時透無一郎 小説。 時透無一郎 (ときとうむいちろう)とは【ピクシブ百科事典】

炎々と生きる

時透無一郎 小説

app. goo. 柱になるためには常人の何倍もの努力加えて、多かれ少なかれ何らかの才覚が必要なのは明らかですが、その中でも無一郎の剣士としての才能はずば抜けていますね。 無一郎の場合はあまねを通してですが、お館様直々に鬼殺隊のスカウトした描写があるのは、悲鳴嶼と無一郎のみになっています。 剣を握った事のない無一郎と、兄である有一郎の元に何度もあまねが足を運んでいたことからも、その期待の程が伺えると思います。 そんな天賦の才の持ち主である無一郎も、戦場を一歩離れれば14歳の少年なのです。 特に記憶を取り戻して以降は、炭治郎にそのかわいらしい笑顔を見せたり、無惨への怒りをあらわにしたりと、豊かな感情表現が見られるようになりましたね。 もしも無一郎が感情を失っておらず、入隊当初から今のような性格だったとしたら、妹や弟を持つ柱たちから「これでもか~!」というぐらいに猫可愛がりされていたかもしれないですね! 双子としてともに生を受けた兄弟に対して、片割れもしくは分身というような表現をする事がありますよね。 app. goo. 生まれた時から一緒に居て、両親を失ってからも手に手を取り合い共に生きてきた兄を、突然奪われた無一郎の喪失感はとても大きかったはずで、計り知れないところにあるのだと思います。 しのぶが姉・カネエの表情や生き方を真似る事で自身を変えようとしたように、無一郎が記憶喪失になったのも、心を守るためのひとつの術であったものだと考えられないでしょうか? ただ、無一郎の中では「こんなにつらいなら全て忘れてしまおう」という、自己防衛が働いたのと同時に「これからも片割れである兄と一緒にいたい」という、願望が同時に存在していたのではないかと思ってしまいます。 記憶を取り戻したあとで無一郎は「記憶のない時の僕は何だか兄に似ていた気がする」と、述べていますが、これは記憶を失ってもなお無一郎の心に兄の存在が残っていたという証拠だともいえるのではないでしょうか? 回想シーンを見る限り、幼少期の無一郎は気が強かった兄・有一郎とは、真逆の十物だったと推察できます。 口喧嘩ではいつも兄に勝てず、分が悪くなると悔し涙を浮かべて口をつぐんでしまう・・・そんな性格だったようですね。 app. goo. どの型にも霞のエフェクトがかかっていて、無一郎の太刀筋をうまく隠していますね。 大きめの隊服を着用して相手に、間合いや動作を悟られないように工夫している点から察するように、霞の呼吸は他の呼吸と比べて型ごとに大きく動作が異なるのかもしれないですね? 突然部屋に入ってきた半天狗の顎を一瞬ではねた「肆ノ型・移流斬り」、細かい連撃を高速で繰り返す「伍ノ型・霞雲の海」などに代表される技を繰り出すスピード無一郎の特徴の一つに挙げられます。 多くの剣士の刀を打ってきたであろう刀鍛冶の鉄穴森が「瞬きする間に斬っている」というコメントからもその速さが伺いしれるところですね。 スピードという点においては、善逸と無一郎は似たもの同士といえるかもしれないですね。 ただし、音という視点から考察すれば、二人はむしろ正反対の剣士だともいえます。 雷鳴を轟かせながら技を繰り出す雷の呼吸とは異なり、霞の中にいるかの如く静かに相手を斬る、それが無一郎の戦闘スタイルだといえるのです。 無一郎の代名詞ともいえる「漆ノ型・朧」は無一郎のスピードあってこその技です。 大きな緩急をつけて繰り出す「朧」で顎を斬られた上弦の「伍・玉壺」は「霞に巻かれているような・・・」と表現していましたね。 玉壺と戦った刀鍛冶の里編では単体で繰り出された「朧」。 しかし上弦の壱・黒死牟戦での無一郎は「伍ノ型・霞雲の海」の後に朧を使って攻撃するのではなく、速い霞雲の海を見せる事で、緩急が持ち味の朧の効力をさらに引き上げたのでしょうね。 app. goo. 刀鍛冶編での無一郎と玄弥はそれぞれ別の鬼と戦っており、二人が説職するシーンは描かれていませんでした。 しかしその後無限城で再会した二人からは、柱と一般人ではなく、もっと距離が縮まっている様子が見て取れますね。 もしかしたら刀鍛冶で初対面を果たして以降、二人は何らかの交流を重ねてきたのかもしれないですね。 app. goo. 黒死牟のあらゆる攻撃によってジワジワと追い詰められ、最後の最後、胴体を真っ二つに切られてしまいました。 この胴体を真っ二つに切られた事が死亡に至らしめた要因です。 序盤の戦闘で左腕を失います。 直ぐに止血をして立ち向かうが、串刺しにされてしまいました。 ここで不死川実弥・不死川玄弥・悲鳴嶼行冥の3人が到着。 その間に無一郎は胸に刺さった刀を自力で抜きます。 そして、黒死牟の動きを少しでも止めるため、リスクを犯して懐に飛び込む事を決意します。 見事懐に入り込み、黒死牟のみぞおちに刀を刺す事に成功!しかし、その際に片足を切られ失う…。 追い詰められた黒死牟は、玄弥・無一郎の足止めから解放するために決死の全体攻撃を放つちます。 この全体攻撃で無一郎は胴体が真っ二つに…。 残酷すぎます。 結果的にこの全体攻撃が無一郎にとって致命的なダメージとなりました。 無一郎はこの状態になっても最後まで日輪刀を離しませんでした。 その際、怒りによって日輪刀が「赫刀化」しています。 この赫刀化しか無一郎の日輪刀は、黒死牟に致命傷を与えました。 時透無一郎の名言 まとめ【鬼滅の刃】時透無一郎の最後・名言を考察【最新情報】 今回は【鬼滅の刃】時透無一郎の最後・名言を考察【最新情報】について検証してみました。 剣技に優れ日の呼吸の子孫、すなわち黒死牟側の子孫に当たるわけですが、記憶を取り戻してからの無一郎は有一郎としの心の二面性をあわせもちます。 鬼滅の刃のメインテーマとも言える家族愛・兄弟愛・絆がここでも見事に描かれることになりました。 無一郎の技・朧はカッコイイ技・強い技ランキングでも上位です。 無一郎にはまだまだ活躍して欲しかったと残念に思いますが、無一郎の意思は鬼殺隊の中で永遠に引き継がれていくことでしょう。 今回も最後まで御愛読ありがとうございます!.

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【鬼滅の刃】時透無一郎の最後やプロフィール【最新考察】

時透無一郎 小説

ちなみに昨日炭治郎のお誕生日でしたね。 おめでとうー! お誕生日記事は今週か来週かなぁ、、、。 色々あって写真が撮れない笑。 前回に引き続き大遅刻だわぁ。 感想文、今回は箇条書きやめてまとめて書いてます。 小説の内容と、最新話までのネタバレ注意です!!• 鋼鐵塚蛍のお見合い もっと突拍子も無いギャグパートになるのかと思いきや、めっちゃ良い話です!!! 鋼鐵塚さん、せっかくイケメンなのにお見合いでもお面つけちゃうんだっていう笑。 お相手の女性の方の顔も気になるけど、蜜璃ちゃんに似てるってことは可愛いんでしょうね。 黒髪なんかな笑。 にしても、この女性の発言に対しての、鋼鐵塚さんの冷静な態度が本当素敵すぎる!惚れ直した!笑 自分が刀に対して誇りをもっているだけでなく、担当の炭治郎初め、鬼殺隊全員のことを想っているのが良いですよね〜。 こうゆう刀鍛冶と鬼殺隊員の絆というか繋がりっていうのも、鬼滅の刃の見所のひとつだなと気付かされますね。 それにしても、最後はちゃんとキレてオチをつけるところが鋼鐵塚さんです!!裏切らない!!! 花と獣 カナヲ絡みの話は、どう描かれても心の成長が見られて嬉しいんですよ!!泣いちゃう〜!! それに今回は伊之助ときたら、伊之助は伊之助で成長具合が可愛いし嬉しいから、その2人の組み合わせな時点で、こっちがほわほわだよ!!! きよちゃん、カナヲがああ言ってくれて嬉しかっただろうなぁ。。。 炭治郎と伊之助が話してるシーン、とてつもなく心が穏やかになる。 わたしが笑。 炭治郎が伊之助にわかりやすく優しく、でも俺の考えだから違うかもしれないけどって前置きしながら伝える感じが、あー炭治郎好きってなる!! 人間の色んな心の内を、全て炭治郎が解説してくれたらいいのに笑。 そしてこんなところに玄弥ー!! そうだよねそうだよね。 一緒に刀鍛冶の里でがんばったもんね!! 炭治郎の一言に対して速攻で殺すぞって言ってるところが、お兄ちゃん譲りの物騒さが可愛いですね笑。 そして少し話は逸れるけど、伊之助がアオイちゃんとくっついた経緯が知りたい! やっぱりこの時点では小うるさいとしか思ってなくて笑。 食べ物大好き伊之助としては、胃袋掴まれたらそりゃねってところもありますが、そもそもしのぶさんとお母さんを重ねて見てて、でもしのぶさんも亡くなってしまって。 アオイちゃんほど怒りっぽくは無いけど、しのぶさんも言うことしっかり言うし、てゆか本来のしのぶさんは怒りっぽい気もするけど、、、って考えると、意外としのぶさんとアオイちゃんに近いものを感じなくも無い。 話逸れた笑。 蝶々の髪飾りを探しに行く前の伊之助も良いよね〜!!きよちゃんに対してもアオイちゃんに対しても!! そして、髪飾り探してるけど見つからないカナヲも良い。 そもそも、誰かのためにここまで行動を起こせてるカナヲに感動。 更に、カナエさんのことを思い出して、きよちゃんのことを想って、てのが感動しちゃうね。 そしてカナエさんってあらためて凄い。 外見良し内面良しのカナエさんに、叶えられないものは無いんじゃないかと思っちゃう ダジャレじゃないよ笑 カナエさんが柱として鬼殺してた頃の話、もっと知りたいなー。 で、髪飾り見つかっちゃうところがさすが小説、、、じゃなくてさすが伊之助。 正直、見つかって良かったね、で話終わると思ってたよ、、、。 最後の伊之助かっこよすぎるでしょ!!!絶対、俺様が見つけたとか言いそうなのに笑。 さらに、天婦羅のくだりも可愛い。 ふたりとも可愛い。 癒された笑。 カナヲの気持ちも、伊之助の将来もわかっちゃってるからっていうのもありますが、この2人はそういう色恋沙汰じゃなくてちゃんと仲間っていうのがほっこりしますね〜。 あー、良かったーって思って、ここで話終わると思ってましたよ 2回目w まさかの童磨戦のあときた。。。。。 場面がそこになった瞬間泣くわと思った笑。 ここの2人の会話は、本当昔の2人じゃあり得ないですよね。 悲しいけど嬉しいし感情が忙しい笑。 童磨戦のあと、2人で肩組んで泣きながら歩いてるシーンの詳細を見られて良かったです。 あ、あとこの話、蝶屋敷のシーンで全く善逸が出てきてないことに気づいてちょっと笑った。 善逸いるよね? 明日の約束 まず、最初 と最後 の、無一郎くんと悲鳴嶼さんが2人で話してるシーンが好きすぎる!! 年が10以上違って、体格差もかなりあるこの2人!! 悲鳴嶼さんが無一郎くんのことを、尊重しつつ気遣ってる感じ、無一郎くんが悲鳴嶼さんにちゃんと敬語使ってる感じ、どちらも素敵!! 無一郎くんが痣について最初から何か副作用的なことがあるだろうって理解できてるところが、蜜璃ちゃんと違って笑、痣の発現についてちゃんと説明ができた冷静かつ頭のきれる部分なんだなーとあらためて思いました。 あと、この無一郎くんが、伊黒さんが蜜璃ちゃんのこと好き、って気付いてることに、悲鳴嶼さんが嬉しく思うっていう感情、こっちまで嬉しい。 でもこの、伊黒さんが蜜璃ちゃんのことを好きって事について、周りの柱達がどう思ってたかっていう描写ってほとんど無いと思うんですけど、ほとんど無いってことは、みんなそんな大っぴらにしてなかったんだと、個人的には思ってるんです。 その中で、相手は悲鳴嶼さんだけどハッキリそれを言っちゃうってのが14歳らしいところなのかなー?とも思います。 前置き長すぎ笑。 そんなわけで、無一郎くんが里に訪問します。 まず鉄井戸さんのお墓参りがしたくて里に行ったっていう無一郎くんの理由が嬉しい。 お墓参りって結構高等な?感情ですよね。 ちなみに鉄井戸さんそんなに描写無いけど、優しくて良いおじいちゃんだったんだろうなぁ。 でもちょい悪親父風にも見える笑。 素敵そう。 そして小鉄くん。 当初は超絶仲悪かったのに、こんな仲良くなってねぇ。。。 嬉しいし可愛い。 だって14歳と10歳。 可愛い笑。 そして2人で縁壱零式を直していくんですが、これ無一郎くん日の呼吸出来ちゃうじゃんって思ったんですが笑。 まあ全部が全部じゃないし、炭治郎すら縁壱さんレベルで出来なかったんだから出来ないのだろうけど。 あと気持ち悪い感想を言うと、無一郎くんが縁壱零式の動きを再現するとき、上着脱いでるのやばい笑。 挿し絵期待したけど無かった笑。 鼻血出るわ笑。 無一郎くんという美少年、更に普段はブカブカの隊服で、誰かさんのように露出度が高いわけでもない人が笑、上着脱いでる事実が眩しい!!!これを想像で補わなきゃなのがつらい笑。 そしてまさかの蜜璃ちゃん登場!蜜璃ちゃんは登場だけで、わっと明るくなる。 無一郎くんの「うん、、、友達だよ」が最高すぎるー!!!言われたい笑。 そこからの昔の自分の発言を謝る無一郎くん。 この辺りの発言を聞くと、本当に昔の無一郎くんの感じに戻ったんだろうなぁと感じる。 嬉しいねぇ。 で、また連絡してね、からの、穏やかな笑顔ねぇ。 これ、小鉄くんと会うの最期だったのかな??それとも、179話の幸せだと思う瞬間が数えきれないほどあったよ、の幸せそうな光景がこの後あったのかな、、、?? どちらにせよ、友達とお互いが認識してからの別れが早すぎて悲しすぎるけど、わかりあえて良かった。 鋼鐵塚さんのでも思ったけど、この刀鍛冶と鬼殺隊の絆とか繋がりっていうのも、刀鍛冶の里編が人気無いせいか忘れがちだけど苦笑、本当に大切なテーマのひとつだなと思います。 あと、滅私の心ね!!! 滅私の心、ってワード自体は、本編単行本には一切出てこないけど、誰かのために自分を犠牲にできる人とかっていう感じで意味合い的には出てくる。 滅私の心ってすごい。 また悲鳴嶼さんとの会話のシーンに戻り、無一郎くんの言葉で悲鳴嶼さんが微笑むとか、なんかホワホワしますね。 で、鉄井戸さんや煉獄さんのことを思い出しつつ、最後はやっぱりお兄さんのこと。 挿し絵にもありますが、空を見上げて微笑む無一郎くん。 素敵です。 なんか綺麗なお話だなぁって思いました。 あと、このお話読んでからの179話はまた泣ける。 実弥さん推しとしては、どうしても179話は不死川兄弟メインで考えちゃうんですが、あらためて時透兄弟の良さを感じました。 とりあえず、不死川先生がビールめっちゃ飲む情報と、マイホーム兄貴情報が幸せすぎて嬉しいです笑。 でもせっかくだから、妖怪退治しに行ってほしかったなー!出番少なくなるじゃん。 って、表題の小説の主役だから問題無いけど。 最後、意外な一面を見せてくれた宇髄先生もギャップ萌えです笑。 まとめと今後読みたいスピンオフ 以上です。 だらだらと書いてしまいました、、、。 花と獣は意外と長くなっちゃいました〜。 明日の約束、は長くなるのわかってた笑。 本当は、いろいろ漫画で読みたい気持ちはあるものの、こうして公式から新たなストーリーが更新されるとやっぱり嬉しいものですね。 第4弾、5弾と続いてほしいです。 個人的には、204話〜205話のあたりの話が読みたいですが、これもはやスピンオフじゃないよなぁ笑。 そもそも単行本で完結してからじゃないと書けないでしょうし。 てゆか、単行本の完結が今から悲しくて仕方ない笑。 錆兎は義勇さんと仲良しの頃の話も知りたい とかですかね。 あとね、21巻読んでやっぱり思ったんですが、すごい細かい話なんですけど笑、黒死牟戦のあとの179話直後から、無惨様戦に参戦するまでの実弥さんの悲鳴嶼さんの話、読みたいです。 179話最後で悲鳴嶼さんの「顔をあげろ」のあと、実弥さんが何を思って何と言って顔をあげたのか、無限城が崩れて地上に出たときどう思ったのか、距離的に離れてそうだけどどうやって走って来たのか、とか気になりませんか、、、、、。 無言で走ってたかな苦笑。 もう私本当に公式から何かしらの新しい供給がないと、鬼滅ロスがじわじわ来てるからつらいのよ〜!!笑 映画前や人気投票の結果などに合わせて、また何かあると嬉しいですね。 人気投票予想の記事書いてますが、難航してます〜笑 長々と読んで下さり、ありがとうございました!!.

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ヤ、ヤンデレだとぉ!?【時透無一郎】

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その一撃を無一郎が避けられたのは偶然だった。 半ば反射的に下がり、膝を折る。 その刹那の動作に遅れた髪が数本はらりと地に落ちた。 「……動きも良い。 だが反応が遅い」 追撃することなく、だらりと右手に持った景寿郎の日輪刀が鈍く光る。 眼光は鋭さを増して、しかしてどこか茫としているように見える。 「なんなの…?僕は貴方に危害を加えられる謂れはないよ」 咄嗟に後ろに下がった無一郎は取り敢えず息を落ち着け、返答する。 __鬼じゃなかったのは幸いかな。 眼前の景寿郎が鬼よりも厄介な相手かどうかは分からずとも、少なくともしのぶに手を出すことはないのだろう。 ちらりと無一郎が視線を彼女に移すと明らかに動揺している様子だった。 無一郎と景寿郎を落ち着きなく交互に見やり、何事かを逡巡している。 __胡蝶さんの助力は望めない。 「他者を構う余裕が、お前にあるのか?」 __それに……この人がそれを許すとも思えない。 景寿郎は無一郎を不気味な程じっと見つめ微動だにせず、佇んでいる。 「あのさ、僕の話を聞いてるの?」 無一郎は抜刀しながら再び問いを投げる。 その口調はどこか気怠げだった。 __なんだか『まとも』だとは思えないな。 纏う雰囲気しかり、言動や行動を鑑みても無一郎の目に景寿郎の様子は異常に見える。 ただぎらぎらとした殺気とその幽鬼の様な景寿郎の姿に警戒心だけが上がっていく。 だが、無一郎は景寿郎のことをあまり脅威だとは感じていなかった。 __いきなりで驚きはした…けど、この人はそれほど強くない。 そう、景寿郎の動きはお世辞にも柱には『ほど遠い』ものだった。 無一郎の眼には甲の隊士としては十分過ぎる程の腕前だとは思うが、柱には数段劣るように見てとれる。 __大体、僕を殺す気もない、殺気は鬱陶しいほどに感じられるのに……殺意は微塵も匂わせていない。 無一郎はこの短時間の間に景寿郎の力量を半ば把握し始めていた。 頭の中でぐるぐると考えを巡らすのではなくもっと直感じみた、自分の才覚に身を任せた無一郎なりの予測。 __僕なら勝てる。 それに躊躇いもなく乗れる、実行出来る胆力を無一郎は幼いながらに既に身につけている。 ともすれば傲慢と捉えかねられない程の自信は、確かな実力を持つが故のものだった。 「……ただ、試すだけだ」 「試すって、僕を?」 訝しむ無一郎に対して景寿郎はあくまで淡々とした口調で、まるで周知の事実であるかのように言葉を続ける。 「日輪を掴み、月を下し、無惨を斃す男になり得るか否かを」 それはどこか演説じみていて、無一郎には芝居臭く感じられた。 「日の器か?あるいは……とるに足らない『私』のような出来損ないか?」 しだいに言葉は熱を持ち、声量は上がっていくもやはり無一郎には届かない。 「出来損ない…っていうのは同意するよ。 貴方はどうやら僕よりも弱いみたいだし」 無一郎はその挑発の言葉と共に立ち上がり、勢いよく鞘を景寿郎目掛けて放ると同時に『しのぶ』の元へと走り出す。 __まずは『流れ』を掴む。 こと一対一の戦闘において勝利を掴む条件は無数にある。 力量、場、時運。 その何れかが抜きん出ている、あるいは自分に優位に働いている場合一方的に相手を屠る事も難しくはない。 __単純な力量勝負なら僕に分があるけど……そういうわけにはいかない。 柱としての仕事が控えている無一郎にとっては軽い手傷ですら負けを意味する。 今、無一郎には『力量』しかない。 景寿郎は恐らくこの暗い森の中を熟知しておりただの一言でしのぶの動きを制限している。 故にまずはソレを壊す。 条件は恐らく変わらないだろうが『乱す』ことは可能であると無一郎は考えた。 ひゅっ、と背後で投げた鞘を切る音がする。 だが無一郎には近づかずあくまでも、最初を除いて景寿郎は受け身の姿勢を貫いている。 「無一郎君……あの、私は…」 「行くよ、胡蝶さん。 ほら走って」 背を貫くような圧を無視して無一郎はしのぶのそばへ寄ると手を掴んだ。 「でも、景寿郎さんが…」 「それはあとで」 駄々をこねる童の様な口調でもごもごと喋るしのぶを無一郎は無理やりに引っ張った。 「……行かせると思うのか?」 その様子を見ていた景寿郎は二人へ駆け寄る。 狙いはただ一人、しのぶが何処へ行こうと構わないが無一郎がこの場を離れるのは許容できない。 __そろそろ『鮮魅』の隠達が私を見つけに来るだろう。 ……あまり時間は掛けられん。 そもそも、景寿郎は許可なくして旧邸から出ることを禁じられており、帯刀すら本来は許されていない。 だが、それらの規則を破ってでも会いに行く価値が時透無一郎にあると思ったからこそ景寿郎は此処に居た。 __おおかた本部だろうと思ったが、道半ばで会えたのは幸いだった。 もしも他の柱が居るような場所で会えば面倒なことになっていただろうと景寿郎は考える。 __宇髄や義勇、甘露寺ならば言って聞かせられただろうが……伊黒、不死川あたりは間違いなく此方へ刃を向けるだろう。 思えば一年は会っていない彼等の顔を思い浮かべて、景寿郎は心中で自嘲した。 __悲鳴嶼殿はどうだろうか。 杏寿郎や耀哉は?… 彼女 しのぶ は、どう思っているのだろうか? 景寿郎は今の己の姿をしのぶにはあまり見せたくは無かった。 __半端な私に意味はない。 だからきっとあんな『眼』は間違っているのだ。 視界には無一郎に急かされてもなお、此方を見つめる彼女がいる。 その眼は雄弁に語っていた。 こんな状況でも。 自分を『いかれ』だと思う景寿郎ですら理解できる程に重く、深い愛情を。 そうさせてしまったのは他ならぬ景寿郎自身だった。 __ただ憎めばよかったのだ。 ただ私を恨み、呪詛を吐き出せばそれで終わりの筈だったのだ。 だが景寿郎にはしのぶを否定することは出来ない。 それは胡蝶カナエが許さないから。 __『あの子を、よろしくね。 私はもう、面倒を見てあげられないから…』 __『カナヲや屋敷の子達は…しのぶがついているから大丈夫。 けれどあの子には?…あの子は一体誰に支えられて、誰に甘えればいいの?』 __『だからお願い、景寿郎さん。 どうかしのぶを見守ってください……貴方はとても不器用で、他人の心に無頓着だけれど……強い人だから』 カナエの呪いが景寿郎を許さない。 __強くなどない。 私は弱い。 ……誰も守れやしないし、誰も救えやしない。 だからこうして景寿郎は求めている。 他の誰でもなく、自分を救ってくれるであろう何者かを。 それはきっと、時透無一郎に違いないと。 __動いた。 無一郎は自分の考えが正しかったことに安堵しつつ、追ってくる景寿郎に対してその場にあった小石を緩急をつけながら鞘と同様に投げつける。 「……拙い小細工だ」 しかし景寿郎の足は止まらず、次々と弾き落とし進んでくる。 __そんなことは分かってるよ。 無一郎の狙いは時間稼ぎだった。 それは日の出や第三者の助力を期待したものではなく景寿郎の動きを『観察』する為のものだ。 __上、中、下段……うん、どれも見たことあるな。 切り落とし、切り払う景寿郎の刀捌きは類稀なるものではあるが至極一般的な炎の呼吸の隊士の動きだった。 __基本に忠実、けどやっぱり少し硬い。 ……慎重すぎたかな? 「景寿郎さんにそんなもの通用しませんよ、それよりまずは話し合いを…」 手を借りずに次第に並走し始めたしのぶはそう口走るも、無一郎に冷めた目で見られていることに気付いたのか口を閉ざした。 __鍵はこの人。 あえて逃げる様な素振りを見せつけて思考の範囲を狭め、続く礫による時間稼ぎに余計な気が回らないように仕向けた。 それらの目的は無傷の勝利が前提条件の無一郎には景寿郎の動きに慣れる必要があったからだ。 __今度はこっちから仕掛ける。 「ごめんね、胡蝶さん」 「え……ちょっと、無一郎く」 無一郎はしのぶを景寿郎の方向へ突き飛ばした。 思いもよらぬ無一郎の行動にしのぶは対処できず転がる様に景寿郎目掛けて倒れ込んだ。 「…………怪我は?」 「い、いえ…別に」 咄嗟に左腕でしのぶ受け止めた景寿郎は視線を無一郎からずらしていた。 __今だ。 力量は高く見積もっても柱へ届かず、しのぶの所為で満足に動けない筈と無一郎は攻めに転じる。 狙いは、日輪刀。 __死なせるわけにはいかないし、ここは得物を弾くのが正解だ。 踏ん張りもたいして効かぬと見た無一郎は跳ねるように木々を蹴り高く跳躍すると大上段の構えから刀を振り下ろした。 __間違いなく、獲れる。 それは油断などではなく、確かな観察と現状把握から導き出した無一郎の答えだった。 ただ唯一の誤算は、相手があの景寿郎だったということ。 ぎゃいんと、刃が鳴った。 そして無一郎は、たらりと一筋の汗を流した。 「なに、それ」 景寿郎はただ受けていた。 片腕にしのぶを抱き、無一郎の全体重を乗せた一撃を右手に持った日輪刀で難なく受け止めている。 ただそれだけ、避けるでも弾くでもなく微動だにせずただ受け止めている。 表情、態度、呼吸の間隔にいたるまで先ほどと変わらない様子だった。 __ありえない。 宙に浮いた身体はやがて地に落ち、再び無一郎は構え直そうとするも眼前の景寿郎の異様さに当てられて上手くいかない。 「………次は此方の番だ」 景寿郎がしのぶ退かすと無一郎の目にはソレがはっきりと見えた。 そう先の一瞬の交差で僅かに見えた景寿郎の唯一の変化。 __痣? 景寿郎の首筋から顎にかけて、それに額に炎の様な紋様の痣が走っている。 どくどくと脈動している様に錯覚させるほどに圧倒的な存在感を放つソレは何故だか妙に惹かれるものがあった。 __あれは、なんだ? 無一郎は今の状況も忘れて、しばし見惚れた。 見ているだけで全能感に酔いしれそうなほど、無一郎にとってその痣は力の象徴のように感じられた。 「無一郎君っ!」 その酔いを覚ましたのは切羽詰まったしのぶの声だった。 視界に飛び込んだのは景寿郎の脚、無一郎は咄嗟に股下へ滑り込むと跳ねるように立ち上がる。 「っ…ぐぅ!」 振り向きざまに斬りかかろうとするも、景寿郎に腕を掴まれ引き寄せられると同時に鳩尾を鞘で突かれる。 呼吸がままならず溺れるような感覚を一瞬味わうも、負けじと無一郎は応戦する。 「それは悪手だ」 いつの間にか鞘へと納められた日輪刀をくるりと器用に回しながら、棒術の如き動きで強かに無一郎を打ち付ける。 「違う」 我武者羅に放った技はあっさりと躱される。 「そうではない」 僅かな隙は、作られたものだった。 「もっと、柔軟に動け」 全力を込めた突きは放つ前に抑えられる。 「もっと上手く、賢く、狡くなれ」 何度も地面に転がされ、立ち上がっては繰り返し嬲られる。 やがて何度目かの攻防で、無一郎は糸が切れたように倒れ伏した。 __ああ、くそ……見誤ったな。 必死に景寿郎に応戦しようと試みるも、まるで底を感じさせない千変万化の動きに慣れぬ無一郎は後手に回らざるをえなかった。 慢心していなかったといえば嘘になる。 方々から景寿郎のことは聞いていたにも関わらずに無一郎にはどこか誇張しているだけだろうという無意識の傲りがあった。 __その結果がこれだ。 防戦一方、反撃の糸口すら見当たらなかった。 「くそっ……」 いつの間にか何処かへ放ってしまった日輪刀を気にすることなく無一郎は弱々しく砂を掴んだ。 __悔しくは、ない。 あるのは怒りだった、いつの間にか天狗になっていた自分への怒り。 短期間の間に柱へと上り詰め、新たな呼吸すら生み出した己はどこか驕り高ぶっていた。 __僕は油断していた。 ただ生きる。 その考えはこの状況でも変わらない。 __こうして手も足も出ず、ただやられることに憤りはない。 そう、それは無一郎にとってどうでもよいものだ。 なにせ己は他者にかまっている暇などないのだから。 __そうだ、僕は空っぽだ。 ぼんやりとした視界には此方を心配そうに見つめるしのぶと、何やら考え込んでいる景寿郎が写っていた。 その顔に、痣はもう浮かんでいない。 「……景寿、郎、さん」 息も絶え絶えに、ゆっくりと無一郎は景寿郎へと語りかける。 「なんだ?」 光を感じさせぬ瞳が無一郎を射抜く。 暗く、どこまでも落ちていきそうな濁った眼はしかし清廉さを秘めていた。 __怖い人だ。 でも……悪い人じゃない。 妙な感覚だった。 己を痛めつけた当人だというのに、不思議と無一郎は景寿郎に負の感情は抱かなかった。 「……これは、やり過ぎ」 __ぐちゃぐちゃだ、それに疲れた。 無一郎にも途中から稽古の様相を呈していたのは分かっている。 事実大きな怪我は無く、せいぜいが打撲程度だった。 __汚れた……服も髪も砂だらけだ。 「だいたい…僕は、貴方に会いに行くつもりだったんだ」 息を整えるも、上体は起こさず地面に寝そべったまま無一郎は非難がましく景寿郎へと語りかける。 「私もお前に会う道中だった」 「いえ、無一郎君が言いたいのはそういうことじゃないと思いますよ?」 側で見守っていたしのぶが景寿郎の袖を掴み、言う。 「手間が省けた。 じき、隠も此処へ来るだろう」 「……やけに軽装だと思ったら、もしかして抜け出してきたんですかっ」 驚いた様子のしのぶに景寿郎は無言で肯定した。 「何をやっているんですか!大体どうやって……」 「特別な事はしていない。 そもそも私が自分から旧邸に篭っていたのだ、隠程度でどうにかなると耀哉も考えてはいないだろう」 「だからどうして何時も自分勝手な行動をするんですか!それで私がどれだけ…」 __………うるさいな。 あっけらかんとした景寿郎の様子に堪らずしのぶが抗議をするのを無一郎は他人事のように聞いていた。 そして気づく、もはや夜は明け空が白んでいることに。 「っ……と」 起き上がる前に節々を点検し異常がないことを改めて確認した無一郎は立ち上がる。 __そういえば、僕の刀は何処にいったんだ? 見れば少し離れたところに生えた木に日輪刀は刺さっていた。 喚くしのぶを無視して無一郎が回収しようと歩き出すと景寿郎が声をかける。 「掴めたか?」 「お願いだから…僕にも分かるように話してくれないかな」 __謎かけはもうたくさんだ。 景寿郎の言葉はどれも曖昧模糊とした形の分からぬ呪文のように無一郎には聞こえる。 それがどのような意味を持つかは無論当人しか知り得ず、なまじ考えるということが苦手な無一郎とってそれは耳障りな雑音でしかなかった。 「胡蝶さんとはもういいの?」 振り返ると、明らかにふてくされた様子のしのぶが木の幹を背に座り込んで此方を睨んでいた。 __やっぱりあれが素だよ。 「ああ…放っておけ。 『あれ』はいつもそうだ」 「あれ……ねえ」 別段両者の仲を気になるわけでも無い無一郎はそれ以上追求せずに刺さった日輪刀を引き抜いた。 じっと刃を見るも、歪みや毀れは無かった。 「刀繰りは悪くない……恐らく柱の中でも上位にあたるだろう」 __それは、どうも。 隣に立つ景寿郎を見やり、無一郎は自問する__思えば自分は何故彼に会いたいと思ったのかと。 __ただの好奇心。 そも、それ自体が今までの 時透無一郎 じぶん からは生まれないはずの答えだった。 __僕はこの人に、何かを求めている。 不確かで、漠然とした直感だった。 今しがた力量を見誤り、無様に終わった己の直感だ。 だが、死んではいない。 __そう、僕はまだ生きている。 何も失っていないし、得るものすらあった。 圧倒的格上の存在、その一端に触れてなお五体満足でこうして己は存在している。 __これが鬼だったらそうもいかない。 だからこそこの結果に憂いはなく、無一郎の中にあるのはただの『透明な怒り』だけだった。 透き通るような、綺麗な怒り。 混じり気のない、清らかな力の奔流が身体に渦巻いている。 「僕は 空 から だ」 無一郎は空を見上げ、虚空へと小さな声で吐き出した。 景寿郎はその無一郎の呟きに応えることはせず、ただ次の言葉を静かに待っていた。 「僕は…強くなりたいわけじゃない。 でも、これだけは聞いておきたいんだ」 __うん。 僕はやっぱり『なりたい』わけじゃない。 その時、無一郎は一つ悟った。 それは鬼殺隊の隊士としては酷く歪なもので到底理解され難い考えだった。 __強さは『手段』だ。 力の有無に、己の価値は無いと悟った。 強かろうが弱かろうがそれらは至極どうでもよいものであると、無一郎は導き出した。 __だから、余計なものはこそぎ落として本当に必要なモノを。 「僕は、強く『なれる』か?」 無一郎に力への執着はない。 ただソレが必要ならば求めるというだけのことだ。 その無一郎の呟きに、景寿郎は悟る。 __やはり、私では辿り着けない。 と同時に嫉妬した。 もはや景寿郎にとってその『ありよう』はとうの昔に失ったものであったからだ。 __何故、もっと早く気がつかなかった。 その肢体が景寿郎にとってはただただ羨ましかった。 未熟で、未だ可能性に満ち溢れた肉体にどうしようもなく嫉妬していた。 __醜い、なんと醜悪か。 意地汚く、哀れで、度し難い。 そう自分の心をいくら責め立ててもやはり景寿郎は無一郎の若さが羨ましくて仕方がなかった。 __私は…どだい炎の呼吸の使い手だ。 いくら時間をかけて形を崩そうとも、やはり出来るのは紛い物でしかない。 もはや魂まで染み付いた『動き』はどう取り繕おうとも変化はあれど昇華しないと景寿郎は心のどこかで認めてしまっていた。 __だがこの子ならば、必ず。 数度打ち合っただけで分かる才覚は紛れもなく天上に届き得る。 今から鍛えあげればいずれ必ず日の呼吸を習得できると景寿郎は確信する。 「無論……私はその為にお前を探したのだから」 景寿郎の声は、どこか震えている。 「そっか……なら、いい」 対する無一郎は、澄んだ声音でそう返した。

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