万葉 仮名。 万葉仮名甲類乙類の音韻

万葉仮名(まんようがな)の意味 万葉集に由来する古典の言葉

万葉 仮名

日本語を表記するために、漢字の字音や字訓を利用して表音的に用いたもの。 用法の上からは仮名の一種であって漢字本来の表意的な使い方とは異なるが、文字の形としては漢字であり、漢字を省画化した片仮名や略草化した平仮名とは異なる。 奈良時代以前の漢字専用の時代には、仮名としてはこれに限られた。 特に『万葉集』において多種多様に用いられ、用字法として早くから研究されたのでこの名がある。 漢字を真名というのに対して真仮名とも称し、平安時代以降にはこの呼び方が普通である。 万葉仮名の種類には、漢字の字音を借りた音仮名(字音仮名とも)と、漢字の字訓を借りた訓仮名(字訓仮名とも)とがあり、字訓に基づいて文字遊戯的に漢字を仮名として用いたものを特に戯書 (ぎしょ)と呼ぶ。 音仮名は万葉仮名の主力であり、それだけを綴って語句や歌謡を表記することができる。 漢字の字義を捨て表音的に用いることは、漢字六書 (りくしょ)の一つの仮借 (かしゃ)によったもので、中国ですでに行われており、外国の固有名詞や漢訳仏典の陀羅尼などがこの方法で表記されている。 これに対して訓仮名は、全体として見れば音仮名に比べて用いられる場が限られる。 訓仮名は漢字が日本に伝来し、その意味に対応する日本語が訓として定着した後にこれを仮名として用いたものである。 音仮名のもととなった字音には、奈良時代以前に一般化した中国南方系の呉音と呼ばれる音、後に入った北方系の漢音と呼ばれる音とがある。 『古事記』や平城宮跡出土木簡では呉音、『日本書紀』では漢音を主として用いている。 六、七世紀の金石文では、居(ケ 乙)・移(ヤ)など呉音や漢音に合わないものが用いられている。 周代の古音もしくは漢・魏時代の音と説かれ、近年は当時の朝鮮漢字音に基づくと説かれている。 平仮名や片仮名では一字が一音節に対応するが、万葉仮名では、阿(ア)・伊(イ)・加(カ)・岐(キ)・袁(ヲ)のように一字が一音節を表わすほかに、漢字音では子音で終る三内撥音 -m,-n,- や、三内入声音 -p,-t,-kを持つものには、音仮名とする際に母音を添加して二音節を表わすものもある。 敢(カム)・君(クニ)・相(サガ)や塔(タフ)・乞(コチ)・落(ラク)のようにである。 これらの漢字音は、一方では子音を切り捨てて、甘(カ)・反(ヘ)・香(カ)や甲(カ)・乙(オ)・尺(サ)のように用いる場合もある。 一字が二音節以上を表わす仮名を多音節仮名、原音の一部を切り捨てた場合を略音という。 多音節仮名は訓仮名にもあり、助動詞の鶴(ツル)・益(マシ)、助詞の鴨(カモ)・社(コソ)・谷(ダニ)・管(ツツ)、接尾語を含む巻(マク)・雲(クモ)などのほか、地名や人名の表記にも多用される。 二音節以上の訓を持つ字の訓の一部を利用して、市(チ)・跡(ト)のように用いた場合を略訓という。 逆に嗚呼(ア)・石花(セ)のように二字以上で一音節を表す仮名もある。 戯書は遊戯的な意図があり、個人的で一回的なものである。 擬声に基づく馬声(イ)・蜂音(ブ)・喚鶏(ツツ)・神楽声(ササ)、数字の組合せによる十六(シシ)・八十一(クク)、遊戯の折木四(カリ)、漢字の字形を分析的にとらえた山上復有山(出、イデ)などがある。 日本で日本語を表記した最古の遺品は五世紀中葉ないし六世紀初頭の金石文であり、埼玉県稲荷山古墳出土鉄剣銘、熊本県船山古墳出土大刀銘、隅田八幡神社人物画象鏡銘が知られる。 そこでは、人名・地名の固有名詞を「意富比 (オホヒコ)」「斯鬼(シキ)宮」のように音仮名で表わしている。 平城宮跡出土木簡でも同様である。 この方式は宣命の表記にも見られ、『正倉院文書』の中に「春佐米乃阿波礼(サメノアハレ)」「都我不(ツガフ、番)」など表わされているものに通ずる。 音仮名だけで文を綴るのは和歌のような韻文を表記する場合であって、散文においては、正訓字として訓が未だ定着しない語や訓注・音注などの表記に用いられ、しかも音仮名で表わされるのは一文中の語か句の段階にとどまっており、正訓字に支えられ、その中に挾まれて使われていた。 奈良時代以前の万葉仮名は上代特殊仮名遣を反映して、エ・キ・ケ・コ・ソ・ト・ノ・ヒ・ヘ・ミ・メ・ヨ・ロおよび『古事記』ではモの仮名に甲乙二種が区別されているが、清音と濁音の区別については『古事記』のように厳密に書き分ける文献と、『正倉院文書』の仮名文書のように全く書き分けない文献とがあり、その間に諸種の文献が存した。 平安時代に平仮名・片仮名が成立した後も、万葉仮名は真仮名として使われ、歌謡や記録体の中の歌・唱え言、古辞書・音義の和訓などには真仮名専用文が用いられ、『新撰万葉集』のような特異な歌集や真名本などには正訓字と混用する形で用いられている。 「万葉集」に多く用いられているところからいう。 漢字の音を用いた音仮名、漢字の訓を借用した訓仮名、戯書などがある。 ふつうは、「阿(あ)」(音仮名)「木(き)」(訓仮名)などの一字で一音節を表わすものをいう。 六世紀ごろの金石文に既に用いられ、「万葉集」などの上代の文献に広く用いられたが、平安時代以後はこの仮名を草体化した平仮名や略体化した片仮名が主として用いられるようになってあまり使われなくなった。 真仮名。 *歌舞伎・名歌徳三舛玉垣〔1801〕五立「平仮名の其内に、『ぞ』といふ文字は万葉仮名で、是でも入筆でござりませぬか」 *日本開化小史〔1877〜82〕〈田口卯吉〉一・二「漢学の渡りし後、直に其音を採りて其言伝を記す、古事記、万葉集の類是なり、之を万葉仮名と言ふ」 *家〔1910〜11〕〈島崎藤村〉下・六「その中には、忠寛の歌集、万葉仮名で書いた短冊、いろいろあるが」 《万葉集》に用いられた仮名の意。 片仮名,平仮名に対して,真仮名(まがな)ともいう。 広い意味では,漢字一つ一つを本来の表意文字としてではなく,日本語の表音のために借り用いる用法のすべてを含めていう。 狭い意味では,そのうちの漢字1字が日本流の1音節を表す仕組みになっている用法を指す。 用法についていうのであって,字形は漢字そのままである。 ただ漢字の字形は,印刷活字体と手がき字体とは別であり,また主として手がきではそれぞれに楷,行,草の様式が区別され,さまざまであるから,万葉仮名として用いる漢字の字形も同じくさまざまである。 万葉仮名の名称は,その用法が《万葉集》に最も著しいからで,それ以前また同時代の他の文献に見えるものや,《万葉集》以後のものをも指す。 古い例は,6世紀ころの金石文,つまり推古朝時代の造像銘記,墓誌銘などの固有名詞の表記に現れる。 初めは漢字の字音を応用する音仮名,次いで定着した和訓を応用する訓仮名が生じた。 しだいに固有名詞以外の場合にも用い,音仮名,訓仮名を1語について混用するようにもなった。 記紀歌謡は字音仮名を用いるが,《万葉集》には自由自在な用法が見られる。 これらの古い万葉仮名の1字1音のものでは,清音と濁音を別の字で表した。 なお平安時代以後の万葉仮名(たとえば,《新撰万葉集》《日本紀竟宴和歌(にほんぎきようえんわか)》《真名本伊勢物語》あるいは古辞書の和訓などに見えるもの),現代の万葉仮名(女性の人名,商標,雅名などに用いるもの)も含めて指すことができる。 万葉仮名と同じ用法を日本語以外の言語について用いる場合がある。 古く中国では,外来の言語を表音的に写すのに仮借(かしや)の方法を多く用いた。 ことに日本の万葉仮名に影響があったのは,仏教界で訳経の際にサンスクリットの固有名詞や重要な概念についての仮借であったといわれる。 また古代朝鮮の吏読(りとう)(吏吐,吏道とも)もその一つに擬せられる。 その方法は,西欧の言語を中国語の文章にとり込むときにも多用される。 しかしそれらは日本人の日本語についての万葉仮名とはいちおう区別をして,漢字による写音もしくは音写といわれる。 その意味で《魏志倭人伝》に見える日本語と思われる地名,人名などの漢字表記も,中国側の写音であるから,厳密にいえば,万葉仮名の名には含められない。 広義の万葉仮名には,漢字1字が日本語の1音節を表す,いわゆる1字1音式万葉仮名を含めて,さまざまな形式がある。 たとえば1字1音式では,(1)字音仮名 (a)字音全体を借りるもの 阿(あ),伊(い),加(か)。 (b)字音の韻尾を省略して借りるもの 安(あ),因(い),甘(か)。 (2)字訓仮名 (a)字訓全体を借りるもの 吾(あ),射(い),鹿(か)。 (b)字訓の頭音だけを借りるもの 髪(か)。 また2字1音式では,(1)字音仮名 上字が主で,下字はその母音を繰り返すもの(主として地名など) 渭伊(ゐ),斐伊(ひ),紀伊(き),由宇(ゆ)。 (2)字訓仮名 (a)下字が主で,上字をそえて2字熟字にしたもの 摂津(つ)。 (b)熟字 海藻(め)。 などに分けることができるが,音訓両仮名を自在に交えたり,さらに孤悲(こひ),河波(かは),楊奈疑(やなぎ)のように表意的用法と一体になった用法も行われる。 この場合の〈悲(ひ)〉〈波(は)〉〈奈疑(なぎ)〉は,送り仮名もしくは捨仮名と同じものともみえる。 これらの用法のほかに,文字に関する万般の知識を応用した下記のような遊戯的な表記もある。 〈下風(あらし)〉〈馬聲・蜂音・石花・蜘蟵(い・ぶ・せ・くも)〉〈山上復有山(いで)(出)〉〈向南(きた)〉〈八十一(くく)〉〈十六(しし)〉〈重二(し)〉〈並二(し)〉〈喚鶏(つつ)〉〈羲之(てし)〉など,本来中国にも行われた一種の字謎(じなぞ)である。 通常,万葉仮名の分類は,江戸時代末期の僧春登(しゆんとう)の《万葉用字格》のものが著名で,次の8範疇(はんちゆう)に分類する。 (1)正音 渡(と),度(ど),土(ど)。 (2)略音 騰(と),藤(ど),杼(ど)。 (3)正訓 戸(と),門(と),常(とこ),等(ども),地(ところ),比歳(としころ)。 (4)義訓 〈鋒心(とごころ)〉の鋒(と),令響(どよむ)。 (5)略訓 常(と),十(と),鳥(と)。 (6)約訓 跡云(とふ),常磐(ときは)。 (7)借訓 〈和須良牟砥(わすらむと)〉の砥(と),〈常念弊利(つねにおもへと)〉の利(と),〈過鞆(すぎぬとも)〉の鞆(とも)。 (8)戯書 〈不知・二五・寸許瀬(いざ・とを・きこせ)〉の二五(とを)。 音仮名には,古い呉音(または,それより古い字音)で読むものと,奈良時代においては新しかった漢音で読むものと2種ある(字音)。 《古事記》《万葉集》その他は呉音もしくはより古い字音を用い,《日本書紀》は漢音によるといわれている。 訓仮名は,新旧の違いをあまり区別することができないが,日本語の歴史全体からみれば,古い定訓によっている。 また,1音節にあてる漢字字種は,初めは統一がなく同音の複数の字が採用されたから,1字1音式といっても,その1字は,平仮名,片仮名の組織での1字とは違う。 多様な字が,同じ音を表すという点で群を作り,そのメンバーの一つ一つは互いに等価値だから,そのうちのどれをとってもよいという形にまとめられる。 同一の音節に,10や20の種類がみられることがある。 もっとも,これはそれら多数の字種を一人の書き手が同時に自由に使ったのではなく,多くの別の書き手の残した文献から抽出して並列した姿である。 そのなかで,《古事記》の万葉仮名は,少数の字種で意識的に制限して書いてある。 その事実に着目したのが本居宣長で,《古事記伝》総論に〈仮字の事〉として万葉仮名を概説するとともに,同じ音と考えられる万葉仮名の使い分けを論じた。 それを受けて,石塚竜麿(いしづかたつまろ)の《古言清濁考》《仮字遣奥山路(かなづかいおくのやまみち)》が生じ,橋本進吉に引き継がれて,橋本のいわゆる〈上代特殊仮名遣い〉の事実の発見となった(表を参照されたい)。 平安時代を含めて以後の時代の万葉仮名は,奈良時代およびそれ以前の場合とは違って,平仮名と同じく清濁を区別しないものとなり,また音韻組織の変化(甲・乙2類の音の区別の消失)に応じて変貌(へんぼう)した。 漢字仮名との併用時代に入ってからは,万葉仮名は,むしろ特殊な表記法となった。 [山田 俊雄] <表中テキスト> (1)1字1音式万葉仮名の字母(奈良時代およびそれ以前のもの) (・印以下は字訓仮名を示す) [表す音節] [用いる字母] あ 阿安婀鞅英・足吾 い 伊以異已移易怡印壹夷因・射膽 う 宇? 于羽有雲烏禹紆・卯菟得鵜? え 愛亞衣依哀埃・得榎荏(や行のえを参照) お 意於淤隱憶應飫乙? か 加迦可訶甲箇架嘉哥汗賀何荷歌介伽哿河軻柯舸珂甘・香蚊鹿髮芳歟 が 我賀何荷河蛾餓俄鵝峨奇宜 き(甲) 伎岐吉棄支企枳妓耆祇祁〓・寸杵來 ぎ(甲) 藝祇〓儀蟻伎 き(乙) 紀幾貴奇寄綺騎基氣〓規己歸記機・木城樹黄 ぎ(乙) 疑宜擬義 く 久玖苦丘九鳩口君群句? 倶區矩衢? 礙皚義 こ(甲) 古故孤姑高庫? 鋤 た 多他當丹黨??? 大侈太・田手 だ 太陀娜?? 帝底提天題諦・手價直代 で 傳殿? 泥代低涅提弟耐田 と(甲) 斗刀土妬都覩杜圖徒塗屠度渡・利戸速礪聰門砥疾鋭 ど(甲) 度奴怒渡土 と(乙) 登等止得苔騰縢藤〓臺・迹跡鳥常十 ど(乙) 杼騰縢藤特廼耐 な 那奈難南儺乃娜寧・七名菜魚嘗中莫 に 爾邇仁而尼耳日二人柔珥貳? ・根宿 の(甲) 怒努弩奴・野 の(乙) 能乃廼・篦笑荷 は 波播破 幡八半伴方芳泊薄簸巴絆婆防房?? ・羽葉齒者 ば 婆伐磨魔麼縻 ひ(甲) 比卑臂必賓嬪避譬? ・日檜氷 び(甲) 毘鼻婢妣弭寐彌 ひ(乙) 斐肥悲飛非妃彼被祕費・火樋乾干簸 び(乙) 備肥眉媚縻 ふ 布賦敷不否輔赴浮甫府符富負・歴經乾 ぶ 夫扶矛? 部父歩 へ(甲) 幣平弊陛覇敝反返遍蔽?? 俾・隔重部邊 べ(甲) 辨便別謎婢 へ(乙) 閇倍陪背杯沛俳珮拜・? 戸經綜 べ(乙) 倍毎陪謎 ほ 富本番蕃菩品保朋抱寶凡褒報譜倍? ・御見三視水參 み(乙) 微味未尾・箕身實 む 牟武无務無鵡模謀夢霧茂? 釐 る 留流琉類? 樓蘆漏瑠盧婁 れ 禮例列烈連戻黎 ろ(甲) 漏路樓露魯婁盧 ろ(乙) 呂侶盧里稜慮廬 わ 和丸? 倭・輪 ゐ 韋位謂爲委萎偉威・井猪居 ゑ 惠回衞隈廻穢慧? 畫・咲坐座 を 袁遠乎越呼怨烏弘塢嗚? (あぎ),兎(うさぎ),限(かぎり・かぎる),炎(かぎろひ),雉(きぎし),鴫(しぎ),劍(つるぎ),凪(なぎ),渚(なぎさ),握(にぎる),霍公鳥(ほととぎす) き(乙) 霧(きり),木(き),城(き),奥墓(おくつき),莖(くき),月(つき),調(つき),槇(まき) ぎ(乙) 杉(すぎ),水葱(なぎ),萩(はぎ),楊(やぎ・やなぎ),荻(をぎ) け(甲) 異に(けに),無けなくに(なけなくに),今日(けふ),けむ・けり(助動詞),叫(さけぶ),武(たけし) げ(甲) 海月(くらげ) け(乙) 池(いけ),誓(うけひ),公(おほやけ),畑(はたけ),肅(かそけし),安(やすらけし),寛(ゆたけし) げ(乙) 影(かげ),大角豆(ささげ),歎(なげき・なげく),鬚(ひげ) こ(甲) 粉(こ),子(こ),小(こ),籠(こ),越(こし),戀(こふ),駒(こま),水手(かこ),柔(にこやか・にこよか),都(みやこ),男(をとこ・をのこ) ご(甲) 砂(いさご),〓(みさご) こ(乙) 木(こ),心(こころ),九(ここのつ),腰(こし),こそ(助詞)答(こたふ),言・事・異(こと),此(この),好(このむ),乞(こふ),殺(ころす),衣(ころも),聞(きこす・きこゆ),遺(のこす・のこる) ご(乙) 濁(にごる),拭(のごふ),如(ごと) そ(甲) 十(そ),麻(そ),袖(そで),杣(そま),空(そら),遊(あそび・あそぶ),爭(あらそふ),石・磯(いそ),裾(すそ) ぞ(甲) 算(かぞふ) そ(乙) 背(そ),苑(そ),衣(そ),襲(そ),底(そこ),其(そこ),現(うつそみ),遲(おそし),こそ(助詞) ぞ(乙) 去年(こぞ),何ぞ(なぞ) と(甲) 利(と),戸(と),門(と),隣(となり),問(とふ),取(とる),貴(たふとし) ど(甲) 思ふ共(おもふどち),門(かど),立處(たちど),辿(たどる),集(つどふ),宿(やど) と(乙) 十(と),跡(と),鳥(と),時(とき),常磐(ときは),常葉(とこは),床(とこ),所(ところ),年(とし),整(ととのふ),殿(との),飛(とぶ),通(とほる),友(とも),厭(いとひ・いとふ),音(おと),弟(おと),言・事・殊(こと),如(ごと),霍公鳥(ほととぎす) ど(乙) ど(助詞),悒(いきどほる),滯(とどこほる),和(のどに),綠(みどり),宿(やどり・やどる),躍(をどる) の(甲) 野(の),篠(しの),凌(しのぐ),思(しのふ),樂(たのし・たのしび),角(つの) の(乙) 篦(の),荷(の),の(助詞),遺(のこす・のこる),拭(のごふ),後(のち),和(のどに),のみ(助詞),飲(のむ),飮(のむ),命(いのち),飲(いのる),己(おのれ),此(この),好(このむ) ひ(甲) 日(ひ),檜(ひ),氷(ひ),峽(かひ),貝(かひ),匙(かひ),稗(ひえ),光(ひかり・ひかる),引(ひき・ひく), (ひこ),久(ひさし),雲雀(ひばり),響(ひびき・ひびく),姫(ひめ),間(あひだ),相(あひ),鶯(うぐひす),乞? (こひのむ) び(甲) 薄氷(うすらび),背(そびら),旅(たび),遍(たび),? 鼠(むささび),蕨(わらび) ひ(乙) 火(ひ),樋(ひ),干(ひ),簸(ひ),戀(こひ) び(乙) 葦牙(あしかび),穎(かび),吉備(きび),飛かける(とびかける) へ(甲) 重(へ),隔(へ),家(へ),へ(助詞),邊(へた),隔(へだたる・へだつ),古(いにしへ),反(かへす・かへり・かへる),蛙(かへる),前(まへ),女郎花(をみなへし) べ(甲) 便(すべ),壁(かべ),部(べ) へ(乙) 戸(へ),舳(へ),瓮(へ),竈(へ),上(へ),喘(あへく),上(うへ),永久(とこしへ),苗(なへ),贄(にへ) べ(乙) 可(べし),諾(うべ),鍋(なべ) み(甲) 三(み),水(み),御(み),み(接尾語),見(み・みる),命(みこと),岬(みさき),〓(みさご),道(みち),水(みづ),綠(みどり),瑞(みづ),蜷(みな),海(うみ),上(かみ),髪(かみ) み(乙) 身(み),箕(み),實(み),皆(みな),孤(みなしご),神(かみ),廻(み・みる),のみ(助詞),闇(やみ) め(甲) 女(め),召(めす),姪(めひ),めり(助動詞),菖蒲(あやめぐさ),恨(うらめし),示(しめす),姫(ひめ) め(乙) 目(め),芽(め),海藻(め),惠(めぐみ・めぐむ),回(めぐらす・めぐり・めぐる),珍(めづらし),天(あめ),雨(あめ),雀(すずめ),爪(つめ),豆(まめ),夢(ゆめ) も(甲) 百舌(もず),百(もも),妹(いも),鴨(かも),雲(くも),守(まもる) も(乙) も(助詞),持(もつ),本(もと),物(もの),思(もふ),衣(ころも) よ(甲) 夜(よ),よ(〈より〉と同じ意の助詞),宵(よひ),呼(よぶ),いさよふ,通(かよふ), (きよし),眉(まよ),紛(まよふ) よ(乙) 四(よ),世(よ),吉(よ),〓(よ),よ(詠嘆,呼掛けの助詞),強(つよし),橫(よこ),由(よし),吉(よき・よし),寄(よす),外(よそ),淀(よど・よどむ),宜(よろし),萬(よろづ),響(とよむ),及(およぶ) ろ(甲) 炎(かぎろひ),黑(くろ),白(しろ),袋(ふくろ),室(むろ),天木香(むろのき) ろ(乙) 色(いろ),兄(いろえ),母(いろは),後(うしろ),愚(おろか),下(おろす),嘶(ころろく),代(しろ),心(こころ),比(ころ),殺(ころす),衣(ころも),所(ところ),神籬(ひもろき),滅(ほろぼす),筵(むしろ),脆(もろし),諸(もろもろ),社(やしろ),慶(よろこび・よろこぶ),宜(よろし),萬(よろづ) 注-(1)の表のうち,〈え〉の2種および〈き〉〈け〉〈こ〉〈そ〉〈と〉〈の〉〈ひ〉〈へ〉〈み〉〈め〉〈よ〉〈ろ〉ならびに〈も〉(《古事記》のみ)と,そのうち濁音の考えられるものに,甲・乙2類の区別が語によって使い分けられている.(2)の表は,甲・乙2類がそれぞれどのような語に用いられたかを例によって示した.とくに乙類オ列音〈こ〉〈そ〉〈と〉〈の〉〈よ〉〈ろ〉〈も〉について,意味単位の音節結合に一定の傾向があることをよみ取ることができる.たとえば,〈心〉の〈こ〉〈こ〉〈ろ〉3音節はいずれも乙類で貫かれている.最近の学説では,さらに古い時代には多くの音節について甲・乙2類の区別が存在したものと推定するが,通説に従った.• 百科 133• 日本大百科全書 94• 世界大百科事典 39• Encyclopedia of Japan 0• 日本語 116• デジタル大辞泉 31• 日本国語大辞典 76• 字通 0• 全文全訳古語辞典 6 new! 数え方の辞典 0• 日本方言大辞典 3• 歴史 153• 国史大辞典 135• 日本歴史地名大系 16• 日本史年表 0• 古事類苑 2• 江戸名所図会 0• 英語 1• ランダムハウス英和 0• プログレッシブ英和 0• プログレッシブ和英 1• コウビルド英英和 0• CAMBRIDGE英英 0• 理化学英和辞典 0• 医学英和辞典 0• プログレビジネス英語 0 new! ヨーロッパ言語 0• ポケプロ独和 0• ポケプロ仏和 0• ポケプロ西和 0• ポケプロ伊和 0• 羅和辞典 0• ポケプロ和独 0• ポケプロ和仏 0• ポケプロ和西 0• ポケプロ和伊 0• 和羅辞典 0• 東アジア言語 0• ポケプロ中日 0• ポケプロ韓日 0• ポケプロ日中 0• ポケプロ日韓 0• 用語・情報 1• イミダス 2016 1• 現代用語の基礎知識 2016 0• 会社四季報 2016秋 0• 法律用語辞典 0• デジタル大辞泉プラス 0• 図書館情報学用語辞典 0 new! 人名・文化・宗教 4• 日本人名大辞典 0• 世界文学大事典 3• 日本人物文献目録 0• 日本架空伝承人名事典 0• 能・狂言事典 0• 歌舞伎事典 0• 仏教語大辞典 1• 科学 0• デジタル化学辞典 0• 法則の辞典 0• 記事・コラム 1• 週刊エコノミスト 2015-16 1• 生活便利帳 0• 叢書 50• 東洋文庫 28• 日本古典文学全集 21• 文庫クセジュ 1.

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万葉仮名

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~ひらがなが誕生の軌跡~ 漢字の伝来 もともと日本には文字がありませんでした。 そんな日本に中国から文字という画期的な文化がやってきます。 しかしこの時、話し言葉としての日本語はすでに存在していました。 そこで強引に日本の話し言葉に漢字を充てることになります。 『あ』を安 『い』を伊 といったような感じです。 奈良時代頃の古事記や万葉集はこの手法で表記されています。 これを万葉仮名といいます。 これは非常に画期的な発明でした。 万葉仮名からひらがなへ 漢字には草書体と言われる表記方法が存在します。 簡単に言うと省略されて書かれた漢字と思ってもらえれば大丈夫です。 この草書体が変化したものが『ひらがな』へと変化していきます。 では具体的に、どにような漢字がひらがなに変化していったのか見てみましょう。 『か』や『も』なんかは元の漢字に似てますね。 表意文字と表音文字 表意文字と表音文字という言葉はご存知でしょうか? 表意文字・・・文字自体が意味を表す文字 表音文字・・・文字自体は意味を持たず音を表す文字です。 漢字は表意文字です。 例えば、『春』という文字は季節を表す文字ですよね。 これが表意文字。 一方アルファベットは表音文字です。 ABCDEFG・・・それぞれの文字単体では意味を持ちません。 これが表音文字です。 では日本語はどうでしょう。 漢字は当然、表意文字です。 ひらがなとカタカナは文字自体に意味を持っていませんので表音文字となります。 つまり日本語は表意文字と表音文字を混在して使用しています。 世界にも類を見ない、非常に難しい文体をしているんですね。 日本語って凄いような気がしてきませんか? スポンサーリンク ~ひらがなは女性が書く文字~ 平安時代に書かれた源氏物語や枕草子はひらがなで書かれています。 源氏物語の作者と言えば紫式部.

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万葉仮名、ひらがな、カタカナ

万葉 仮名

たのしい万葉集: 万葉仮名 まんようがな 万葉仮名 まんようがな 2019年07月14日 日 更新 万葉集の原文は、漢字だらけ、というか漢字だけです。 初めて見たときは、一体なんなんだこれは、と思いますよね。 これは、万葉仮名 まんようがな とよばれているものです。 万葉集では、歌を漢字の音や訓を使って表現しています。 それらの中は元々の漢字の表わす意味とは関係のない使われ方をしているものも沢山あります。 この万葉仮名が、後にひらがな・カタカナに発展していったと考えられます。 なお、万葉仮名は、古事記・日本書紀にも使われていますが、ここでは万葉集に載っているものを中心にリストしています。 万葉仮名 まんようがな 一覧 それぞれの万葉仮名は、一部を掲載しているだけです。 すべててはありませんのでご注意ください。 音 万葉仮名 備考 あ 阿、安、足、余、吾、網、嗚呼 い 伊、夷、以、異、移、射、五、馬声 う 宇、羽、有、卯、得、兎、菟 え 衣、依、愛、榎、荏、得 お 意、憶、於、応、於、飫、億、隠 か 可、何、加、架、香、蚊、鹿、日 き 甲 支、伎、岐、企、棄、寸、来、杵、服、刻 き 乙 貴、紀、記、奇、寄、忌、幾、木、樹、城 く 久、九、口、丘、苦、鳩、来、具、倶、供、求、救、孔、玖 け 甲 祁、家、計、係、価、結、鶏、異、来、盖 け 乙 気、既、毛、飼、食、消、飼、介、木 こ 甲 古、姑、枯、故、侯、孤、児、粉、籠、子、児、小 こ 乙 己、巨、去、居、忌、許、虚、興、木、樹 さ 左、佐、沙、作、者、柴、紗、草、散、狭、猿、羅 し 子、之、芝、水、四、司、詞、斯、志、思、信、偲、寺、侍、時、歌、詩、師、紫、新、旨、指、次、此、死、事、准、磯、為、僧、石、礎、足、羊蹄、二二 す 寸、須、周、酒、州、珠、数、酢、栖、渚、巣、為、簀 せ 世、西、斉、勢、施、背、脊、迫、瀬、栖、剤、細、是、制 そ 甲 宗、祖、素、蘇、十、麻、礒、追馬 そ 乙 所、則、曾、僧、増、憎、衣、背、苑、其、彼 た 太、多、他、丹、駄、田、手、立 ち 知、智、陳、千、乳、血、茅、市、道 つ 都、豆、通、追、川、津、管 て 堤、天、帝、底、手、代、直、而、価 と 甲 刀、土、斗、度、戸、利、速、砺、砥、外、門、聡 と 乙 止、等、登、澄、得、騰、十、鳥、常、跡、迹、飛、与 な 那、男、奈、南、寧、難、七、名、魚、菜、嘗、无、勿、莫、無、半 に 二、人、日、仁、爾、迩、尼、耳、柔、丹、荷、似、煮、煎、土、何 ぬ 奴、努、怒、農、濃、沼、宿、寐 ね 禰、尼、泥、年、根、宿、嶺 の 甲 努、怒、野 の 乙 乃、能、笑、荷、箆、野 は 八、方、芳、房、半、伴、倍、泊、波、婆、破、薄、播、幡、羽、早、者、速、葉、歯 ひ 甲 比、必、卑、賓、日、氷、負、飯、檜 ひ 乙 火、樋、干、乾 ふ 不、否、布、負、部、敷、経、歴、生、歴 へ 甲 平、反、返、弁、弊、陛、遍、覇、部、辺、重、隔、方、家 へ 乙 閉、倍、陪、拝、戸、経、瓦缶、瓮 ほ 甲 百、穂 ほ 乙 百、帆、太、穂 ま 万、末、馬、麻、摩、磨、満、前、真、間、鬼、喚犬 み 甲 民、彌、美、三、水、見、視、御、参、看、監 み 乙 未、味、尾、微、身、実、箕 む 牟、武、無、模、務、謀、六、牛鳴 め 甲 売、馬、面、女、婦 め 乙 梅、米、迷、昧、目、眼、海藻 も 甲 毛、木、問、聞、藻、哭 も 乙 方、面、裙、藻、哭、喪、裳 や 也、移、夜、楊、耶、野、八、矢、屋 ゆ 由、喩、遊、湯、弓 いぇ 曳、延、要、遥、叡、兄、江、吉、枝 よ 甲 用、容、欲、夜 よ 乙 与、余、四、世、代、吉、呼 ら 良、浪、郎、楽、羅、等 り 里、理、利、梨、隣、入、煎 る 留、流、類 れ 礼、列、例、烈、連、村 ろ 甲 路、漏 ろ 乙 呂、侶、里 わ 和、丸、輪 ゐ 位、為、謂、井、猪、藍、藺 ゑ 廻、恵、面、咲、坐、座 を 乎、呼、遠、鳥、怨、越、少、小、尾、麻、男、緒、雄、絃、男、緒、綬 が 奇、宜、我、蛾、何、河、賀、俄、餓 ぎ 甲 伎、祇、芸、岐、儀、蟻 ぎ 乙 疑、宜、義、擬 ぐ 具、遇、隅、求、愚、虞 げ 甲 下、牙、雅、夏 げ 乙 義、気、宜、礙、削 ご 甲 吾、呉、胡、娯、後、籠、児、悟、誤 ご 乙 其、期、碁、語、御、馭、凝 ざ 社、射、謝、耶、奢、装、蔵 じ 自、士、仕、司、時、尽、慈、耳、餌、児、弐、爾 ず 受、授、殊、儒、簀 ぜ 是、湍 ぞ 甲 俗 ぞ 乙 序、叙、賊、存、茹、鋤 だ 陀、太、大、嚢 ぢ 遅、治、地、恥、尼、泥、道、路 づ 豆、頭、弩 で 代、田、泥、庭、伝、殿、而、涅、提、弟 ど 甲 土、度、渡、奴、怒 ど 乙 特、藤、騰、等、耐、抒、杼 ば 伐、婆、磨、魔 び 甲 婢、鼻、弥 び 乙 備、肥、飛、乾、眉、媚 ぶ 夫、扶、府、文、柔、歩、部、蜂音 べ 弁、便、別、部 べ 倍、毎 ぼ 煩、菩、番、蕃.

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