ。 「たまらねぇぜ!! これがオレが求めていたものだぁぁぁぁ!! 」 黒死牟がカウンターを狙っていることを察知したクラウンは大いに興奮する。 おそらく一度組み敷かれれば、自身の力をもってしても抜け出せないということも理解した。 当然相手に隙などあろうはずもない、間違いない…目の前の相手は特上の存在だ。 「これほどの上物を知ってしまったらもう元の生活に戻れなくなっちまうじゃねぇか!! 」 「…そのようなことは…私の関知するところではない…」 「ツレナイこと言うなよ! オレをこんな体にしやがったツケを払いやがれぇ!! 」 一見無茶苦茶なことを言っているようにも聞こえるが、猛禽類の仲間には空中で足を絡ませ合うことが求愛行動となっている種もいる。 今のクラウンにとって森の木々の間を飛翔し、黒死牟との間で体術の読み合いをするこの行動は非常に性的興奮を覚えるものであった。 …黒死牟の知らぬ間にツケはどんどんたまっていたのだ。 「…鷹の目と…翼…そして体術…素晴らしいものだな…」 一方の黒死牟にも興奮 非意味深 の感情はあった。 鷹の動体視力、強靭な手足の筋肉、そしてそれを活かせるだけの体術、目の前の相手は間違いなく逸材だ。 「まだまだ続くぜぇ!! 」 再び飛翔する二人…早く済ませないと延長確定だぞ!! 森の中で数十本の木々が何かに抉られたように斬り倒されている。 きっとこの場所の元の姿を知るものがいたらこの惨状に大層驚くことだろう。 もっともこれを引き起こした原因である一人の鬼と、一人の有翼人種は気にも留めやしない。 「…面白い…だが…そろそろ…終わりにするか…」 刀は今現在持っていない。 やろうと思えば今からでも体から生やすことが出来るが、それはこの戦い プレイ においては無作法極まりない。 故に黒死牟は己の腕を剣に見立て構え集中する。 …あの構え、何らかの技が来そうだな。 魔法は扱えないと事前に黒死牟から聞いており、飛び道具も刀さえも持っていないことは承知しているが、クラウンの勘は今の距離では不味いと感じこの場から離れようとする。 しかし例え一定の距離があろうとも居合においては黒死牟のほうが上手だった。 」 無数の斬撃を対象に向けて集中させて放つ技。 威力こそ刀を持った時の技には及ばないものの鬼の膂力と、呼吸法によって底上げした力は間違いなく脅威だった。 更には、何百年も鍛え続けたであろう黒死牟の技は一振り一振りが全て死そのものである。 「これは不味い!! 」 振り払われる刀の軌道に沿うように残る月光は、一つ一つが黒死牟の斬撃。 クラウンは背筋に冷たいものが流れる感覚を感じる…が、その闘志が衰えることはなかった。 「諦めるかぁ!! 」 この技を避けることは、普通はほぼ不可能だ。 なので近くにあった木を強靭な手足を使って引き裂きそれを投げつける。 障害物により威力を落とす攻撃、それでもまだこちらに向かってくる。 しかしクラウンは驚異的な動体視力と蓄積された経験をもってして、どこを飛べばダメージが少なく切り抜けられるかを瞬時に見極める。 「まだだ!! まだオレは戦える!! 」 黒死牟の技の全てをよけきることは出来なかった全身にはまるで斬り傷のような傷が刻まれ、自慢の翼や首筋の冠のような羽毛には所々血が滲んで汚れてしまっていた。 それでも諦める理由にはならなかった。 意識を集中し再び索敵を開始しようとする。 「…天晴なり…」 しかし技を避けるために意識を集中してしまっていたクラウンよりも早く黒死牟は懐に入り込み、体術をもって組み敷く。 黒死牟は分かっていた、刀を使わない技ならばこの相手には止めとはなりえないことを、ゆえに技を隙を作らせるための一石として使用したのだ。 「俺の負けか…」 もはや、抵抗することはかなわない。 決着はここに付いた。 「あまり動くと出血がひどくなる…これを飲むがいい…」 黒死牟から手渡されたのは回復薬だった。 本来はクラウンとのプレイでボロボロになるであろう客に対して使用するために店員が渡したものだったが、逆の使われ方をしたのは今日が初めてだった。 「あ~悔しいぜ!! 」 これにて森林浴プレイ終了です。 『ボクとは全く違う質感の、綺麗な羽がとても好きです。 でも…受け身体質らしいので、攻めるのが苦手なボクには少し困ります…森の湖で、のんびり一緒に水浴びする基本プレイは冷たくて気持ちいいですが…砂浴びプレイは誰に需要があるのでしょうか…』 「さすがに今日は砂浴びプレイをしたら傷口が開きそうだぜ。 」 「…貴様は…何を言っているのだ?」 「気にすんな、ただの独り言だよ。 」 森林浴プレイを終えたその体を惜しげもなくさらしながら水浴びに興じるクラウン。 当たり前だが、異性に裸体を見せることに恥ずかしさなどない。 やはり…まだ慣れぬな… こうも簡単に夫でもない男に裸を見せることには違和感を隠せないが、世界が違うのだからそこに余計な横槍を入れるのはお門違いと思い直す。 今はかつての上司の呪縛も存在していない一体の存在としてここに立っているため少しくらいの自由さには寛容なつもりだ。 「それよりよ!! 傷がふさがったらまた体の疼きが止まらなくなってきちまった。 どうしてくれるんだよ? 」 「…もう一戦交えるか…それもまた一興か…」 まだ戦い足りないのなら相手になるぞといった具合に構える黒死牟、それに対しクラウンは呆れたように訂正する。 「そうじゃなくてコッチの方だよ。 責任を取りやがれってんだ!! 」 「…なぜまたそのようになった? …貴様は戦いを求めていたのではないのか?」 「そこはそこ、コッチはコッチだ。 お前はオレを組み伏せた、知ってるか? 俺たちの間ではそれが本当の意味で認めるってことだぜ。 」 「…知らぬな…」 「ふざけんじゃねぇ!! このままじゃオレは次に卵を三個産まなきゃならなくなっちまうじゃねぇか!! 黒死牟、テメェが何とかしやがれ! 」 顔を赤らめながら怒鳴るクラウン、どうやら諦めるつもりは無さそうだと判断した黒死牟は示談の条件を話し出す。 「…条件がある…」 示談の条件を聞いたクラウンはいい笑顔をしながら快諾する。 条件も内容はクラウンに呼吸法を伝授し、強くなったらまた戦うというものだった。 「良いぜ、今より強くなる方法を教えてもらって、コッチも鎮めることも出来るんならお安い御用だ。 」 快諾したか…ここまでくれば抜かねば無作法というもの… さぁ延長確定だが、第二ラウンドの始まりだ!! ラミア:ナルカミ 0 原始の恐怖が…ここは地獄か… 鬼:黒死牟 九 非常に得難い体験であった…有翼人とは…いやクラウン…貴様は面白い…引き締まった肉体に機能美…技も我流であそこまでとは…使うつもりはなかったが抜かねば無作法だったのでつい使ってしまった…何にせよこれからの成長と再戦が…非常に楽しみだ… 「…実に満足であった…」 「…前のレビューよりは良くなったのか? 」 「どっちの戦いのことかよく分かんねぇけど、まぁこのレビュー見にくる奴らならば都合がいい方に解釈してくれるだろ。 」 「カンムリクマタカ怖い…カンムリクマタカ怖い…」.

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