ウルソ 効果。 ウルソの効果と副作用【肝臓・胆道・消化機能改善薬】

ウルソ錠100mg

ウルソ 効果

ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の作用機序 胆汁酸とは、簡単に考えると「 食物中に含まれる脂質の吸収を助けるために分泌される物質」になります。 これにより、食物の消化を助けます。 胆汁として胆汁酸が十二指腸から分泌された後、胆汁酸は腸から吸収されます。 この時の胆汁酸が肝臓に戻り、再び胆汁として分泌されます。 このように、分泌と再利用を繰り返すことにより、腸と肝臓でグルグルと物質が回っていくことを 腸肝循環と呼びます。 そのため、薬として外から胆汁酸を投与すると、腸肝循環によって胆汁として何回も利用されます。 胆汁酸の投与により、胆汁分泌が促進されるのです。 これを利胆作用と呼びます。 胆汁酸の1つにウルソデオキシコール酸があります。 ウルソデオキシコール酸を投与すると、胆汁分泌が促進されるため、胆汁うっ帯(胆汁が分泌されず、滞っている状態)を改善させることができます。 これにより、胆石を溶かすことができます。 胆石は胆汁の成分が胆管や胆のうの中で固まり、石のようになった状態のものです。 胆汁の流れが滞ることにより、胆石が生成されやすくなります。 ここで、 胆汁のうっ帯を改善させれば、胆石を溶かすことができます。 つまり、利胆作用を有するウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)は胆石に対して有効な薬なのです。 また、胆汁酸の中には組織への障害性が高い胆汁酸(デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸など)が知られています。 ここにウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を投与すると、 組織障害性の高い胆汁酸に代わり、ウルソデオキシコール酸の割合が高くなります。 その結果、肝細胞への障害作用を軽減することができます。 また、炎症を抑える作用も知られており、これらの作用によって肝臓の機能を改善させる薬がウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)です。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の特徴 生薬(漢方薬)として知られている熊胆(ユータン)の成分が起源であり、現在はその有効成分だけを製剤化した薬がウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)です。 ウルソは 胆道(胆管・胆のう)が関わる疾患や胆汁うっ帯による疾患、慢性肝炎による肝機能低下に対して有効な薬です。 慢性肝炎を引き起こす病気としてC型肝炎が有名ですが、このC型肝炎に対してもウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)は効果を有しています。 また、小腸を切除した後や小腸の病気を発症することにより、消化不良を引き起こすことがあります。 これは、胆汁酸が減少することにより、消化吸収を助ける作用が弱っているためであると考えられています。 ここでウルソデオキシコール酸を補充することにより、胆汁酸を正常な量に近づけることで消化不良を改善させることができます。 このような特徴により、肝機能の改善や胆石の溶解、消化不良の改善など、肝臓が関わる多くの疾患を治療する薬がウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)です。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の効能効果・用法用量 それでは、どのようにウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を活用すればいいのでしょうか。 ウルソは 胆汁うっ滞を改善する利胆作用、肝機能改善、消化不良改善、胆石の融解など多くの効果を有しています。 ちなみに、患者さんによっては一包化や粉砕などをして薬を投与しますが、ウルソは一包化であっても粉砕であっても問題なく行うことができます。 ・慢性肝疾患、胆道(胆管・胆のう)の疾患、消化不良 胆汁うっ滞や胆道(胆管・胆のう)系疾患によって胆道が詰まって胆石・胆のう炎を生じていたり、肝炎・肝硬変などによって慢性肝疾患に陥っていたりするとき、肝臓の機能が悪くなります。 また、小腸切除後遺症や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)によって消化不良を引き起こすことがあります。 こうしたとき、ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)50mgを1日3回服用します。 服用のタイミングは指定されていないものの、基本的には食後になります。 もちろん、食前や食間(空腹時)の服用でも問題ありません。 ・外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解 胆石によって痛みを生じることがあります。 こうした痛みを治療するとき、ウルソによって胆石を溶解させます。 胆石としてはいくつかあり、その中でもコレステロール胆石に対してウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)が有効です。 コレステロール胆石を溶解させるとき、ウルソ200mgを1日3回(合計600mg)服用します。 このときはウルソ100mgを活用し、1回につき2錠(合計200mg)を飲みます。 なお、胆石症は胆石ができた部位によって肝内胆管結石・胆のう結石・総胆管結石に分かれます。 このうち多くは胆のう結石であり、胆のう結石ではコレステロールの割合が多いです。 胆のう結石の場合、ウルソによる胆石溶解を行います。 ちなみに、同じ結石でも総胆管結石では内視鏡などによっての治療が一般的です。 また、場所によって胆石の名称が違うことを述べましたが、なぜこのように呼び方が異なるのかというと、どの場所で胆石ができるのかによって胆石の性質が変わるからです。 胆石ではコレステロール胆石、色素胆石(ビリルビンカルシウム石、黒色石)、その他の3つに分けることができます。 このうち、ウルソが用いられるはコレステロール胆石です。 ・原発性胆汁性肝硬変、C型慢性肝疾患による肝機能の改善 肝機能障害を引き起こす疾患として、原発性胆汁性肝硬変やC型慢性肝疾患が知られています。 これらの疾患による肝機能を改善させるためにウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)が活用されます。 このときはウルソ200mgを1日3回(合計600mg)投与し、肝機能改善を図ります。 なお、1日900mgまで増量させることが可能です。 ちなみに、原発性胆汁性肝硬変にはウルソの他にもベザトール(一般名:ベザフィブラート)が活用されます。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の副作用 肝機能障害を引き起こすと、肝・胆汁系の酵素値が上昇します。 これらの症状を改善するため、ウルソが活用されます。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)は副作用の少ない薬です。 長期服用しても問題になることはほとんどありません。 ただ、まったく副作用がないわけではありません。 ウルソの主な副作用としては下痢・軟便、便秘、悪心・嘔吐、そう痒(かゆみ)、発疹、腹部膨満、胃不快感、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇などがあります。 特に 下痢はウルソの副作用として頻度が高いです。 頻度は少ないものの、その他の副作用には食欲不振、胸やけ、腹痛、アレルギー症状(発疹・じんましん)、全身倦怠感、めまいなどがあります。 重大な副作用には間質性肺炎があり、発熱や呼吸困難などを伴う場合は注意が必要です。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の飲み合わせ ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)には併用禁忌の薬がありません。 ただ、併用注意の薬は存在します。 例えば、糖尿病治療薬としてSU剤(スルホニル尿素剤)が広く活用されており、この薬はインスリン分泌を増やす働きがあります。 ウルソとSU剤を併用すると、SU剤の作用が強まって低血糖を引き起こす可能性が強まります。 糖尿病治療薬として活用されるSU剤にはアマリール(一般名:グリメピリド)などがあります。 こうした飲み合わせには気を付けなければいけません。 ただ、SU剤ではない他の糖尿病治療薬であるメトグルコ(一般名:メトホルミン)などであれば、併用は問題ありません。 また、陰イオン交換樹脂として脂質異常症(高脂血症)治療薬で活用されるクエストラン(一般名:コレスチラミン)は胆汁酸と結合する性質があります。 そのため、ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の作用を減弱させます。 ミルマグ、マーロックスなどアルミニウムを含有する制酸剤(胃薬)についても、胆汁酸を吸着するためにウルソの作用を弱める可能性があります。 さらに、脂質異常症治療薬であるクロフィブラートは胆汁酸に含まれるコレステロール量を増やす働きがあるため、コレステロール胆石の形成が進む恐れがあるので飲み合わせに注意です。 なお、脂質異常症治療薬であってもスタチン系薬であれば併用は問題ありません。 参考までに、葛根湯やロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)などの風邪薬とウルソを併用しても問題なく、飲み合わせはありません。 投与禁忌の患者さんを理解する 併用禁忌の薬はなかったとしても、「このような患者さんには投与してはいけない」という禁忌の人がいます。 ウルソでの禁忌では、 完全胆道閉塞と 劇症肝炎があります。 完全胆道閉塞のある患者の場合、胆道が閉まっているために無理にこじ開けようとすると当然ながら症状が悪化します。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)には利胆作用があるため、完全胆道閉塞ではより悪い症状をもたらすリスクが高まります。 また、劇症肝炎の患者さんでも症状が増悪するおそれがあります。 劇症肝炎など、肝細胞の働きが弱っているところに利胆作用を有する薬を投与すると、より肝細胞が疲弊してしまうので投与禁忌となっています。 高齢者への使用 高齢者の場合、一般的に臓器の機能が弱っています。 そのために慎重投与が推奨されますが、ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)は安全性が高く高齢者であっても頻繁に投与されます。 下痢・軟便などの副作用を生じることはあるかもしれませんが、高齢者がウルソを服用して問題になることは少ないです。 よくいえば便通改善になり、悪く考えれば下痢を生じさせることになります。 小児(子供)への使用 場合によっては、小児が慢性肝炎を発症するなどウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を服用することになるケースがあります。 B型肝炎やC型肝炎など、子供であっても肝障害の病気があるのです。 そのため、胆汁うっ滞に伴う肝疾患の利胆作用、慢性肝疾患における肝機能の改善を目的として小児へウルソを使用することがあります。 妊婦・授乳婦への使用 妊娠中の人がウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を使用することについては、医師からの処方用量を守っている限り問題ありません。 ただ、体重40kgの人に換算した場合、1日80,000mgもの量になります。 ウルソは最高でも900mgが適応であり、この量であれば問題になることはないので妊婦であっても安心して服用することができます。 授乳婦であっても同様であり、ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を授乳中に服用したとしても赤ちゃんに影響が出ることは少ないです。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の活用 肝炎や肝硬変などの肝臓病、さらには胆道系疾患(胆石症、胆道炎、胆道ジスキネジー、胆のう切除後症候群、黄疸など)に対して、肝機能を改善させるために活用される薬がウルソです。 肝臓保護により、肝機能を正常に保つようにさせます。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)を投与することにより、体内にある胆汁と置換させることができます。 これによって胆汁うっ滞を改善するだけでなく「細胞障害性の強い疎水性胆汁酸」と置き換わります。 また、胆汁分泌促進作用(利胆作用)や胆石溶解作用だけでなく、ウルソは他の疾患に対しても広く活用されます。 アルコール性肝障害、脂肪肝、薬剤性肝障害へのウルソ活用 アルコール(お酒)を分解するとき、肝臓が主に働きます。 このとき、アルコールを飲みすぎると肝臓病を発症してしまいます。 これをアルコール性肝障害といいます。 また、脂肪肝が進むと肝臓に炎症を生じるようになります。 このときはアルコールが関わっていないため、脂肪肝による炎症では非アルコール性肝障害(NASH)と呼ばれます。 他には、薬剤性肝障害(薬の副作用による肝障害)も知られています。 こうした アルコール性肝障害、脂肪肝、薬剤性肝障害の治療に肝臓保護作用を示すウルソが活用されます。 ただ、根本的な原因を解決しなければ肝機能回復はできません。 例えばアルコール性肝障害であれば、お酒を飲み続けながらウルソを服用しても効果が薄いです。 ウルソにはアルコールを分解する働きはありません。 二日酔いによる頭痛を緩和する作用もないです。 そのため、アルコール依存症のために肝障害を起こしているのであれば、そちらの根本的な治療が先決です。 脂肪肝についても、生活習慣を改めることの方が重要です。 薬剤性肝障害であれば、原因薬物の服用を中止することが大切です。 抗がん剤による下痢の予防 抗がん剤として活用されるトポテシン・カンプト(一般名:イリノテカン)を投与したとき、副作用として下痢を生じることが頻繁にあります。 このとき、 抗がん剤による下痢を改善するために重曹(炭酸水素ナトリウム)とウルソを活用します。 イリノテカンの活性代謝物SN-38(細胞毒性を示す物質)は一部が腸肝循環し、これによって腸管細胞に毒性を示して遅延性の下痢を生じることがあります。 そこで、重曹(炭酸水素ナトリウム)やウルソを投与することにより、腸管や胆汁をアルカリ化すると、活性代謝物SN-38の腸肝循環を抑制できるようになります。 このとき、同時にマグミット・マグラックス(一般名:酸化マグネシウム)を併用することで、活性代謝物SN-38を効率的に排便できるようになります。 ウルソの副作用として下痢が知られていますが、抗がん剤トポテシン・カンプト(一般名:イリノテカン)の副作用を軽減することで、結果として下痢を治療することもあるのです。 胃腸薬としてのウルソ 肝臓の機能回復として活用されるウルソですが、 消化吸収改善作用による胃腸薬としての側面もあります。 胃痛、胃もたれなどに対して活用するのです。 ウルソは市販薬(一般用医薬品)としても販売されていますが、この中には「脂っこい食事をしたときなどの食べ過ぎ」にウルソを用いるものがあります。 胆汁酸の分泌により、胃排出を促すのです。 このとき、ウルソの働きは他の胃薬とは異なるため、他に処方された胃薬と併用しても問題ありません。 例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、胸やけを治療する薬としてH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬(PPI)と呼ばれる種類の薬が多用されます。 H2ブロッカーではガスター(一般名:ファモチジン)が有名であり、プロトンポンプ阻害薬にはタケプロン(一般名:ランソプラゾール)、パリエット(一般名:ラベプラゾール)、ネキシウム(一般名:エソメプラゾール)などがあります。 より胃酸分泌を抑えるタケキャブ(一般名:ボノプラザン)との併用も問題ありません。 また、胃粘膜保護作用を示すムコスタ(一般名:レバミピド)と併用することもあります。 消化管運動を活発にする薬としてガスモチン(一般名:モサプリド)があり、こうした薬との併用も大丈夫です。 C型肝炎ウイルスに対するウルソの使用 C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)によって起こり、血液を介して感染します。 慢性肝炎を発症し、症状が進行していくと肝硬変や肝がんへと移行するのがC型肝炎です。 そこで、肝臓での炎症を抑え、肝臓保護作用を示すウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)が活用されるのです。 ただ、C型肝炎での治療はC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス薬がメインであり、ウルソはあくまでも補助的な役割です。 C型肝炎の治療ではインターフェロンなどの薬を使用しますが、こうした薬とウルソを併用しても問題ありません。 なお、C型肝炎だけでなくB型肝炎の治療でもウルソが活用されます。 犬・猫などペットの肝臓病治療 ウルソはヒトにだけ使用するものではなく、動物病院などでは 犬や猫の肝臓病を治療するための薬としても活用されます。 犬の胆泥症にウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)が有効だとされているため、動物用医薬品としてペットにも投与されるのがウルソです。 ウルソと似た薬について理解する ウルソと同じように肝臓を保護する薬がいくつかあります。 例えば、C型肝炎ウイルスによる治療では肝臓保護作用を示すグリチロン、強力ネオミノファーゲンシー(一般名:グリチルリチン酸)が用いられます。 グリチロン、強力ネオミノファーゲンシー(一般名:グリチルリチン酸)には抗アレルギー作用や肝細胞障害抑制作用、ウイルス増殖抑制作用などがあります。 また、脱毛症(抜け毛)や口内炎などのアレルギー・炎症疾患にも効果的です。 ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)の場合、胆汁酸を増やすことで効果を発揮します。 一方でグリチロン、強力ネオミノファーゲンシー(一般名:グリチルリチン酸)の場合、有効成分自体が抗アレルギー作用や肝機能改善作用をもたらすという違いがあります。 古くから活用されている薬であり、ウルソ(一般名:ウルソデオキシコール酸)にはジェネリック医薬品(後発医薬品)もあります。 肝臓に関わるさまざまな疾患を治療する効果があり、副作用も少ない薬がウルソです。

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レバウルソの副作用がこわい!?中には危篤な症状もあり得る

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1.ウルソの特徴 まずはウルソの全体的な特徴についてみてみましょう。 ウルソは主に肝胆系の機能を改善させる作用を持ちます。 安全性に優れ 、様々な肝・胆道系疾患に幅広く使えるお薬になります。 ウルソの起源は、古来から消化器系の不調に対するお薬として用いられていた「熊胆(ユータン)」になります。 熊胆はその名の通り「熊(くま)の胆嚢」から作られた生薬で、古くから消化器症状(腹痛や食欲不振など)に効果がある事が知られていました。 これを元に作られたのがウルソになります。 さすがにウルソは熊の胆嚢を使ってはいませんが、熊胆を元に作られたお薬になります。 実は「ウルソ(Urso)」という名称も、ラテン語の「熊」である「ウルサス(Ursus)」から来ています。 ウルソの主成分はウルソデオキシコール酸という物質であり、これは私たちの身体に存在する胆汁酸の一種になります。 胆汁酸は、食事から摂取した脂質(油)を消化管から体内に吸収するのを補助する物質です。 胆汁酸にもいくつかの種類があるのですが、その中でウルソデオキシコール酸は、• 疎水性が低いため、細胞毒性が低い• 疎水性が低いため、脂質吸収作用が弱い という特徴があります。 脂質(油)は水と交わらないため、そのままでは体内に吸収する事が出来ません。 そのため、疎水性である胆汁酸が脂質を取り囲む事で吸収しやすい形にし、これにより脂質が身体にスムーズに吸収されるようにします。 疎水性の強い胆汁酸ほど脂質をしっかりと取り囲むため、脂質を吸収させやすくしてくれますが、一方で疎水性の強い胆汁酸は細胞毒性が高く、臓器にダメージを与えやすい事が知られています。 ウルソデオキシコール酸は胆汁酸の中でも疎水性が低いという特徴があります。 ウルソを服用すると、体内の胆汁酸のうちウルソデオキシコール酸が占める割合が高くなるため、全体的に細胞毒性が低下する事になります。 これによって肝臓や胆道といった、胆汁酸が通る臓器へのダメージが軽減し、これが臓器の保護作用になります。 その他にも、• 利胆作用:胆汁の流れを改善させる作用• 炎症抑制作用:炎症を引き起こすサイトカインやケモカインのはたらきを抑える作用 がある事が確認されており、これらの総合的な作用によって肝臓・胆道系を保護してくれます。 またウルソには、• コレステロールの吸収を抑える作用• コレステロール胆石溶解作用 も確認されており、コレステロール胆石を縮小・改善させるために用いられる事もあります。 ウルソは元々が身体に存在する胆汁酸であるため、危険性の高い物質ではなく、安全性にも優れる物質になります。 以上から、ウルソの特徴として次のようなことが挙げられます。 【ウルソの特徴】 ・ウルソデオキシコール酸という胆汁酸の1種である ・疎水性が低いため細胞毒性が低く、肝臓や胆道系を保護してくれる ・利胆作用(胆汁の流れを改善させる作用)がある ・サイトカインやケモカインなどの炎症を引き起こす物質のはたらきを抑える作用がある ・疎水性が低いためコレステロールの吸収を抑える作用がある ・コレステロール系胆石を溶かす作用がある ・身体に元々存在する胆汁酸であるため、副作用が少なく安全性が高い スポンサーリンク 2.ウルソはどのような疾患に用いるのか ウルソはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 〇下記疾患における利胆 胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患 〇慢性肝疾患における肝機能の改善 〇下記疾患における消化不良 小腸切除後遺症、炎症性小腸疾患 〇外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解 〇原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善 〇C型慢性肝疾患における肝機能の改善 ウルソは肝臓・胆嚢系の疾患を中心に幅広い適応を持っています。 「利胆(りたん)」というのは胆汁の分泌を促す作用の事です。 胆汁は肝臓で作られ、胆嚢に貯蔵される分泌液で、食事に含まれる栄養分が体内に吸収されるのを助けるはたらきがあります。 胆汁は、胆汁酸と胆汁色素からなります。 胆汁酸は脂質の吸収を助けるはたらきを持ちます。 胆汁色素は赤血球が破壊された残骸のようなもので、そのまま排泄されます。 ちなみに便が茶色なのは、この胆汁色素の色です。 ウルソは胆汁の流れを改善させる作用を持つため、胆汁がうっ滞(流れが滞っている事)している状態を改善させる作用があります(詳しい機序については次項で説明します)。 またウルソは胆汁酸の成分のうち、細胞毒性の高い胆汁酸を減らし、細胞毒性の低い胆汁酸を増やします。 細胞毒性の低い胆汁酸が増えると、胆汁が通る肝臓や胆嚢へのダメージがへるため、肝機能の改善につながります。 また胆汁酸というのは、食後に胆嚢から小腸に分泌されますが、本来のはたらきは小腸で脂質が体内に吸収されるのを助ける事になります。 小腸に疾患があって十分に胆汁酸が分泌されないと、脂質の吸収が不良になってしまいますが、ウルソはそのような時に胆汁酸を補う事で脂質の吸収を助けてくれます。 更にコレステロールの体内への吸収を抑えたり、コレステロール胆石を溶かしたりする作用もあるため、コレステロール系胆石を溶解するために用いられる事もあります。 原発性胆汁性肝硬変(PBC は指定難病の1つで、肝臓の中にある胆汁の通り道である「毛細胆管」が破壊されてしまう疾患です。 原因は自己免疫的な機序が指摘されています。 これは免疫系(異物が侵入してきた時にそれを排除するシステム)が誤作動してしまい、自分自身の細胞を攻撃してしまうようになる疾患の事です。 ウルソは胆汁の流れを良くしたり、肝臓や胆道を保護したり、炎症を抑える作用があるため、原発性胆汁性肝硬変の症状を改善させる作用も期待できます。 またC型慢性肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV が肝臓内に住み着いてしまい、免疫系がそれを攻撃する事で肝臓に炎症が生じてしまう疾患です。 ウルソは上記作用により、C型慢性肝炎の方の肝臓を保護する作用も期待できます。 ウルソはこれらの疾患に対してどのくらい効果があるのでしょうか。 右季肋部痛の改善率は81. 心窩部痛の改善率は72. 背部痛の改善率は31. 膨満感の改善率は60. 食欲不振の改善率は66. 5%(消失が24. またC型慢性肝炎の活動性の1つの指標としてはALTという酵素値が用いられます。 ALTは肝臓が痛むほど高値となるため、低いほど肝臓が保護されていると考えられますが、C型慢性肝炎の患者さんにウルソを24週間投与した試験では、• 3.ウルソはどのような作用があるのか ウルソはどのような作用機序によって肝臓や胆嚢、胃腸系を保護してくれるのでしょうか。 ウルソの作用機序について詳しく紹介させて頂きます。 コール酸• ケノデオキシコール酸• デオキシコール酸• リトコール酸• ウルソデオキシコール酸(ウルソ) これらは、それぞれ疎水性が異なります。 疎水性が強い、つまり水との混ざりにくい胆汁酸ほど油と混ざりやすい(親油性)ため脂質と結合しやすく、脂質を吸収する作用に優れますが、一方で細胞にダメージを与えやすいというデメリットもあります。 上記の胆汁酸の中で最も疎水性が強いのがリトコール酸で、次がデオキシコール酸です。 次いで、ケノデオキシコール酸、コール酸と続き、ウルソデオキシコール酸はほとんど細胞毒性がありません。 ウルソを服用すると、これらの胆汁酸の比率が変わり、最も細胞毒性の低いウルソデオキシコール酸の比率が高くなります。 その結果、細胞毒性が低下して臓器にダメージを与えにくくなり、これが肝細胞や胆道系を保護する作用となります。 またウルソは肝臓においてサイトカインやケモカインといった、炎症を引き起こす物質の産生を抑える作用もあります。 これによって肝細胞に炎症が生じにくくなるため、この作用も肝臓を保護する作用になります。 ウルソは胆汁の分泌を促進するはたらきがあります。 胆汁が作られる過程を見ていくと、胆汁は肝臓を構成する細胞である「肝細胞」で作られます。 肝細胞で作られた胆汁は肝細胞と肝細胞の間を通っている「毛細胆管」に運ばれます。 毛細胆管は木の枝のように肝臓内を走っており、次第に集合して肝管という太い管になり、最終的には胆嚢につながっています。 胆嚢に辿りついた胆汁はそこで貯蔵・濃縮され、食事が消化管を通ってくると十二指腸に分泌され、脂質の吸収を助けるはたらきをします。 ウルソは肝細胞で作られた胆汁を毛細胆管に送りやすくしてくれます。 具体的に言うと、トランスポーター(膜輸送体)という、胆汁を肝細胞から毛細胆管に輸送するたんぱく質を肝細胞の細胞膜に多く発現させる事で、胆汁が毛細胆管に移動しやすいようにしてくれるのです。 この作用により、胆汁酸が肝細胞内や毛細胆管内にとどまる事が少なくなり、胆汁うっ滞による肝障害が生じにくくなります。 ウルソの主成分であるウルソデオキシコール酸は、胆汁酸の中でももっとも疎水性が低いため、胆汁酸の中では脂質の吸収を助ける作用は弱めになります。 そのためウルソを服用する事で胆汁酸中のウルソデオキシコール酸の比率が増えると、脂質の吸収力が低下し、コレステロールを吸収しにくくなります。 これによってコレステロール系胆石が出来にくくなります。 またウルソは、形成されてしまったコレステロール系胆石を溶解し縮小・消失させる作用もある事が分かっています。 本来の胆汁酸のはたらきというのは、食後に小腸に分泌されて脂質の吸収を助ける事です。 例えば、小腸腫瘍などで小腸を切除した方であったり、炎症性小腸疾患がある方は胆汁酸の分泌量が低下してしまいます。 このような場合、ウルソを投与する事で胆汁酸を補い、脂質の吸収を改善させる事が出来ます。 ただし元々胆汁酸が十分に分泌されている方には、この作用は期待できません。 スポンサーリンク 4.ウルソの副作用 ウルソにはどんな副作用があるのでしょうか。 また副作用の頻度はどれくらいなのでしょうか。 ウルソの副作用発生率は、• 原発性胆汁性肝硬変への投与の場合で10. C型慢性肝疾患への投与の場合で2. その他の疾患への投与の場合で3. ウルソの主成分はウルソデオキシコール酸という胆汁酸です。 元々私たちの体内にも存在している物質ですので、安全性は高いといっても良いでしょう。 生じうる副作用としては、• 腹部膨満• 胃不快感• 肝機能障害(AST、ALT上昇)• 発疹 などが報告されています。 多くが胃腸系の副作用になりますが、これは疎水性の低いウルソデオキシコール酸の比率が高まるため、脂質の吸収力が弱くなるためではないかと考えられています。 また基本的には肝臓・胆道系を保護するお薬にはなりますが、肝臓・胆道系にはたらくため、時に肝機能を悪化させてしまう事もありますので一定の注意は必要です。 頻度は稀ですが重大な副作用として、• 間質性肺炎 が報告されています。 ウルソを投与してはいけない方(禁忌)としては、• 完全胆道閉塞のある方• 劇症肝炎の方 が挙げられています。 ウルソには利胆作用があるため、胆道が完全に詰まっている方に投与すると、胆管・胆道にどんどん胆汁がたまってしまい、内圧が上がって肝臓や胆道が障害されてしまうリスクがあります。 そのため胆道が閉塞している方へは投与してはいけません。 ウルソの使い方は、疾患によって異なります。 〇下記疾患における利胆 胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患 〇慢性肝疾患における肝機能の改善 〇下記疾患における消化不良 小腸切除後遺症、炎症性小腸疾患 に対しては、 通常、成人1回50mgを1日3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 と低用量での使用となっております。 〇外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解 に対しては、 外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解には、通常、成人1日600mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 とより高用量での使用となっています。 〇原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善 〇C型慢性肝疾患における肝機能の改善 に対しては、 通常、成人1日 600mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 増量する場合の1日最大投与量は900mgとする。 と更に高用量の投与が認められています。 6.ウルソが向いている人は? 以上から考えて、ウルソが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 ウルソの特徴をおさらいすると、 ・ウルソデオキシコール酸という胆汁酸の1種である ・疎水性が低いため細胞毒性が低く、肝臓や胆道系を保護してくれる ・利胆作用(胆汁の流れを改善させる作用)がある ・サイトカインやケモカインなどの炎症を引き起こす物質のはたらきを抑える作用がある ・疎水性が低いためコレステロールの吸収を抑える作用がある ・コレステロール系胆石を溶かす作用がある ・身体に元々存在する胆汁酸であるため、副作用が少なく安全性が高い といったものがありました。 ウルソは長い歴史としっかりとした実績を持つお薬です。 また副作用も少なく安全性に優れます。 そのため、発売されてから50年以上経った現在でも肝臓・胆道系の疾患の方に幅広く投与されています。 胆汁の流れを改善させたり、胆汁酸による細胞毒性を低下させる事でメリットが期待できる患者様には積極的に投与しても良いお薬でしょう。

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胆石の治療薬ウルソを3年の期間続けてみた効果と裏話

ウルソ 効果

ウルソとは? それでは名前の由来からいきましょう。 ウルソは URSOと表記されますが、これはラテン語のウルサス「熊」より命名されています、なぜ熊かと言うと、一般名の ウルソデオキシコール酸は熊の胆のうに含まれる「熊胆(ユータン)」に由来するからです。 ウルソの作用を簡単に説明すると 「胆汁の流れをよくすることでコレステロール胆石が作られるのを抑えたり、肝臓の免疫力を高めたり、また消化を助けたりする」となります。 それでは肝臓と胆汁の関係について簡単に説明したあと、ウルソの作用機序についてもう少し詳しくみていきましょう。 ウルソの作用機序と特徴 通常、私達の体では、胆汁は肝臓でコレステロールから生成されています。 生成された胆汁の主成分である胆汁酸は、胆管を通って小腸に流れ込み、小腸において脂質の消化吸収を補助しているのです。 ビリルビンなどの老廃物はそのまま排泄されますが、胆汁酸は腸管から再吸収されて再度利用され、この胆汁酸の動きを 腸肝循環といいます。 しかし、肝機能に障害を受けている場合、肝機能低下によって胆汁の流れが悪化してしまい、胆汁が過剰に蓄積してしまうことになるのです。 この状態を 胆汁うっ滞といい、蓄積した胆汁酸が細胞毒性を発現してしまい、さらに肝機能を低下させるという悪循環に陥ってしまいます。 そこで活躍するのがウルソです。 ウルソは服用すると速やかに腸管から吸収されて肝臓に取り込まれます。 ウルソと胆汁酸の構造は似ているため、胆汁酸の代わりに胆汁の成分として働き、腸肝循環していきます。 これによって 胆汁の流れを改善し、うっ滞した胆汁をスムーズに循環させる利胆作用を発揮するのです。 胆汁中の胆汁酸の割合も低下させるため、細胞毒性を軽減させることができ、さらにウルソは 免疫機構を調節するサイトカイン・ケモカインの産生抑制作用を持つため、炎症反応を低下させることもできます。 小腸疾患や小腸切除による消化不良は、腸肝循環の不順によって胆汁が減少し、脂質の分解不良となってしまうことで発生しています。 ウルソは胆汁の循環を改善する利胆作用によって胆汁不足を改善し、消化不良の改善にも効果を発揮します。 周囲が石灰化していないコレステロール性胆石の場合、胆汁の分泌改善によってコレステロールの可溶化が促進され、胆石を溶解することが知られていますが、その効果は限定的で、服用しても短期間での溶解はしないと考えられています。 ウルソの効果は周囲が石灰化してしまっている場合には脂質成分まで浸透しないため、溶解は期待できません。 ウルソにはその作用機序から複数の適応があります。 適応により用法・用量が全然異なりますので注意が必要です。 効能又は効果/用法及び用量 ・下記疾患における利胆 胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患 ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する. ・慢性肝疾患における肝機能の改善 ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する. ・下記疾患における消化不良 小腸切除後遺症,炎症性小腸疾患 ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する. ・外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解 外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解には,ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1日600mgを3回に分割経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する. ・原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善 原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善には,ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1日600mgを3回に分割経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.増量する場合の1日最大投与量は900mgとする. ・C型慢性肝疾患における肝機能の改善 C型慢性肝疾患における肝機能の改善には,ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1日600mgを3回に分割経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.増量する場合の1日最大投与量は900mgとする. ウルソの添付文書より引用 スポンサーリンク ウルソの副作用 ウルソは安全性の高い薬ですが、重大な副作用の報告がありますので一応確認しておきましょう。 頻度不明ではありますが、間質性肺炎の報告があるため、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線で異常を認めた場合には投薬を中止し、ステロイド剤の使用など適切な対応が必要となります。 発生頻度が高い副作用は下痢や悪心などの消化器症状で、2%程度の患者に認められます。 その他の副作用では、食欲不振、便秘などの消化器症状、掻痒、発疹などの過敏症状、肝機能検査値の異常などの肝臓症状、全身倦怠感やめまいなどの報告があります。 この中でも過敏症状が起きた場合には速やかに服薬を中止する必要があります。 ウルソの注意事項 ウルソには禁忌となる患者が存在します。 完全胆道閉塞のある患者では、ウルソの持つ利胆作用によって胆汁分泌が増加した結果、胆汁うっ滞の悪化を招く危険性がある為、使用できません。 劇症肝炎の患者も同様に、症状の増悪を招く危険性がある為に禁忌とされていますが、通常の劇症肝炎では救命措置が必要となるため、ウルソが治療薬として選択されることはないでしょう。 慎重投与が必要な患者も存在しています。 重篤な膵疾患のある患者では、膵外分泌の促進によって状態を悪化させてしまう可能性があります。 ウルソは胆汁の分泌促進が主な作用ですが、 膵臓からのリパーゼの分泌も併せて促進しているという報告もあり、 慢性膵炎の患者では、膵液に胆汁が逆流したと思われる形跡も確認されているため、注意が必要となります。 次に、消化性潰瘍のある患者です。 ウルソは 粘膜刺激作用を持っており、胃酸の分泌を促進したという報告がある為、注意する必要があります。 また、胆道内で胆石がつまりかけている患者では、ウルソの利胆作用によって胆石が流動してしまい、その結果として胆管を閉塞させてしまうことがあります。 胆石の溶解目的で使用されることもありますが、 基本的には小さな胆石への使用がメインであり、大きな胆石や石灰化した胆石に使用した場合は逆に胆汁うっ滞を招く危険性があります。 また妊娠中の服用では、胎盤血液関門を突破して胎児に吸収されることがわかっています。 できるだけ服用はしないようにすることが望ましい医薬品ですが、医師の判断を仰ぎ、自己判断はしないようにして下さいね。 それではウルソについては以上とさせて頂きます。 最後まで読んで頂きありがとうございました。

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