スピラ ゾン ローション。 スピラゾンローション0.3%の効果・用法・副作用

アトピーの炎症を抑えるステロイド。ステロイドの正しい基礎知識。

スピラ ゾン ローション

【禁忌】 次の患者には使用しないこと• 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[感染を悪化させるおそれがある。 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者• 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。 ] 副作用 (頻度不明) 眼瞼皮膚への使用に際しては、 眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすことがあるので注意すること。 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、白内障等があらわれることがある。 注意 重要な基本的注意 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。 大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある。 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。 適用上の注意 使用部位 眼科用として使用しないこと。 使用方法 患者の化粧下、ひげそり後などに使用することのないよう注意すること。 高齢者への使用 一般に高齢者では生理機能が低下しているので大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。 妊婦、産婦、授乳婦等への使用 妊娠中の使用に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。 小児等への使用 長期・大量使用又は密封法(ODT)は発育障害をきたすおそれがあるので避けること。 また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。 一般名同一薬剤リスト• 岩城製薬株式会社 薬剤一覧•

次の

スピラゾンの効果や副作用|ステロイドの強さや顔への使用などについても|薬インフォ

スピラ ゾン ローション

スピラゾン(一般名:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)は、1982年から発売されている「リドメックス」というステロイド外用剤のジェネリック医薬品になります。 「スピラゾン軟膏」「スピラゾンクリーム」「スピラゾンローション」の3つの剤型があります。 ステロイド外用剤とは、塗り薬のステロイド剤の事です。 主に皮膚の炎症を抑えるために用いられますが、塗り薬は炎症を抑えたい部位にのみ作用させることができ、飲み薬のように全身に作用するわけではなく安全性に優れます。 ステロイド外用剤にはたくさんの種類があるため、それぞれがどれくらいの強さで、どのような特徴を持っているのかは分かりにくいものです。 スピラゾンはどのような特徴のあるステロイドなのでしょうか。 またステロイドの中ではどのくらいの強さで、どのような患者さんに向いているのでしょうか。 ここではスピラゾンの特徴やその強さについてみていきましょう。 1.スピラゾンの特徴 まずはスピラゾンの特徴を紹介します。 スピラゾンは皮膚に塗るステロイド外用剤であり、皮膚の炎症を抑える作用があります。 ステロイド外用剤の中での強さは「中等度」になります。 アンテドラッグであるため全身への副作用が少ないという利点もあります。 ステロイド外用剤(塗り薬)の主なはたらきとしては次の3つが挙げられます。 炎症反応を抑える• 免疫反応を抑える• 皮膚細胞の増殖を抑える ステロイドは免疫反応(身体がばい菌などの異物と闘う反応)を抑える事で、塗った部位の炎症反応を抑える作用があります。 これにより湿疹や皮膚炎を改善させたり、アレルギー症状を和らげたりします。 また皮膚細胞の増殖を抑えるはたらきがあり、これによって皮膚を薄くする作用も期待できます。 スピラゾンもステロイド外用剤になりますが、外用ステロイド剤は強さによって5段階に分かれています。 ステロイドはしっかりとした抗炎症作用(炎症を抑える作用)が得られる一方で、長期使用による副作用の問題などもあるため、皮膚症状に応じて適切に使い分ける事が大切です。 強いステロイドは強力な抗炎症作用がありますが、一方で副作用も生じやすいというリスクもあります。 反対に弱いステロイドは抗炎症作用は穏やかですが、副作用も生じにくいのがメリットです。 スピラゾンは外用ステロイド剤の中では効きは穏やかであるため、顔や陰部など皮膚が薄い部位にも使いやすいステロイドになります。 しかしステロイドはどれも長期使用すると、皮膚の細胞増殖を抑制したり、免疫力を低下させたりしてしまいます。 これによって皮膚が薄くなってしまったり感染しやすくなってしまったりといった副作用が生じる可能性があります。 スピラゾンもそういった副作用が生じる可能性はあるため、必要な期間のみ使用し、漫然と塗り続けないことが大切です。 またスピラゾンはアンテドラッグであり、これは大きな利点となります。 アンテドラッグというのは局所(皮膚)では強い作用を持つけども、体内に吸収されると代謝されてしまい作用が弱くなるお薬の事です。 効かせたい皮膚ではしっかりと効き、無関係の体内には仮に吸収されてしまっても弱くしか作用しないため、全身への副作用は少なくなっています。 またジェネリック医薬品であるスピラゾンは先発品のリドメックスコーワと比べて薬価が安いため経済的にも負担が少なくなる点もメリットです。 以上からスピラゾンの特徴として次のような事が挙げられます。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む)、痒疹群(固定じん麻疹、ストロフルスを含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症 難しい専門用語が並んでいますが、皮膚の炎症を抑えてくれるのが外用ステロイド剤になります。 そのため皮膚の炎症が生じている疾患に幅広く効果が期待できます。 進行性指掌角皮症とはいわゆる「手荒れ」の事で、水仕事などで手を酷使する事により手の皮膚が傷つきやすく、炎症を起こしてしまう状態です。 ビダール苔癬とはストレスなどが原因となり皮膚の一部に痒みや苔癬が生じる疾患です。 主に首の後ろや大腿部などに生じやすいと言われています。 これらの疾患はスピラゾンの炎症を抑えるはたらきが効果を発揮します。 ストロフルスはアレルギー反応の1つで、主に虫に刺された後に生じる皮膚の腫れです。 じんま疹もアレルギーの一種です。 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は自己免疫疾患です。 自己免疫疾患は免疫(ばい菌と闘う力)が何らかの原因によって暴走してしまい、自分自身を攻撃してしまう病気です。 掌蹠膿疱症では、免疫の異常によって手足に膿胞(膿が溜まった皮疹)が出来てしまいます。 アレルギー疾患や掌蹠膿疱症のような自己免疫疾患は、免疫が過剰にはたらいてしまっている結果生じているため、スピラゾンの免疫力を低下させる作用が効果を発揮します。 乾癬(かんせん)とは皮膚の一部の細胞増殖が亢進していしまい、赤く盛り上がってしまう疾患です。 乾癬にはスピラゾンの皮膚細胞増殖を抑制するはたらきが効果を発揮します。 注意点としてステロイドは免疫(身体が異物と闘う力)を抑制するため、ばい菌の感染に弱くなってしまいます。 そのため、細菌やウイルスが皮膚に感染しているようなケースでは、そこにステロイドを塗る事は推奨されていません。 スピラゾンはジェネリック医薬品であるため改善度の詳しい調査は行われていません。 しかし先発品の「リドメックスコーワ」においては、• 湿疹・皮膚炎群の改善度は軟膏91. 痒疹群の改善度は軟膏92. 尋常性乾癬の改善度は軟膏88. 掌蹠膿疱症の改善度は軟膏80. 3.スピラゾンにはどのような作用があるのか 皮膚の炎症を抑えてくれるスピラゾンですが、具体的にはどのような作用があるのでしょうか。 スピラゾンの作用について詳しく紹介します。 ステロイドには様々な作用がありますが、その1つに免疫を抑制する作用があります。 免疫というのは異物が侵入してきた時に、それを攻撃する生体システムの事です。 皮膚からばい菌が侵入してきた時には、ばい菌をやっつける細胞を向かわせることでばい菌の侵入を阻止します。 免疫は身体にとって非常に重要なシステムですが、時にこの免疫反応が過剰となってしまい身体を傷付けることがあります。 代表的なものがアレルギー反応です。 アレルギー反応というのは、本来であれば無害の物質を免疫が「敵だ!」と誤認識してしまい、攻撃してしまう事です。 代表的なアレルギー反応として花粉症(アレルギー性鼻炎)がありますが、これは「花粉」という身体にとって無害な物質を免疫が「敵だ!」と認識して攻撃を開始してしまう疾患です。 その結果、鼻水・鼻づまり・発熱・くしゃみなどの不快な症状が生じてしまいます。 同じく皮膚にアレルギー反応が生じる疾患にアトピー性皮膚炎がありますが、これも皮膚の免疫が誤作動してしまい、本来であれば攻撃する必要のない物質を攻撃してしまい、その結果皮膚が焼け野原のように荒れてしまうのです。 このような状態では、過剰な免疫を抑えてあげると良いことが分かります。 ステロイドは免疫を抑えるはたらきがあります。 これによって炎症が抑えられます。 炎症とは、• 発赤 (赤くなる)• 熱感 (熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛みを感じる) の4つの徴候を生じる状態のことです。 今説明したように感染したり受傷したりすることで生じます。 またアレルギーで生じることもあります。 みなさんも身体をぶつけたり、ばい菌に感染したりして、身体がこのような状態になったことがあると思います。 これが炎症です。 皮膚に炎症が起こることを皮膚炎と呼びます。 皮膚炎も外傷でも生じるし、ばい菌に感染することでも生じるし、アレルギーでも生じます。 ステロイドは免疫を抑制することで、炎症反応を生じにくくさせてくれるのです。 具体的な機序としては、ステロイドは細胞内に存在するステロイド受容体に結合する事で、• 炎症を抑える作用を持つたんぱく質の合成を促進する• 炎症を引き起こす物質(炎症性サイトカインなど)のはたらきを抑える ことで抗炎症作用を発揮すると考えられています。 スピラゾンは塗り薬であるため、塗った部位の皮膚の免疫力が低下します。 通常はこれはステロイドの副作用となります。 強いステロイドを長期間塗り続けていると免疫力が低下するため、ばい菌(細菌やウイルス、真菌など)に感染しやすくなってしまいます。 しかし反対に免疫が暴走してしまって自分を攻撃してしまうようなアレルギー疾患や自己免疫性疾患に対してはステロイドの免疫力低下作用が利点になる事もあります。 これも主に副作用となる事が多く、強いステロイドを長期間塗り続けていると皮膚が薄くなっていき毛細血管が目立って赤みのある皮膚になってしまう事があります。 しかし反対に皮膚が肥厚してしまうような疾患(乾癬や角化症など)においては、ステロイドを使う事で皮膚細胞の増殖を抑え、皮膚の肥厚を改善させることも出来ます。 スポンサーリンク 4.スピラゾンの副作用 スピラゾンの副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。 また副作用はどの程度の頻度で生じるのでしょうか。 スピラゾンはジェネリック医薬品であるため、副作用発生率の詳しい調査は行われておりません。 しかし先発品の「リドメックスコーワ」においては、• 軟膏で0. 35%• クリームで0. ローションで0. その頻度は多くはありません。 塗り薬で全身に投与するものではないため、副作用は少なくなっています。 しかしステロイド剤ですので、漫然と塗り続けないように注意は必要です。 生じる副作用もほとんどが局所の皮膚症状で、• 刺激感• 毛のう炎・癤• そう痒感• 皮疹の増悪• カンジダ症• 白癬症 などになります。 いずれも重篤となることは少なく、多くはスピラゾンの使用を中止すれば自然と改善していきます。 長期間使えば使うほど発生する可能性が高くなるため、ステロイドは漫然と使用する事は避け、必要な期間のみしっかりと使う事が大切です。 また滅多にありませんが、ステロイド外用薬を眼瞼の皮膚に使用する事で、• 緑内障(眼圧亢進)• 白内障 などが生じる可能性があると言われています。 ステロイド外用剤の注意点としては、ステロイドは免疫力を低下させるため免疫力が活性化していないとまずい状態での塗布はしてはいけません。 具体的にはばい菌感染が生じていて、免疫がばい菌と闘わなくてはいけないときなどが該当します。 このような状態の皮膚にスピラゾンを塗る事は禁忌(絶対にダメ)となっています。 ちなみに添付文書には次のように記載されています。 【禁忌】 1 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等) 2 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者 3 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎 4 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷 これらの状態でスピラゾンが禁忌となっているのは、皮膚の再生を遅らせたり、感染しやすい状態を作る事によって重篤な状態になってしまう恐れがあるためです。 5.スピラゾンの用法・用量と剤形 スピラゾンには、 スピラゾン軟膏 0. ちなみに塗り薬には「軟膏」「クリーム」「ローション(外用液)」などいくつかの種類がありますが、これらはどのように違うのでしょうか。 軟膏は、ワセリンなどの油が基材となっています。 長時間の保湿性に優れ、刺激性が少ないことが特徴ですが、べたつきは強く、これが気になる方もいらっしゃいます。 また皮膚への浸透力も強くはありません。 クリームは、水と油を界面活性剤で混ぜたものです。 軟膏よりも水分が入っている分だけ伸びがよく、べたつきも少なくなっていますが、その分刺激性はやや強くなっています。 ローションは水を中心にアルコールなどを入れることもある剤型です。 べたつきはほとんどなく、遣い心地は良いのですが、保湿効果は長続きしません。 しかし皮膚への浸透力は強く、皮膚が厚い部位などに使われます。 スピラゾンの使い方は、 通常1日1~数回、適量を患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 また、症状により密封法を行う。 と書かれています。 実際は皮膚の状態や場所によって回数や量は異なるため、主治医の指示に従いましょう。 またスペラゾンは、• オイラックスクリーム• ウレパールクリーム• ザーネ軟膏• マイコスポールクリーム• ラミシール液• 白色ワセリン• 酸化亜鉛 などと混ぜると含量が低下し、効果も低下する事が報告されています。 そのため、これらのお薬とは「配合不可」となっています。 6.スピラゾンの使用期限はどれくらい? スピラゾンの使用期限って、どのくらいの長さなのでしょうか。 「家に数年前に処方してもらった塗り薬があるんだけど、これってまだ使えますか?」 このような質問は患者さんから時々頂きます。 これは保存状態によっても異なってきますので、一概に答えることはできませんが、適正な条件(室温保存)で保存されていたという前提だと、3年が使用期限となります。 7.スピラゾンが向いている人は? 以上から考えて、スピラゾン軟膏が向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 ここから、皮膚の免疫反応が過剰となり、炎症が生じている際に使用する塗り薬だと考えられます。 ステロイドの中では効果は穏やかであるため、比較的軽症の皮膚状態や皮膚が過敏な部位(皮膚が薄い顔や陰部)に向いているお薬でしょう。 スピラゾンはアンテドラッグであり、少ない副作用が期待できますので安全性を重視して治療したい方には良い適応となるお薬です。 しかし、これはステロイド全てに言えることですが、漫然と使い続けることは良くありません。 ステロイドは必要な時期のみしっかりと使い、必要がなくなったら使うのを止めるという、メリハリを持った使い方が非常に大切です。

次の

パンデル軟膏・クリーム・ローションの強さ

スピラ ゾン ローション

スピラゾンの特徴 スピラゾンはプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルを成分とするステロイドの塗り薬です。 湿疹や皮膚炎、蕁麻疹、虫刺されなどに効果があり 1 、比較的マイルドな作用のため、赤ちゃんおむつかぶれや子供から大人までの幅広い年齢層で使用される外用剤です。 スピラゾンには通常の塗り薬である軟膏の他、クリームとローションの剤型があり、それぞれスピラゾン軟膏0. 3%、スピラゾンクリーム0. 3%、 スピラゾンローション0. 3%の販売名で販売されています。 軟膏、クリーム、ローションの使い分けの例として以下のような特徴があります。 剤型 メリット デメリット 向いている ケース 軟膏 保湿性が高く、刺激が少ない ベタベタし使用感がイマイチ 傷があったり、ジュクジュクしている部分 クリーム 軟膏よりもベタつかず、吸収も良い 軟膏よりも効果が低い可能性、刺激を感じることも 乾燥している部分、皮膚が厚い部分 ローション 吸収が最も速く、使用感も良い 最も刺激を感じやすく、効果が続かない 頭部への使用 1 スピラゾン 添付文書 スピラゾンはリドメックスのジェネリック スピラゾンは同じくプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルの成分を含むリドメックスコーワのジェネリック医薬品です。 ジェネリック医薬品であるため、スピラゾンは先発医薬品であるリドメックスコーワよりも薬価が低く設定されており、安価に入手することができます。 スピラゾンの効果 スピラゾンは湿疹や皮膚炎、蕁麻疹などの痒疹群、虫刺されなどに効果がある薬です。 スピラゾンの効能効果の詳細は以下の通りです。 ・湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む)、 ・痒疹群(固定じん麻疹、ストロフルスを含む)、 ・虫さされ ・乾癬 ・掌蹠膿疱症 スピラゾン 添付文書 スピラゾンの作用機序 スピラゾンが湿疹、皮膚炎などの皮膚疾患に対して効果を示すのは、ステロイド成分による抗炎症作用が働くためです。 ステロイドの成分は一般的に抗炎症蛋白のリポコルチンを産生を促進させ、ホスホリパーゼA2を阻害し、結果として抗炎症作用を示すとされています。 スピラゾンの実際の効果 スピラゾンの実際の患者さんに対する効果として、スピラゾンの先発医薬品に該当するリドメックスの臨床試験の結果が参考となります 2。 疾患名 \剤形 軟膏 クリーム ローション 湿疹・ 皮膚炎群 91. 1% 89. 1% 89. 8% 痒疹群 92. 6% 85. 2% 虫刺症 虫さされ 100. 0% 100. 0% 尋常性乾癬 88. 5% 88. 8% 50. 0% 掌蹠膿疱症 80. 0% 77. 8% 2 リドメックスコーワ 添付文書 スピラゾンはヘルペスやニキビには基本的に使用しない スピラゾンに含まれる成分はステロイドであり、ウイルスの感染に対しては基本的に効果は期待できません。 ヘルペスなどもウイルスが原因の感染症であり、スピラゾンには適さない皮膚疾患です。 医師から処方された場合を除き、自己判断で使用することはやめましょう。 ニキビに対しても基本的にはスピラゾンの効能には含まれません。 炎症を鎮める目的で効果があるケースもありますが、ステロイド外用剤には一般的に痤瘡様疹(ニキビのような状態)の副作用の可能性が知られており、ニキビが悪化してしまうケースもあります。 従って自己判断でニキビに使用するのは避けましょう。 スピラゾンの使い方 スピラゾンは1日1〜数回患部に塗って使用します。 スピラゾンの用法用量の詳細は以下の通りです。 通常1日1~数回、適量を患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 また、症状により密封法を行う。 スピラゾン 添付文書 スピラゾンは顔などに使用するケースも スピラゾンは前述の通りステロイドの中でも作用が比較的マイルドな方であり、場合によっては顔や陰部などのデリケートな部分でも使用するケースがあります。 ステロイドと聞くと抵抗がある人もいるかと思いますが、先生から顔などのへの使用を指示されている場合はその通り使用しても問題ありません。 ただし、医師からの指示ではなく、顔に湿疹などがある場合には自己判断で使用することはやめましょう。 スピラゾンの副作用 スピラゾンはステロイドの一つであり、副作用が心配という人もいるかと思いますが、正しい使用法で使用する分にはあまり心配は必要ないと言えます。 副作用の頻度として参考になるものとしてスピラゾンの先発医薬品であるリドメックスコーワ軟膏を例に挙げると、刺激感0. 17%、毛のう炎・せつ0. 08%、そう痒感0. 07%、皮疹の増悪0. 07%、カンジダ症0. 01%などとされています 2。 起こりうる副作用は基本的には塗布した部分におけるものがほとんどであり、塗った部位を様子を見ながら使用すれば副作用が問題になるようなことはあまりないと言えるでしょう。 なお、頻度はまれですが、報告されている重大な副作用として目に関わる副作用もあり、眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障が報告されています。 これらは目の周辺に使用した場合や、特に長期にステロイドを使用している際に可能性があるため、目の周辺や長期で使用しているような場合は念のため、定期的に目にも異常がないか確認するようにしましょう。 その他、ステロイドは免疫を弱めてしまう傾向があるため、皮膚の感染症を起こしてしまうリスクが共通してあることも念のため覚えておきましょう。 2 リドメックスコーワ 添付文書 スピラゾンの授乳中・妊娠中の使用 スピラゾンの授乳中・妊娠中の使用について確認していきます。 スピラゾンの授乳中の使用 スピラゾンは授乳中の使用について、メーカーから特別な注意喚起はされてなく 1 、基本的にはあまり気にせず使用できると言えるでしょう。 専門家による見解のひとつとして、愛知県薬剤師会が作成している「妊娠・授乳と薬」対応基本手引きでも、スピラゾンの成分は授乳中でも使用可能という見解です 3。 局所作用であり、授乳婦に使用可能と考えられる。 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き 改訂 2 版 実際に授乳中にスピラゾンを使用するかは、処方医の先生の判断となります。 スピラゾンに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は授乳中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。 1 スピラゾン 添付文書 3 愛知県薬剤師会 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き 改訂 2 版 (2012) スピラゾンの妊娠中の使用 スピラゾンの妊娠中の使用に関しては、大量又は長期にわたる広範囲の使用は避けるよう注意喚起されており、実際に使用するかは医師の判断となります。 妊娠中の使用に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。 スピラゾン 添付文書 上記のような注意喚起がされている理由の一つとして、動物実験にてにスピラゾンの成分であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルを皮下投与した試験で、ラットへの悪影響が確認されています 4。 ただし、この内容は皮下投与の結果であり、実際の使用法である皮膚に塗布した場合とは異なる可能性が考えられます。 実際には皮膚に塗布する外用剤では影響は大きくないと考えられ、専門家による見解のひとつとして、愛知県薬剤師会が作成している「妊娠・授乳と薬」対応基本手引きでも、スピラゾンの成分は大量、長期の使用でなければ使用可能という見解です 3。 局所作用であり、大量、長期でなければ使用可能 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き 改訂 2 版 実際に妊娠中にスピラゾンを使用するかは、授乳中と同様に処方医の先生の判断が必要です。 スピラゾンに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は妊娠中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。 3 愛知県薬剤師会 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き 改訂 2 版 (2012) 4 リドメックスコーワ インタビューフォーム スピラゾンの薬価、ジェネリック スピラゾンの薬価は、2018年4月の改定時点で、軟膏、クリーム、ローション共通して1gあたり6. 9円とされています。 5g1本あたりでは34. 5円、10g1本あたりでは69円となります。 この薬価はスピラゾンの先発医薬品であるリドメックスコーワの1gあたり17. 3円よりも安価であり、ジェネリック医薬品であるスピラゾンを使用する方が経済的と言えます。 スピラゾンの市販・通販での購入 スピラゾンの成分であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルを含む塗り薬は市販薬としても販売されており、同じ成分が市販でも購入できます。 代表的な市販薬はリビメックスコーワであり、スピラゾンの先発医薬品であるリドメックスコートと同じ製薬会社が製造販売しており、スピラゾンと同様に軟膏、クリーム、ローションの剤型があります。 注意点としては、市販薬のリビメックスは1g中に1. 5mgの成分が含まれており、1g中に3mg含まれる処方薬のスピラゾンと比較し成分の濃度が半分となっているため、必ずしも同じ強さの効果が得られない可能性があります。 また、効能効果に関しても処方薬のスピラゾンとは若干効果が異なっているため、自分の疾患が市販薬のリビメックの適応となるかは確認が必要です。 リビメックスの効能効果は以下の通りです。 湿疹,皮膚炎,かぶれ,虫さされ,かゆみ,あせも,じんましん リビメックスコーワ 添付文書 薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。 また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。 今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。 予めご承知ください。

次の