骨髄 穿刺 看護。 腰椎穿刺時の痛みについて、看護師として理解したい|ハテナース

骨髄穿刺の適応と方法、穿刺前後の看護について|ハテナース

骨髄 穿刺 看護

1、骨髄異形成症候群とは 1-1、骨髄の働きと造血のしくみ 骨髄は骨の内側の髄空を埋める組織で、人にとって重要な造血の役割を担っています。 造血とは、全ての血球成分(白血球、赤血球、血小板)を産生することを言います。 骨髄にある造血幹細胞は、全ての血球成分へと分化する能力を有しており、分化を繰り返しながら次第に成熟して、正常な機能を有する成熟血球を作り出します。 また、分化だけではなく、造血幹細胞には自分と同じ細胞を複製する能力があり、自分自身を複製することで血液中における血球の総数を維持しています。 血液の癌と言われる骨髄系の腫瘍は、この造血幹細胞に遺伝子変異を生じ、骨髄系細胞が腫瘍性増殖や形態異常を呈する疾患です。 骨髄系腫瘍は、以下の4つに大別されます。 特有の症状がないため自覚症状に乏しく、健康診断や別の目的で行った採血によって偶然発見されることが多い疾患です。 上の分類において、急性骨髄性白血病は、末梢血で芽球(成熟していない血球)が増えてしまう状態で、「増殖性」の病気です。 一方で、骨髄異形成症候群は、骨髄で「形態異常(異形成)」を呈した血球が増えます。 この異形の血球は、正常な機能を持たない無効造血(アポトーシス)を行い、更に、正常な造血幹細胞の増殖を抑制させ、血液中の正常な血球を不足させてしまいます。 そして、骨髄中の芽球の割合が20%以上になると、急性骨髄性白血病に移行する率が高くなるとされています。 つまり、骨髄異形成症候群は白血病の前段階であるといえます。 1-3、骨髄異形成症候群の症状 骨髄異形成症候群には、特有の症状はありません。 しかし、異形成された血球ばかりが増えると、正常の血球の割合が減少しますから、それぞれの血球が働きを担うことができなくなります。 身体全体に正常な血液細胞を送り出せなくなるため、さまざまな身体の異常を呈してきますが、それぞれの血球の働きが低下した状態=骨髄異形成症候群の症状、となります。 しかし、全ての患者が移植適応にあるわけではなく、患者個々の症状や病態・年齢や健康状態(ADL)、更に患者の求めるQOLを考慮して治療方針を決定します。 治療法は大別すると3つに分けられ、近年では更に緩和ケアがメインとなる経過観察も、選択肢の一つとして挙げられます。 そこで、代表的な予後予測システムとして、IPSS(International Prognostic Scoring System : 国際予後判定システム)とIPSS-R(Revised IPSS : 改訂IPSS)があり、これらの予後因子を組み合わせてリスクを判定します。 (IPSS・IPSS-Rについては、日本新薬が見やすいので参照してください。 )合計スコアがどのリスクに当てはまるかによって、リスクを4分類して予後や急性骨髄性白血病に移行する確率などを予測します。 7 11. 8 中間リスク-1 0-1 3. 5 5. 2 中間リスク-2 1. 5-2 1. 2 1. 8 高リスク 2. 5以上 0. 4 0. 3 大阪市立大学・大学院医学研究科 血液腫瘍制御学 医学部 臨床検査医学 医学部附属病院 血液内科・造血細胞移植科 より抜粋 4、骨髄異形成症候群の看護計画 骨髄異形成症候群は、根治的治療となるものが同種造血幹細胞移植しかなく、臨床の場では化学療法・支持療法を行っている患者の看護にあたることの方が多くなります。 看護師が介入すべき問題としては、症状でもある貧血・易感染状態・出血傾向となります。 今回は、この中で易感染状態に的を絞り、看護計画を立案していきます。 血液データ 2. 骨髄検査データ 3. IPSSスコア 4. 治療内容(G-CFS使用・赤血球輸血・血小板輸血の有無) 5. バイタルサイン 6. 食事摂取量 8. 感染徴候の有無 (咳嗽・喀痰・頭痛・尿混濁・下痢・腹痛・関節炎・筋肉痛皮膚・粘膜の状態等) 9. 患者の疾患に対する理解度 10. 環境整備の徹底により、感染源を排除する 2. 検査データ・症状により、個室へ移動する 3. 医師の指示により、空気清浄器を使用する 4. 室温・湿度を調整する 5. 排泄後の手洗いを徹底する 6. 食事前の手洗いと口腔ケア(出血傾向のひどい場合は口腔清拭)を確認する 7. ADLと安静度に応じた保清の介助を行う (手洗い・歯磨き・含嗽・シャワー浴・清拭・洗髪・陰部洗浄・爪切り等) 8. 骨髄異形成症候群による易感染状態にあることを説明する 2. 感染予防の必要性を説明する 3. 排泄後の手洗い、食事前後の手洗いと口腔ケアを確実に行うよう指導する 4. 家族へ、面会や差し入れ・見舞い品(食べ物等)について指導する まとめ 骨髄異形成症候群は、根治治療が造血幹細胞移植の移植しかないこと、高齢の患者が多いことから、積極的治療を行って完治する患者は、あまり多くありません。 また3大症状である貧血・易感染状態・出血傾向に対する理解が難しく、患者本人が予防することが難しい側面もあります。 看護師は、退院後の生活も見据えた指導など、入院中から関わるようにしていきたいですね。

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腰椎穿刺時の痛みについて、看護師として理解したい|ハテナース

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『看護に生かす検査マニュアル』より転載。 今回は、 穿刺液検査について解説します。 高木 康 昭和大学医学部教授 〈目次〉• 穿刺液検査とはどんな検査か 液検査とは生体内の腔内に貯留した液を穿刺して採取し、種々の性状を検査して診断に役立てる検査である。 穿刺液には胸水、、心嚢液、関節液、卵巣嚢液などがある。 外観、pH、比重、リバルタ反応、蛋白、糖、細菌、微生物、細胞などを検査する。 穿刺液検査の目的• 細胞学的検査、細菌学的検査は病気の確定診断のために行う。 一般的性状、生化学的検査は、穿刺液が滲出液か濾出液かを区別するために行う()。 滲出液:炎症の際にその滲出機転により貯留した液体をいい、比較的濃厚で細胞成分、蛋白質、線維成分が多く含まれている。 濾出液:炎症以外の原因、例えばうっ血、変性、水血症、浮腫などにより濾出した液体をいい、すべての成分が少ない。 表1滲出液と濾出液の鑑別 穿刺液の採取 胸水採取法• 2mLまたは5mL注射器に23〜24針をつけたものを用いる。 穿刺部位は、前腋窩線第5肋間、中腋窩線第6肋間、後腋窩線第7肋間、後腋窩線と肩甲線との中間第8肋間、肩甲線第9肋間を選ぶ。 腹水採取法• 穿刺には注射器に23〜24針をつけたものを用いる。 穿刺部位は一般にMonro-Richterの線(腋窩と左腸骨前上棘を結ぶ線)の中央(Monro点)、またはその外方を選ぶ。 穿刺液検査の実際 一般的性状• 外観:色調(淡黄色、黄色、赤色、血性、緑色など)、清濁(透明、不透明のほか粒状物、微細混濁、結晶の有無)、沈殿、凝固物粗大混濁の有無、臭気、液の性状(漿液性、粘液性、膿性、乳び性)などを観察し、記載する。 濾出性の穿刺液は、濁りがなく淡黄色である。 臭気は細菌感染(特に嫌気性菌)のある場合に強く、悪性腫瘍で細菌感染している場合、強い腐敗臭がある。 1)比重• 穿刺直後に屈折計、比重計で測定する。 2)リバルタ(Rivalta)反応• 200mLのメスシリンダーに水を200mL入れ、酢酸を3~4滴滴下し転倒混和後(数分間放置)、これに穿刺液を1滴液面近くから静かに滴下する。 黒色背景で観察し、濃厚な白濁が速やかに下降し、明らかにメスシリンダーの管底まで白濁が到達した場合は陽性、白濁が下降の途中で消失すれば陰性である。 〈注意〉• 総蛋白が2. を含む穿刺液ではとなることがある。 生化学検査 1)蛋白の定量• 血清蛋白計を用いて屈折率から蛋白量を読み取る()。 正確な濃度を知りたい場合はキングスベリー・クラーク法などにより比色定量する。 図1屈折計• 2)糖質• 濾出液では濃度と近似することが多い。 滲出液では細菌や炎症細胞による解糖作用により低値になる。 3)その他の生化学、免疫血清検査• 疾患鑑別の補助診断として行われる。 癌性胸膜炎では高値にならない。 細胞学的検査• 穿刺液採取後、速やかに遠心して得た沈渣をMay-Giemsa()、Papanicolaou染色()をして鏡検する。 主に胸水、腹水中の腫瘍細胞の病理学的検索として行われる。 図2腺癌細胞(腹水)May-Giemsa染色 図3腺癌細胞(腹水)Papanicolaou染色 細菌学的検査• 無菌的に穿刺した穿刺液を塗抹、染色、鏡検する。 時に培養検査が行われる。 穿刺液検査の穿刺液の処理と保存• 穿刺液検査で注意すべきこと• どこから穿刺したか、穿刺液の種類(腹水、胸水、関節液、卵巣嚢液など)を把握しておく。 各検査項目の必要量を知っておく。 ADA:adenosine deaminase(アデノシンデアミナーゼ)• CEA:carcinoembryonic antigen(癌胎児性抗原)• LDH:lactate dehydrogenase(乳酸脱水素酵素) 本記事は株式会社の提供により掲載しています。 [出典] (編著)高木康/2015年3月刊行/.

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白血病の看護|症状と看護過程における問題、看護計画とケアについて

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ご質問ありがとうございます。 さっそく、骨髄穿刺の目的・適応疾患・骨髄穿刺の準備・穿刺時の介助・前後の看護について説明します。 骨髄穿刺の目的 (1)造血器疾患の診断 適応疾患としては、白血病・再生不良性貧血・多発性骨髄腫・悪性リンパ腫などありますが、その他原因不明の貧血・白血球や血小板の減少・不明熱の診断材料にも行われます。 骨髄穿刺時と骨髄吸引時に強く押されるような感じがある事を再度伝え、実地中に声かけや手を握るなどして不安を軽減する• 骨髄に感染すると重篤な状態になる。 穿刺後すぐに滅菌ガーゼで手で圧迫し5分後に止血の確認をし再消毒をする• 後腸骨稜穿刺後は仰臥位か側臥位にして穿刺部位を圧迫する• 穿刺後30分は安静臥床を促し、穿刺部位の出血はじめ一般状態を観察する• 検査当日は入浴をさける• 約24時間は経過観察をする おわりに.

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