作法 種類。 知っておきたい日常のマナー

茶道の3流派「三千家」表千家・裏千家……茶の淹れ方や作法の違い [茶道] All About

作法 種類

お抹茶には、薄茶と濃茶の2種類あり、作法も流派によって微妙に異なりますが、ある程度の作法は共通しておりますので、あまり難しく考える必要はありません。 今回は、三千家のひとつ「表千家」のお抹茶の作法をご紹介します。 薄茶の客作法 気軽にお抹茶を楽しむために考案された薄茶の作法を知っておくことで、大寄せの茶会など様々な茶席で役に立ちます。 薄茶の客作法で押さえておきたいポイントは、• 思いやりと譲り合いの心• 尊敬と感謝の心• モノを大切に扱う心 以上、3点です。 では、薄茶の客作法をご説明しましょう。 薄茶が点てられ、亭主から出されたら、正客の方はお茶を取りに茶碗の前に座ります。 右手で茶碗の手前をとり、左手で受け、膝を左に回して立ったら左に回ります。 自席に着いたら右を向いて回り、着席します。 茶碗を膝前にある縁外に置き、居ずまいを直します。 右手で茶碗の横をとり、左手で扱い、右手で手前を持ったら、次客との間にある縁内に置きます。 お先にちょうだいします。 」と次礼したら、右手で茶碗をとり、左手で扱って、右手で膝前にある縁内に置き、亭主に「お点前ちょうだいします。 」と挨拶しましょう。 亭主から一礼を頂いたら、茶碗を右手でとり、左手で受けて両手で軽く押し、いただきます。 手前 時計回り に2度回したら正面が左横に向くようにし、お茶を飲みます。 最後に音を立ててお茶を吸い切ったら、飲み口を指先でサッとぬぐい、懐紙で清めます。 茶碗の向こう 反時計回り に2度回し、正面を戻したら右横を持ち、膝前の縁内に置きます。 茶器の拝見• 茶碗を手にとり、茶碗の内側や高台などを拝見します。 茶碗の返却• 茶碗を向こう 反時計回り に2度回し、茶碗の正面を亭主へ向け、茶碗の右手前を持って、茶碗が出された位置に戻し、膝を左に回して自席へと戻ります。 濃茶の客作法 気軽に嗜む薄茶とは異なり、濃茶は厳粛な茶会で出されるお抹茶です。 そのため、亭主がお客さんにお抹茶を出すまでは一切言葉を発してはいけません。 茶事で最も大切な部分ですので、初心者の方が参加するのは避けた方が良いでしょう。 濃茶が出されたら、正客は前に出て右手で茶碗をとり、左手で扱い、膝前に仮置きします。 右手で出し袱紗をとり、左手に持たせたら、左手で茶碗をとり、出し袱紗を添えて左手にのせ、膝を左に回して立ち上がり、自席へと戻ります。 膝前の縁外に茶碗と出し袱紗を置き、居ずまいを直します。 このとき出し袱紗の「わさ」は右側になるようにしましょう。 道具を大切に扱う気持ちを表すところですので、初心者の方はしっかり覚えておきましょう。 出し袱紗を右手でとり、左手で茶碗の左側に置き、総礼をします。 左手で出し袱紗をとり、左手の上で1つ開きます。 茶碗を右手でとり、出し袱紗に乗せたら、軽く押していただきます。 亭主から服加減の挨拶がありますので、これを受けます。 続いて、濃茶を3口半ほど飲みます。 濃茶は薄茶とは異なり、1つの茶碗に人数分のお茶が練られるので、必ず1人分の濃茶を飲むようにします。 正客は飲み終わった後、茶碗を右手で膝前の縁内に置き、袱紗を左手の上でたたみ、右手を膝の上に戻して左手で茶碗の左側に置きます。 懐紙を1枚取り出し、飲み口を2、3度拭き取ります。 洋装の場合、ポケットに入れる、もしくは、懐紙のあいだに挟みます。 茶碗をとり、向こう 反時計回り に2度回して正面を戻したら、次客とのあいだに置きます。 次客以下が濃茶をいただいているあいだ、正客は亭主に銘柄や詰を尋ねましょう。 濃茶が末客まで回り、末客が濃茶を飲み切ったら、飲み口を懐紙で拭き、茶碗の正面を戻して膝前に置きます。 出し袱紗を右手でとり、左手に乗せたら、茶碗を右手でとって出し袱紗の添えて持ち、正客の前に進みます。 次客は濃茶を飲んだら茶碗と出し袱紗を三客 末客 へと送り、末客も同様に濃茶を飲みます。 末客のみ最後の半口のみ音を立てて吸い切りましょう。 正客の前に移動した末客は、自分の膝の右前に茶碗、左に出し袱紗を置き、茶碗を向こう 反時計回り に2度回し、正客の右膝前にある縁外に置きます。 そして、出し袱紗をとり、向きを変えて右手で茶碗の右側に置き、膝を右に回して立ち上がり、自席へと戻ります。 茶碗と出し袱紗の拝見+出会いでの返し方• 正客は、出し袱紗を手にとり、上座に仮置きします。 茶碗を次客とのあいだにある縁内に置き、次礼したら、次客はこれを受けます。 次客は茶碗を拝見し、正客は仮置きしていた出し袱紗を手にとり、持った状態で拝見します。 末客は縁外の下座に茶碗を仮置きし、出し袱紗を拝見したら、たたんで茶碗と持ち、正客と出会い、膝前に茶碗と出し袱紗を置きます。 向きを変えて正客の前に返し、膝を右に回して自席へと戻ります。 そして、正客から見て右膝前に置き、出し袱紗の向きを変えて、茶碗の右側、正客の左膝前に返します。 正客は出し袱紗を少し左上に仮置きし、茶碗を膝前正面にとって拝見し、道具畳寄りに仮置きします。 出し袱紗も拝見し、茶碗の左側に仮置きしたら、茶碗と袱紗の前に回り、茶碗の向きを変えて、初めに出された位置に茶碗を返し、出し袱紗を右手でとり、向きを変えて茶碗の左側に返したら自席へと戻ります。 亭主が茶碗を膝前に取り込んだら、客は亭主に対して総礼をします。 濃茶の場合、男性と女性の作法が少々異なります。 男性の場合、濃茶が飲み終わったら出し袱紗に乗せたまま膝前に置き、飲み口を拭くと、出し袱紗と共に手渡しで次の客へと送ります。 ただ、女性から男性へ濃茶を送る、もしくは、その反対の場合、女性の作法を優先するのがマナーですので、男性は女性の作法も合わせて覚えておくようにしましょう。 表千家の薄茶と濃茶の飲み方についてご説明させて頂きましたが、流派によってお抹茶の飲み方が若干異なりますので、「私の習っているお抹茶の飲み方とは違う」と思われた方も多いと思います。 初心者必見!最低限身に付けておきたいマナー 薄茶や濃茶の飲み方に関する作法とマナーについてご説明させて頂きましたが、初めて茶道に挑戦される方々が意外とやってしまう失敗というものがあります。 そこで、これから茶道に挑戦される初心者の方々に最低限身に付けておいて欲しいマナーをご紹介します。 【お抹茶をいただく前】• 時計をはずす。 表千家の場合、畳は半畳3歩で歩き、畳のへりは踏まない。 お菓子が回ってきたら、次客に「お先に」とお辞儀をし、亭主には「ちょうだいします」とお辞儀をする。 【お抹茶をいただく瞬間】• 茶席で会話をして良いのは、亭主と正客のみ。 次客以降は、正客と亭主の会話を聞き、お茶の銘柄や詰、お菓子、道具についての由緒を知り、道具を拝見する際のポイントとして記憶しておきましょう。 また、亭主の御客人に対する心配りもこのタイミングで分かります。 周囲への心配りを忘れない。 茶碗があなたのところへ回ってきたとき、上座の方に対し「もう一服いかがですか」、あなたの次の方に対し「お先に」とお辞儀をすることは、とても大切なことです。 「回ってきたから飲んじゃえ!」とは思わず、亭主・同席者・お抹茶に対する礼の気持ちを常に忘れないようにしましょう。 表千家の場合、茶碗を2度回して正面をはずす。 茶碗を差し出されたとき、必ず茶碗の正面があなたのほうに向いています。 茶碗の正面をお客人に向けることは亭主の心配りですので、御客人も茶碗を大切にするという意味を込めて、正面を避けてくちを着けるのがマナーとなっています。 また、お抹茶は一気に飲み干すものではなく、複数回に分けて飲むのが作法ですので、合わせて覚えておきましょう。 また、茶席の座る席順は、床の間に最も近い場所が上座となり、最も遠い場所が末席となります。 床の間から、正客・次客・三客・末客という名称になっており、初心者の大半が「末客」として、床の間から最も遠い場所に座ることが多いのですが、末客は亭主と正客の双方をよく知っている人物が座るのが望ましいとされています。 その理由は、末客は茶碗や出し袱紗、菓子器などを亭主へと戻す動作などを行う必要があるからです。 そのため、末客は茶道に関する豊富な知識と経験を持っており、茶会を円滑に進めることが出来る人物でなければなりません。 初心者の方は亭主との会話も無く、次客の方の作法やマナーをそのまま行うことが出来る「三客」の席に座るのように心掛けましょう。 お菓子のいただき方 お抹茶の作法や茶道の基本的なマナーについてご説明させて頂きましたので、お次は「お菓子のいただき方」についてご説明します。 茶の湯では、薄茶と濃茶それぞれにお菓子が出てきます。 茶席で登場するお菓子には、主菓子と干菓子の2種類あり、濃茶には主菓子、薄茶には干菓子が一般的となっています。 主菓子とは、じょうようまんじゅう・きんとん・こなし・練り切りなどの生菓子のことを指しており、干菓子とは、落雁・せんべい・有平糖・寒氷などの乾いたお菓子のことを表しています。 茶道では、どちらのお菓子も四季を感じさせてくれる色彩やかたちをしており、亭主は茶会のテーマや季節、御客人のことを考えながら茶道具を取り合わせるのと同じように用意しています。 では、主菓子と干菓子のいただき方についてご紹介します。 主菓子のいただき方 主菓子は、蓋のある「食籠 じきろう 」や1人分を盛る「銘々皿」、蓋の無い「菓子鉢」などの主菓子専用の菓子器で運ばれてくるのですが、正式な茶会の場合は「縁高 ふちだか 」と呼ばれる重箱のような菓子器を使用します。 今回は「食籠」の扱い方についてご説明します。 食籠の扱い方• 正客は仮置きした食籠を次客とのあいだに置いて次礼をします。 ただし、大寄せの茶会の場合は早めに送っても問題ありません。 食籠の持ち方は、両手で横をすくうように持つようにしましょう。 食籠を膝前の縁外に置き、亭主に「お菓子をいただきます」と一礼し、懐紙を出して輪を手前側になるように膝前の縁内に置きます。 食籠の上の黒文字を右手でとり、左手で扱い、右手で懐紙に預けます。 両手を添えて食籠の蓋を取り、膝上に持ってきて和本の表紙を開くように右手を持ちかえて蓋を裏返しにしたら、蓋裏を拝見します。 蓋は食籠の右側に置き、裏を返した状態で置きます。 黒文字を使って主菓子を懐紙の上にとります。 黒文字を懐紙の右向こうの角で清めたら懐紙の右横に預けます。 食籠の蓋を両手でとり、和本を閉じるように左手に持ち替えて蓋をします。 黒文字をとり、蓋の上に置いたら食籠を両手で持ち、次客に送ります。 末客はお菓子を取り終えたら、蓋をし、下座縁外へ仮置きしましょう。 食籠の作法には、蓋を先に送る場合と蓋をした状態で送る場合の2種類あります。 薄茶の稽古などで点前中にお菓子を頂く場合は蓋をして回すことが多いそうです。 干菓子のいただき方 薄茶をいただく際に出されるお菓子は、薄茶のサッパリしたお味を活かすために乾燥したお菓子「干菓子」を用いることが多いそうです。 では、干菓子のいただき方をご説明します。 干菓子のいただき方• 茶筅通しが始まるころに正客は上座の縁外に仮置きしておいた干菓子盆を両手で真横に持ち、次客とのあいだにある縁外に置いて、「お先に」の意味を込めて一礼します。 次客もこれを受け、一礼します。 正客は、干菓子盆をとり、拝見します。 このとき、干菓子盆と干菓子を持った風情をしっかり味わうのがポイントです。 干菓子盆を膝前の縁外に置き、亭主に「お菓子をいただきます」と一礼します。 次客はこのタイミングで三客に「お先に」の礼をしてから、干菓子盆を取るようにします。 お盆を取る際、両手で持って、正客同様、一礼してから懐紙を取り出し、お菓子をとります。 末客はお菓子をとったら、下座の縁外に干菓子盆を仮置きします。 煎茶などの一般的な緑茶の場合、お茶をいただいてからお菓子に手を付けるのが作法となっておりますが、お抹茶の場合はお茶よりも先にお菓子をいただくのが一般的となっています。 今回はお抹茶の作法、茶道の基本的なマナーと和菓子のいただき方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。 普段の生活でも、人と人との繋がりや礼儀、謙虚な姿勢は良好な人間関係を築くために大切なものであり、茶道はそんな当たり前のことを忘れかけている我々現代人に無くてはならないものかもしれませんね。

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お抹茶には、薄茶と濃茶の2種類あり、作法も流派によって微妙に異なりますが、ある程度の作法は共通しておりますので、あまり難しく考える必要はありません。 今回は、三千家のひとつ「表千家」のお抹茶の作法をご紹介します。 薄茶の客作法 気軽にお抹茶を楽しむために考案された薄茶の作法を知っておくことで、大寄せの茶会など様々な茶席で役に立ちます。 薄茶の客作法で押さえておきたいポイントは、• 思いやりと譲り合いの心• 尊敬と感謝の心• モノを大切に扱う心 以上、3点です。 では、薄茶の客作法をご説明しましょう。 薄茶が点てられ、亭主から出されたら、正客の方はお茶を取りに茶碗の前に座ります。 右手で茶碗の手前をとり、左手で受け、膝を左に回して立ったら左に回ります。 自席に着いたら右を向いて回り、着席します。 茶碗を膝前にある縁外に置き、居ずまいを直します。 右手で茶碗の横をとり、左手で扱い、右手で手前を持ったら、次客との間にある縁内に置きます。 お先にちょうだいします。 」と次礼したら、右手で茶碗をとり、左手で扱って、右手で膝前にある縁内に置き、亭主に「お点前ちょうだいします。 」と挨拶しましょう。 亭主から一礼を頂いたら、茶碗を右手でとり、左手で受けて両手で軽く押し、いただきます。 手前 時計回り に2度回したら正面が左横に向くようにし、お茶を飲みます。 最後に音を立ててお茶を吸い切ったら、飲み口を指先でサッとぬぐい、懐紙で清めます。 茶碗の向こう 反時計回り に2度回し、正面を戻したら右横を持ち、膝前の縁内に置きます。 茶器の拝見• 茶碗を手にとり、茶碗の内側や高台などを拝見します。 茶碗の返却• 茶碗を向こう 反時計回り に2度回し、茶碗の正面を亭主へ向け、茶碗の右手前を持って、茶碗が出された位置に戻し、膝を左に回して自席へと戻ります。 濃茶の客作法 気軽に嗜む薄茶とは異なり、濃茶は厳粛な茶会で出されるお抹茶です。 そのため、亭主がお客さんにお抹茶を出すまでは一切言葉を発してはいけません。 茶事で最も大切な部分ですので、初心者の方が参加するのは避けた方が良いでしょう。 濃茶が出されたら、正客は前に出て右手で茶碗をとり、左手で扱い、膝前に仮置きします。 右手で出し袱紗をとり、左手に持たせたら、左手で茶碗をとり、出し袱紗を添えて左手にのせ、膝を左に回して立ち上がり、自席へと戻ります。 膝前の縁外に茶碗と出し袱紗を置き、居ずまいを直します。 このとき出し袱紗の「わさ」は右側になるようにしましょう。 道具を大切に扱う気持ちを表すところですので、初心者の方はしっかり覚えておきましょう。 出し袱紗を右手でとり、左手で茶碗の左側に置き、総礼をします。 左手で出し袱紗をとり、左手の上で1つ開きます。 茶碗を右手でとり、出し袱紗に乗せたら、軽く押していただきます。 亭主から服加減の挨拶がありますので、これを受けます。 続いて、濃茶を3口半ほど飲みます。 濃茶は薄茶とは異なり、1つの茶碗に人数分のお茶が練られるので、必ず1人分の濃茶を飲むようにします。 正客は飲み終わった後、茶碗を右手で膝前の縁内に置き、袱紗を左手の上でたたみ、右手を膝の上に戻して左手で茶碗の左側に置きます。 懐紙を1枚取り出し、飲み口を2、3度拭き取ります。 洋装の場合、ポケットに入れる、もしくは、懐紙のあいだに挟みます。 茶碗をとり、向こう 反時計回り に2度回して正面を戻したら、次客とのあいだに置きます。 次客以下が濃茶をいただいているあいだ、正客は亭主に銘柄や詰を尋ねましょう。 濃茶が末客まで回り、末客が濃茶を飲み切ったら、飲み口を懐紙で拭き、茶碗の正面を戻して膝前に置きます。 出し袱紗を右手でとり、左手に乗せたら、茶碗を右手でとって出し袱紗の添えて持ち、正客の前に進みます。 次客は濃茶を飲んだら茶碗と出し袱紗を三客 末客 へと送り、末客も同様に濃茶を飲みます。 末客のみ最後の半口のみ音を立てて吸い切りましょう。 正客の前に移動した末客は、自分の膝の右前に茶碗、左に出し袱紗を置き、茶碗を向こう 反時計回り に2度回し、正客の右膝前にある縁外に置きます。 そして、出し袱紗をとり、向きを変えて右手で茶碗の右側に置き、膝を右に回して立ち上がり、自席へと戻ります。 茶碗と出し袱紗の拝見+出会いでの返し方• 正客は、出し袱紗を手にとり、上座に仮置きします。 茶碗を次客とのあいだにある縁内に置き、次礼したら、次客はこれを受けます。 次客は茶碗を拝見し、正客は仮置きしていた出し袱紗を手にとり、持った状態で拝見します。 末客は縁外の下座に茶碗を仮置きし、出し袱紗を拝見したら、たたんで茶碗と持ち、正客と出会い、膝前に茶碗と出し袱紗を置きます。 向きを変えて正客の前に返し、膝を右に回して自席へと戻ります。 そして、正客から見て右膝前に置き、出し袱紗の向きを変えて、茶碗の右側、正客の左膝前に返します。 正客は出し袱紗を少し左上に仮置きし、茶碗を膝前正面にとって拝見し、道具畳寄りに仮置きします。 出し袱紗も拝見し、茶碗の左側に仮置きしたら、茶碗と袱紗の前に回り、茶碗の向きを変えて、初めに出された位置に茶碗を返し、出し袱紗を右手でとり、向きを変えて茶碗の左側に返したら自席へと戻ります。 亭主が茶碗を膝前に取り込んだら、客は亭主に対して総礼をします。 濃茶の場合、男性と女性の作法が少々異なります。 男性の場合、濃茶が飲み終わったら出し袱紗に乗せたまま膝前に置き、飲み口を拭くと、出し袱紗と共に手渡しで次の客へと送ります。 ただ、女性から男性へ濃茶を送る、もしくは、その反対の場合、女性の作法を優先するのがマナーですので、男性は女性の作法も合わせて覚えておくようにしましょう。 表千家の薄茶と濃茶の飲み方についてご説明させて頂きましたが、流派によってお抹茶の飲み方が若干異なりますので、「私の習っているお抹茶の飲み方とは違う」と思われた方も多いと思います。 初心者必見!最低限身に付けておきたいマナー 薄茶や濃茶の飲み方に関する作法とマナーについてご説明させて頂きましたが、初めて茶道に挑戦される方々が意外とやってしまう失敗というものがあります。 そこで、これから茶道に挑戦される初心者の方々に最低限身に付けておいて欲しいマナーをご紹介します。 【お抹茶をいただく前】• 時計をはずす。 表千家の場合、畳は半畳3歩で歩き、畳のへりは踏まない。 お菓子が回ってきたら、次客に「お先に」とお辞儀をし、亭主には「ちょうだいします」とお辞儀をする。 【お抹茶をいただく瞬間】• 茶席で会話をして良いのは、亭主と正客のみ。 次客以降は、正客と亭主の会話を聞き、お茶の銘柄や詰、お菓子、道具についての由緒を知り、道具を拝見する際のポイントとして記憶しておきましょう。 また、亭主の御客人に対する心配りもこのタイミングで分かります。 周囲への心配りを忘れない。 茶碗があなたのところへ回ってきたとき、上座の方に対し「もう一服いかがですか」、あなたの次の方に対し「お先に」とお辞儀をすることは、とても大切なことです。 「回ってきたから飲んじゃえ!」とは思わず、亭主・同席者・お抹茶に対する礼の気持ちを常に忘れないようにしましょう。 表千家の場合、茶碗を2度回して正面をはずす。 茶碗を差し出されたとき、必ず茶碗の正面があなたのほうに向いています。 茶碗の正面をお客人に向けることは亭主の心配りですので、御客人も茶碗を大切にするという意味を込めて、正面を避けてくちを着けるのがマナーとなっています。 また、お抹茶は一気に飲み干すものではなく、複数回に分けて飲むのが作法ですので、合わせて覚えておきましょう。 また、茶席の座る席順は、床の間に最も近い場所が上座となり、最も遠い場所が末席となります。 床の間から、正客・次客・三客・末客という名称になっており、初心者の大半が「末客」として、床の間から最も遠い場所に座ることが多いのですが、末客は亭主と正客の双方をよく知っている人物が座るのが望ましいとされています。 その理由は、末客は茶碗や出し袱紗、菓子器などを亭主へと戻す動作などを行う必要があるからです。 そのため、末客は茶道に関する豊富な知識と経験を持っており、茶会を円滑に進めることが出来る人物でなければなりません。 初心者の方は亭主との会話も無く、次客の方の作法やマナーをそのまま行うことが出来る「三客」の席に座るのように心掛けましょう。 お菓子のいただき方 お抹茶の作法や茶道の基本的なマナーについてご説明させて頂きましたので、お次は「お菓子のいただき方」についてご説明します。 茶の湯では、薄茶と濃茶それぞれにお菓子が出てきます。 茶席で登場するお菓子には、主菓子と干菓子の2種類あり、濃茶には主菓子、薄茶には干菓子が一般的となっています。 主菓子とは、じょうようまんじゅう・きんとん・こなし・練り切りなどの生菓子のことを指しており、干菓子とは、落雁・せんべい・有平糖・寒氷などの乾いたお菓子のことを表しています。 茶道では、どちらのお菓子も四季を感じさせてくれる色彩やかたちをしており、亭主は茶会のテーマや季節、御客人のことを考えながら茶道具を取り合わせるのと同じように用意しています。 では、主菓子と干菓子のいただき方についてご紹介します。 主菓子のいただき方 主菓子は、蓋のある「食籠 じきろう 」や1人分を盛る「銘々皿」、蓋の無い「菓子鉢」などの主菓子専用の菓子器で運ばれてくるのですが、正式な茶会の場合は「縁高 ふちだか 」と呼ばれる重箱のような菓子器を使用します。 今回は「食籠」の扱い方についてご説明します。 食籠の扱い方• 正客は仮置きした食籠を次客とのあいだに置いて次礼をします。 ただし、大寄せの茶会の場合は早めに送っても問題ありません。 食籠の持ち方は、両手で横をすくうように持つようにしましょう。 食籠を膝前の縁外に置き、亭主に「お菓子をいただきます」と一礼し、懐紙を出して輪を手前側になるように膝前の縁内に置きます。 食籠の上の黒文字を右手でとり、左手で扱い、右手で懐紙に預けます。 両手を添えて食籠の蓋を取り、膝上に持ってきて和本の表紙を開くように右手を持ちかえて蓋を裏返しにしたら、蓋裏を拝見します。 蓋は食籠の右側に置き、裏を返した状態で置きます。 黒文字を使って主菓子を懐紙の上にとります。 黒文字を懐紙の右向こうの角で清めたら懐紙の右横に預けます。 食籠の蓋を両手でとり、和本を閉じるように左手に持ち替えて蓋をします。 黒文字をとり、蓋の上に置いたら食籠を両手で持ち、次客に送ります。 末客はお菓子を取り終えたら、蓋をし、下座縁外へ仮置きしましょう。 食籠の作法には、蓋を先に送る場合と蓋をした状態で送る場合の2種類あります。 薄茶の稽古などで点前中にお菓子を頂く場合は蓋をして回すことが多いそうです。 干菓子のいただき方 薄茶をいただく際に出されるお菓子は、薄茶のサッパリしたお味を活かすために乾燥したお菓子「干菓子」を用いることが多いそうです。 では、干菓子のいただき方をご説明します。 干菓子のいただき方• 茶筅通しが始まるころに正客は上座の縁外に仮置きしておいた干菓子盆を両手で真横に持ち、次客とのあいだにある縁外に置いて、「お先に」の意味を込めて一礼します。 次客もこれを受け、一礼します。 正客は、干菓子盆をとり、拝見します。 このとき、干菓子盆と干菓子を持った風情をしっかり味わうのがポイントです。 干菓子盆を膝前の縁外に置き、亭主に「お菓子をいただきます」と一礼します。 次客はこのタイミングで三客に「お先に」の礼をしてから、干菓子盆を取るようにします。 お盆を取る際、両手で持って、正客同様、一礼してから懐紙を取り出し、お菓子をとります。 末客はお菓子をとったら、下座の縁外に干菓子盆を仮置きします。 煎茶などの一般的な緑茶の場合、お茶をいただいてからお菓子に手を付けるのが作法となっておりますが、お抹茶の場合はお茶よりも先にお菓子をいただくのが一般的となっています。 今回はお抹茶の作法、茶道の基本的なマナーと和菓子のいただき方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。 普段の生活でも、人と人との繋がりや礼儀、謙虚な姿勢は良好な人間関係を築くために大切なものであり、茶道はそんな当たり前のことを忘れかけている我々現代人に無くてはならないものかもしれませんね。

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初めての方へ• プランと費用• 葬儀場を探す• 葬儀の知識• 葬儀に関する花にはいくつか種類があり、それぞれに特徴や用途に違いがあります。 まずはそういった違いをしっかりと認識しておきましょう。 ここからは、 献花・枕花・供花について、それぞれの意味を説明していきます。 献花(けんか) 献花とはその文字の通り、花を献ずる行為をさします。 故人もしくは神様に花を差し上げる、という意味があります。 「供花」と「献花」を混同されている方もあるようですが、用途の違いで覚えておくと間違いがありません。 供花は祭壇を飾るという用途に使うものであり、献花は 故人に手向けるためのものです。 献花は、1人が1本ずつ順番に祭壇に供えて冥福を祈るもので、キリスト教式の葬儀では、仏教式の焼香の代わりとなります。 また、無宗教での葬儀、あるいは、「お別れの会」などでも、この献花が行われることがあります。 献花用の花は、式場で用意されていますので、参列者が持参していくものではありません。 仏式・神式の葬儀ではあまり用いられず、 キリスト教式や無宗教の葬儀・お別れ会などで用いられます。 枕花(まくらばな) 枕花は、亡くなった方の枕元に飾る花のことです。 通夜式の前から、血縁の方々や故人と特別に親しかった人が故人の枕元にお供えする花ということになりますので、亡くなられて一番最初に飾る花が「枕花」です。 白い生花を用いるのが一般的で、花の種類に特別なきまりはありません。 供花(きょうか・くげ) 供花は、祭壇や式場などに飾られるもので、 お悔みの気持ちを伝えるための花です。 贈った個人の名前や会社、団体名などの入った札がつけられて飾られます。 花の種類に特別のきまりはありませんが、式場に申し込めば、祭壇の設えや故人、遺族の意向に沿ったものを選んでもらえます。 葬儀で贈るお花については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。 献花はキリスト教式の葬儀で不可欠のものとなっています。 献花は仏教でいう焼香のようなものであると先ほど紹介しましたが、その意義は焼香とは異なっているんです。 ここからは、 キリスト教における献花について、その意義などを説明していきます。 キリスト教の献花の意義 キリスト教式の葬儀で献花が行われる本来の意義は、焼香のように故人の冥福を祈ることではなく、 遺体や棺を飾ることにあります。 キリスト教では、「捧げる」ものは、どんな種類のものでも 主である神にするものであって、故人といえども人に対してするものではないという考え方があるからです。 また、キリスト教と仏教とでは、「死者」に対する考え方も異なります。 しかしながら、仏教思想が強い日本の風習のなかでのキリスト教式葬儀では、本来のキリスト教の在り方だけを強調したのでは、異端視されたり、誤解を生じたりするところから、広義的に「故人に手向ける」という意志を持って行われた献花も容認されているということのようです。 キリスト教式の葬儀では「御花料」 仏教式の葬儀のお香典にあたるものが、キリスト教式・無宗教での葬儀のでは 御花料になります。 不祝儀袋に「御霊前」と記してお香典同様にお渡しすることもできますが、参列できなかった場合などは、「故人へ手向ける献花の代わりに」という意味を込めて「御花料」として送ることが適しています。 この場合の金額相場としては、 お香典の一般的な相場を参考にされるといいと思います。 供花と同様、故人の遺志や遺族の意向などで、辞退される場合もありますので、よく確認する必要がありますね。 献花のマナー• 係員から花を両手で受け取る。 花がついている側は右手、根本は左手で持つ。 祭壇に一礼する。 花がついている側を自分に向けて、祭壇に供える。 花を置くときは、持っている手を離さないようにして、花を時計回り(右回り)に回して花が自分の方に向くように持つ。 左手の甲を下にし、右手を下から添えるようにして献花台に置く。 遺影を見て黙とうした後、深く一礼する。 牧師や神父、遺族に一礼してから自分の席に戻る。 注意点 献花用のお花は、会場側が用意してくれていることがほとんどです。 自分で花屋などで購入していくと、雰囲気を壊してしまったりして 遺族の方の迷惑になってしまうかもしれません。 葬儀場やお別れ会場には 花を持参しないようにしましょう。 しかし、有名人のお別れ会などでは持参形式な場合があります。 会場からの指定がある場合はそれに従い、持参するようにしてください。 事故現場や慰霊碑に手向ける献花• 献花は故人に手向けるためのものであり、祭壇を飾る意味でお供えする供花とは異なっている。 枕花とは、故人の枕元にお供えする花のことをいう。 献花でよく用いられる花の種類として、白のカーネーションや白のユリがあげられる。 故人が好きだった花を用いることもある。 キリスト教では本来、神様に捧げるために献花を行う。 仏教でいうお香典は、キリスト教での御花料にあたる。 正しいマナーで献花を行うことで、お祈りの気持ちをよりしっかりと伝えることができる。 注意点として、有名人のお別れ会などでない限り花を持参しないことがあげられる。 事故現場や慰霊碑に手向ける花のことも献花という。 白い花だけでなく、淡い色合いの花なども用いてよいとされている。 最期のお別れの時に行う「献花」では、きちんとした正しい作法・手順で行うことで、故人やご遺族に対して真摯な気持ちが伝わります。 いざというとき、落ち着いて、心を込めて献花できるよう、手順をしっかり覚えておきたいものです。 最後までご覧いただきありがとうございました。 「終活ねっと」では他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。 キリスト教の葬儀については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。 カテゴリーから記事を探す• 関連する記事•

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